カレーなる隣人

カレー(華麗)なる隣人。それは日々街の至るところで出会ってしまう、すくうカレースプーンの先に映る人間像

於:アナンダ

2008年08月09日 | 隣人(カレー)
覗き見

ここは昨年オープンした横浜の新しいスープカレー屋さん「アナンダ」

横浜駅からだと歩いて10分ほどかかるかもしれないビルの「中2階」にある。

俺は、この中2階という場所が意外と好きである。

なんかその中途半端なところ、
天井が多少低くて穴倉チックな隠れ家のようなところ
映画「マルコビッチの穴」だっけ?なんだか隠された空間、例えばだけど二次元と三次元のハザマみたいなところ

が気に入っているのである。

そこで表の通りを眺めるカウンタでカレーを食べていたら、目の前のとおりをいい歳をしたおっさんがグラサンと大型ヘッドフォンで音楽を聴きながら目の前を横切っていく。おっさんの気分と右手だけは超ノリノリの気分を表していて、その右手はブレイクダンスのように揺れている。

真昼間の大通りで、腕を振りながらノリノリで歩いているおっさんだから、誰だってそこに遭遇さえすれば視界に入ってしまうだろう。そのおっさんだって別に隠そうとしているわけではないだろう。

でも、
この隠し空間中2階から見ている俺としては、一般人が見れないような状況を盗み見しているような気分で、カレーのおかずにしながら贅沢な気分で眺めていた。
中2階は素敵だ!
グリーンカルダモンがキンキンに効いているこのカレーも素敵だ!


★チキンカレー 900円

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