カレーなる隣人

カレー(華麗)なる隣人。それは日々街の至るところで出会ってしまう、すくうカレースプーンの先に映る人間像

於:ドンピエール東京駅

2005年06月27日 | 隣人(カレー)
特製ビーフカレー

「特製」という名前が全てを包括しているこのカレー。特製は1600円に対し、庶民向けに1000円で「和牛カレー」が用意されているが、「特製」の前ではくすんで見える。

しかし我々庶民は、「特製」を即決できない。迷ったあげく「特製」に落ち着いた。
一緒に行った同僚に、「カレーでいくらまで許せる?」と質問。
「まあ、1000円まででしょ」
はっきり言って今回は完全な予算オーバーである。

しかし私は内心嬉しかった。
カレーが1000円まで這い上がってきたのである。
カレー好きにはともかく普通の人が許せるカレーの値段なんて5、600円かと思っていた。
実際私もCoCo壱番屋は普通のルーを目指しているチェーン店としては高いと思っている。
しかしカレーに1000円まで出してもいいと言う人が着実に増えてきている気がする。

ここ最近の大手チェーン店のカレー業態の出店攻勢も、実はカレーが高単価を取れる商品であることを意識してきたからであると考えている。最近のカレーチェーン店は800円~1000円くらいの店が割りとある。

時代は、個性とこだわりの時代。

まんざらカレーにもそんな影響があるやもしれない。
今までのカレーは500円が限界という枠を超え、「こだわり」や「特別」があれば1000円を出してもいいと感じてきている層を狙っているのだ。
そしてカレーなら「こだわり」や「特別感」を付加しやすく、また受け入れやすいメニューだと思う。(カレーマニアは人数も多く社会的にも受け入れられる。一方例えばオムライスマニアがいたとしても数が少なく、友達の間でも受け入れられずらそうな気がしません?)
カレー文化の更なる昇華を祈る~!

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