皆さんこんにちは!
今年も残すところあとわずかとなってきましたが
炬燵で湯豆腐がもう、たまらなく幸せな私。
こちら岩手県一ノ関市にある京呉服すがわらでございます。
東北にある小さな呉服屋ですが、店内の工房らくぜんで
ちょうど一週間前ちょっと変わったご依頼を頂きまして、
これはもう大変ありがたい事であります。
やった事ない仕事、私は大好物です。
まず、よくよくお話を聞けば、
ご着用が25日、んん!?
来月の12月25日です、いくらも時間が無いですね、あわわわ大変だ!
早速その場で図案用紙にぐりぐり描きながらお客様のお話を聞きます。
ご注文頂いた品物は友禅染の袋帯、お題は藤です。
希望の色やイメージ、着用なさるシチュエーションや、締め方、
色々描いて、方針が決定したら早速本下図の作成です。
イメージのメモとか、あっちこっち色々描きながら進めるので
辺りは図案用紙でバサバサですが
とにかく、きっちりかっちり描き込みます。
出来た順番に下図を渡し糸目を引いてもらいます。
この時、まだ私は横で手先の部分の図案を描いています。
今回ご依頼の帯は、お舞台での舞で締められるのだそうで、
締め方も特殊で、柄の入れ方もそれに合わせないといけません。
何より、華やかにたくさん描かなきゃいけないんですよ、ドキドキ。
前の柄の幅だけで80センチくらいあります。
頑張って糸目を引いてもらいます。
前の部分が終わって、今お太鼓に入ったところですね。
お太鼓の柄は何しろ豪華です。
・・・・間に合うんだろうか、ドキドキします。
下図を全て描き終えて私は
八掛のワンポイントを描いています。
当店にてお買い上げいただいた附下の八掛に
ちょっとしたおまけを付けてさしあげるのです。
表地の附下の模様の一部を描いています。
ちらりと見える小粋なオシャレですね。
こんな感じ
もう一つは
ペットの愛犬です。
白大島にあわせる淡いグレーの八掛に描いてます。
写真を見ながら頑張って似せます。
出来ました。
ワン ワン!
糸目がんばれー!