すがわらの工房日記

東北は岩手県一関市の呉服屋。こつこつと友禅染めをしています。

お蚕さん

2017-06-27 15:33:03 | その他
皆さんこんにちはー!

こちら岩手県一ノ関市の京呉服すがわらでございます。

東北にある小さな呉服屋ですが、店内の工房らくぜんで

きもの屋がきものを作っているんですよー!
ひゃっほう!


さてさて、自宅で飼っているお蚕さんは順調に育っているんですが

彼等は非常にお利口さんで、お行儀が良いんです。

蓋の無い箱の中でただ黙々と桑の葉を食べ続けているんです。

ひたすらに肥え太るお蚕さん達。


そんなある日、昨日なんですが

「さあ、今日もお蚕さんは元気にしてたかなー?」←(子供)

と子供と一緒に玄関を開けると

「あ、あわわひーーーーっ!」←(私)

お蚕さんが、お蚕さんが、這い出してる、這いまわってるぅ、ぅぐぅ、ぶくぶく。

どうやらその日が訪れたらしく、

お蚕さん達は繭になるべく適所を求めて彷徨いだしてたんですね、

緩慢な躍動感が怖い、だれか助けて下さい。

息子よ、そこにいるお蚕さんを箱に戻してあげて、早く、早くー!


とりあえず子供にお蚕さんをなだめてもらい

大慌てでマンション施工を開始です。


実は先日、私が講師をさせて頂いているヘアモード学院で

蚕の飼育経験のある生徒さんがいて、アドバイスを頂いていたのです。

蚕の最終段階にはマンションを設置するのだよと、
なるほど今がその時か。


子供と一緒に急ピッチで建設です、急げ。


こんな感じでいいのかな?材料は段ボール。



出来たら早速設置です。突貫工事。



こうして世話を焼いてる私ですが、本当に苦手で、もう限界です。
走って逃げだしたい。

高級タワーマンション設置完了です。

何か団地っぽいな。


お蚕さん達はお気に入りの部屋を求めて次々に入居が決まります。

やはり高層階が人気の様ですね、あと角部屋も。

部屋の争奪戦も勃発し、妥協して同居を決め込む方もいらっしゃいます。
今どきはシェアって言うんですか、そうですか。

まだ部屋数足りないけど、とりあえず一段落です。
あと二~三棟くらい建設しないといけないかな



そんなこんなで我が家の昨夜はちょっとした大騒動でした

あ、仕事もちゃんとやってますよー!


京呉服すがわらは東北の小さな呉服屋ですが、

着物が好きな方、楽しくお召しになりたい方のお手伝いを一生懸命しています。

気になった方はどうぞお気軽にお問合せ下さいねー。


京呉服すがわら ホームページ

http://kimono-sugawara.jp/


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引き裾訪問着制作中、お蚕さんも飼育中

2017-06-21 21:26:50 | 友禅
皆さんこんにちは

こちら岩手県一ノ関市の京呉服すがわらでございます。

東北にある小さな呉服屋ですが、店内の工房らくぜんで

きもの屋がきものを作っているんですよー!
イエイ!


さてさて、
現在工房では訪問着を2着、同時進行してるんですが

片方は糸目友禅で、もう片方は生地に直に描き込む予定の引き裾の訪問着

どちらも総柄で気合の入った作品です。


こちらは直に描く方の訪問着
図案を見ながら白生地の仮り絵羽に藍花でアタリを付けています。

一発で決めないといけない仕事なので、下準備は入念に行っています。
ここんとこもうずっとこれに掛り切りです。

明日辺りから染料と墨でいよいよ本番に入る予定です。


それはさて置き

こちら一関市でもちらほら養蚕をやっているんですね

地元でもそうして絹糸を生産している方々がいらっしゃるからこそ、きものの文化も受け継がれて

私もこういう仕事が出来ているのだよなあ、等と誇らしくも感慨深くも思っておるのですが、

ひょんなご縁で

「お蚕さんを育ててみる?」なんて声がかかりまして

子供が「うん、ボク飼う!」なんて言ったもんだから

どんぶり一杯頂いたんですけど、数え方それで良いんでしょうかね?


そんなこんなで
バーン!

今 我が家の玄関でこのように育てているのですよ。

最初は一センチもあるか無いかくらいの小さい芋虫だったんですが、

みるみる大きくなるから手狭になって箱が増えていったんです。

もうね、毎日毎日食べる食べる!桑の葉をバリバリ喰うんですよ!!

朝晩近辺から桑の葉採って来てあげて、いくらあっても足りないくらいです

ずい分育って、今は7~8センチ、小指くらいになりました。

うひぃ~ぃぃぃぃ、


実は私、この手の芋虫毛虫の類はどうしようも無く苦手なんです。

苦手なんですが、子供が喜んで世話しているので良いんですが、

私も手伝わないといけないし、結局は私がお世話しているんですけど、怖いです。

でも彼等は絹糸を生みだす尊い虫なのだと、お蚕さんなのだと自分に言い聞かせて

なんとかお世話している私、頑張れ私。

でもこれ100匹以上いるんですぅぅ。←泣いてる


京呉服すがわらは東北の小さな呉服屋ですが、

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