元SONIA店長のブログ

玉響店長がSONIAで店長をしてたときのブログです!

ありがとうは続く

2010-12-20 00:27:06 | 店舗改革
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昨日、最近TWITTERで仲良くなったお客さんがお嬢さんと知人の方とで
予約の上でご来店。
女性三名ではあるもののオーダーが凄まじく、シェフもちょっとたじたじ。
そのかいあってか、目面しい料理の数々を堪能されたようだ。

そのお客さんはいつもお店を気に掛けてくれる。
とても嬉しいことだし、なぜ、見ず知らずのお店の事をここまで気に掛けてくださる
のかと不思議に思ってしまうほど。

私自信、そのお客さんの事は大好きだ。
話をしていてもとても楽しいし、そのお客さんも猫が大好き。
笑えるほど猫が大好きな美食家さんだ。
職場がもっと近ければいいのになと思う。
いつでも、ゆるんで行ってくださいとつくづく思う。

帰り際とても可愛らしいクリスマスプレゼントまで頂いてしまった。






いやー!ありがとうは続く。


このお客さんのようにいろんなお店を回って、お店を観察し、料理を食べて、
そしてお店の未来や現状を気にしてくれる人たちが居るのを私はSONIAに
勤めるまで知らなかった。

”TWITTER”や”BLOG”などWEB上で自らが感じたままを活字にして
そして表現する人達。

自分も好きなお店をみんなに教えたいと以前、自分のホームページで紹介
したことがあったけど、それはあくまで顧客としての立場での話。

ちょっとというか、大分視点が違う。

WEBというキャンパスに”TWITTER”などの筆を使って、店の営業の事やら、
あるべき姿、そして批評と様々な観点で客観的に表現してくれる。

その言葉ひとつひとつが笑いあり、そして涙あり、というか学ぶことの泉なんだ。

どこのお店のカレーがこうだったとか、食材やスパイスがこうだったとか、プライス
がいくら位だったとか、再訪確実ですとか、二度と来ることはないと思うけど...とか
いろんな内容で、表現方法や写真の撮影方法など本当に情報のるつぼ。

かくゆう私も彼ら、彼女らのブログを見て、一人笑ったり、こうならんようにしないと
と戒めになってる。

本当に色々なものを見ている人たちの言葉の重みは多分、普通の読者よりお店
に勤務している人の方が重く受け取ってると思う。

そんな彼らとの出会いはとても楽しい。
わが事の様にお店を考えてくれる。

たかが食事、されど食事である。

一度しかそのお店に行かないブロガーさんも居るだろう。
うちの店なんて一度じゃわからんよと思っても、一期一会のお客さんは沢山存在
するはず。
だから、一瞬でもサービスに気を緩めちゃいかんよと戒められる。

私にはいい事だし、励みになる。
お店にとって、悪いことを書かれていることがあるけど、それはお店にとっていいことだ。
「おいしかったです。また行かせて頂きます」だけのメッセより、心に残ったメッセがある。

「おしゃれでもない、美味しいというわけでもない、まずくもない、安いわけでもない」
これは食べログに書かれた批評。

私は思う。

お店の現状をその瞬間を切り取って評価してもらえるのはとても有難いことだ。
しかも、先方はお金を払ってくれてるわけで。
企業であれば、”第三者評価”なんかを使って、お金を払って現状の把握や客観的な評価
をして貰うじゃない。
それがそのままユーザーからいただける訳で、さらには大体、来店されたその日にネタになるのだ。

問題点があることに気付かされ、改善をしていくことができるなんて本当に有難い。

そういえば思い出した。

1月にSONIAに来たとき、よく言われた言葉がある。

「以前、この店で本当に不快な思いをさせられました。」

ま、確かに以前のSONIAはよく知らんけど、最悪な店だったことは間違いないと思う。
だって、お昼に30人位しか使われていなかったから。

衛生面でも、サービス面でも、味でも、ひとつとしていいところが見出せなかった着任当初。

でも、その批評から始まった建て直しの原点は、お客さんのきつい一言、一言だったはずだ。

今、まさに原点に帰って見落としを確認せねばと思う。

だって、大切な常連のお客さんがこんなに増えたんだから。

それがWEBという世界を通じて三次元的な出会いを生み、その中で批評を受けられるなんて
とても幸せな事だと思う。

出会いといえば。
私のBLOGを読んでます!って言う同業者も多いみたい。(笑

表現がストレートだから。
その状況がわかるんだろうなー。
外国人スタッフと仕事をする事は決して面白いことばかりではない上にに、感動は小さいんだ。
ただ、お店という立場上、スタッフだけが絡みの対象ではないので、私は今までもってる感じ。

ただ、憎たらしい!とも思っていないのも事実。

でも、腹立つ事もしばしば。
ハラハラすることも度々。
それでも仕事が面白いのは、お客さんと今のスタッフがいるから。

別に私自身、インド料理に凄い興味あるのかと言われれば、ブロガーさんみたいにインドへ行かれたり、
毎日のようにエスニックな食事を探求し続けるキャラでは無いのが事実。

ジャンルはどうでもよかったんですよ。

フロアにたってサービスができれば。
そのレストランがインド料理を出してたってだけだから。

でも、SONIAのインド料理は美味しいと思う。一年間まかないはカレーだけだったけど、嫌ではない。
ただ、蕎麦屋のカレーライスみたいのが一番好きではあるけれど、インドのカレーはちょっと違う次元の
ものだから比べようがない。

今度、始めて両親をお店に呼ぶんだ。
両親も私が飲食業をやりたいと思っていたことは知ってるけど、正直不安定な職業に
何で今更と考えていたことは否めない。

いつも普通の次元では考えられない世界にいる息子を心配している。(笑

ただ、私は正直誰の言うことも聞かないキャラだ。
自分の感覚だけで今まで生きてきたから。

以前居た職場でも、上司の誰もリスペクトしたことがない。
欠点のない人間なんて存在しないと思うけど、それを見つけた瞬間、あれっ?って思ってしまう。
結局、自分を子飼いにできる上司は誰も居なかった。

仕事をしても誰にも負ける気がしなかったし、考えを改めてまで妥協するなんて仕事の仕方も知らない。
でかい仕事をやり終える度に「やりがいを無くして真っ白」になっちゃう。

結構、笑えるどうしようもない奴。それが私だ。

必要でないと思うやりたくない事は基本やらない、必要とあらば睡眠なんてそっちのけでいつまでも仕事をしてしまう。
とにかく心配性で仕事を進めれば、どこまでも手を広げて物を考えてしまう。
壁は徹底的に排除する為に、敵は多いし、誰であろうと頭は下げない。

昔、面接で自分を言葉で表現するならばと聞かれて

「長いものには巻かれない奴です」と平然と答えていたバカ野郎だ。(笑

でも、これだけは負けない自負がある。

自分の好きな人間にはどこまで親切になれることだ。

それが今はお客さんなんだ。
よかった。(ホッ

こんな奴がやってるSONIAなのに”ありがとう”は続く。

心あるサービスはいつか報われるはずだから、焦ってはいない。
ただ、自然体でいるだけだ。

これだけは言える。
SONIAのお客さんはいい人ばっかしだ。



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