すがわらの工房日記

東北は岩手県一関市の呉服屋。こつこつと友禅染めをしています。

胡粉の水ぼかし 

2014-12-09 17:11:12 | 友禅
皆さんこんにちは!
こちら岩手県一関市の京呉服すがわらでございます。
東北にある小さな呉服屋ですが、店内の工房らくぜん
きもの屋がきものを作っているんですよー!

現在順調に進んでおります、制作中の黒留袖ですが
本日も経過報告です。

という訳で、前回お話した通り
今回の品物は白色のバランスが非常に重要になりますので
とにかく胡粉(白色)の仕事を慎重に慎重に、
丁寧に進めております。


こんな感じで
胡粉を水でぼかしたりしながら濃淡をつけます。
胡粉っていうのは非常に白く発色しますので
こうする事で生地白の部分が影色に見えて、
奥行きのある優しい濃淡に仕上がるといいなあ。

ほらほら、
濃淡の雰囲気、なんとなくわかりますか?


地の色が入ると効果がよりはっきりしてきます。

迫力を保ちつつ優しい全体感が欲しい。


この調子でちまちま進めます。
鶴も挿しましたよ。古典コテコテ、パワフルな鶴です。




さあ、どんどん頑張るぞう!


京呉服すがわら>では
普段より在庫の品物を多数取り揃えておりますが、

ご要望があれば
白生地からの御誂えも致します。

気になった方、欲しいものがなかなか無いという方、
無いものは作ります。お気軽にご相談ください

一度遊びにいらしてみて下さいねー!



★ 京呉服すがわら ホームページ ★

http://kimono-sugawara.jp/




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