観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「保険」「相続」「医者の給与」「国民年金」を考察する予定。

ちょっとした日記

2017-06-21 08:01:20 | 日記
筆者は自分がこれまでブログで書いてきた立場を更に進めるために自民党に入党しました。安倍政権のやることはなるほどと思うことが多い。自分の考え方に近い政党を支持するのが政治の常道です。

これまでブログを書いてきて特に利益があったということもありませんが(妙に騒々しくはなったかもしれません)(零細ブログで申し訳ありません)、党員がひとり増えたからといって、自民党が困るようなことは何もないでしょう。一国民の立場で結果的に支持をしてきただけです(政権交代前から、自民党野党時代を通じて民進側を支持したことは一度もありません)し、考えること自体楽しんでやったので、特に後悔もありませんが、フェイクニュースに惑わされていた側面はあるかもしれません。勿論政治家になりたいと目覚めた訳でも、選挙運動や党勢拡大の活動に目覚めた訳でもありません(自民党が求める党員像とは異なるかもしれません)。もう少し自分の目で見る、出所確かな情報に拠ることに舵を切っただけですね。

それが筆者の保守的あり方です。

旧仮名遣いに戻すのが保守か

2017-06-21 06:54:58 | 日記
歴史的仮名遣(ウィキペディア)

>現行の「現代仮名遣い」の見直しを含む国語改革と歴史的仮名遣の復権を主張する者は今も残る。作家では阿川弘之、丸谷才一、大岡信、高森明勅等、学者では小堀桂一郎、中村粲、長谷川三千子等がそれであり、井上ひさし[2]や山崎正和にも歴史的仮名遣によって発表された著作がある。

旧仮名遣いに戻すのが保守とは思わないんですよね。筆者は。確かにぽいイメージはあるかもしれませんが。

というのも旧仮名遣いに戻して古い文献が読み易くなったところで、現代の膨大な現代仮名遣いの文献が読み難くなります。そもそも古語というのも一定ではありません。上代日本語(ウィキペディア)と中古日本語(ウィキペディア)は違います。旧仮名遣いに戻したところで、日本書紀(ウィキペディア)こそが日本の源流!漢文に戻せ!って言われたらどうするんですかね?

古い時代の良い部分を参考にするのはいいと思います。ですが、現代を捨てて古い時代に戻るのは寧ろ革新的です。良くない革新だと思いますけどね。今あるものを守り、時代の変化に対応するのが保守でしょう。保守反動(はてなキーワード)は左派の悪口に過ぎません。

>昔の政治体制に戻そうとする政治思想およびその勢力。左翼、リベラルとされる側が批判的に用いることが多く、自称として用いることは少ない(彼らは概ね保守と自称する)。現代の日本においては、戦後民主主義を否定し第二次世界大戦前の大日本帝国を肯定する考えやそれら勢力を指す。

筆者は戦後民主主義で育ったので、民主主義の価値観を守ることが保守だと思っています。民主主義じゃなくしていこうってのは保守的心性と思いませんけどね。良くないところを改革していくのは当然で具体的にああだこうだは書いている訳ですが、左派の設定した保守反動の枠組みにおさまるつもりは全然ありません。戦前もしも民主主義を上手く使いこなせていなかったら、上手に使いこなしていくだけの話です。今が民主主義体制だからです。

時代の流れには対応しなければなりません。自民党の憲法改正草案に対する批判が結構あるのも(ケント・ギルバートさんなんかも批判していますね)、戦後守られてきた価値観(権利)を「戦前的な」道徳に置き換えているように見えるからでしょう。第二次安倍政権が支持されているのもそこらへんだと思います(海外からはリベラル認定され、国際協調!などと言っています)。戦後生まれ戦後育ちは多数派でしょう。保守派はそこを忘れてはなりません。

明治維新のようなレジームチェンジを必ずしも筆者は求めませんが、民衆がそれを求めることもあるでしょう。今はおちおちしていると、選挙でそうなります。レジームチェンジを否定するためにレジームチェンジをするのは矛盾でしょう。そもそも何処まで?と言う問題があります。旧体制に属していた人はそれでいいかもしれませんが、新しい時代に生まれた人がそれに賛同することはないでしょう。起こってしまったレジームチェンジを認めるのも保守の立場だと筆者は思います。それは反省したり古い時代を参考にしたり文化を守ったりそういうことが出来なくなることを意味しません。

小池都知事が都議選で掲げるのはきっと「刷新」

2017-06-21 05:50:43 | 政局・政治情勢
大艦巨砲主義が豊洲を築地と呼べば一石二鳥ではい解決(意訳)みたいなことを書いていてワロタ。

それはともかく小池都知事の都議選での戦略は見え見えですよね。「刷新」です。マクロン氏がこれで下院選を勝ちましたからね。事前の圧勝予想よりは伸びなかったようですが、新党が5割を超えたのはやはり快挙でしょう。

新風への期待映す仏下院選(日経 2017/6/13 2:30)

>マクロン氏は39歳と若く、政治や外交の経験も限られていたが、米ロ首脳などとの会談で堂々と渡り合う印象を与えたようだ。組閣では右派と左派のバランスを取るなど、力強さや巧みさをアピールできたことなどが、勝利をもたらす要因になったとみられる。

>長年交代で政権を担ってきた右派の共和党と左派の社会党は議席を大きく減らす見通しだ。新興の中道勢力が二大政党に代わって政権と議会を握る異例の事態は、変革への決め手を欠く既成政党に失望し、政治に新しい風を望む有権者の空気を反映したものだろう。

仏下院選1回投票、マクロン氏の新党が圧勝へ 投票率は過去最低(ロイター 2017年 06月 12日 09:39)

>世論調査によると、マクロン氏が率いるLREM系は来週18日の第2回投票を経て全577議席の4分の3相当を確保する可能性がある。これによりマクロン氏は、規制緩和など企業寄りの改革を掲げた選挙公約を実行に移す強力な権限を得ることになる。

フランスは社会主義的ですからね。的確な改革でしょう。まあ4分の3は行きませんでしたが、事前に圧勝予想が出ると、ブレーキがかかりますから、こんなもんでしょう。半分超えてれば十分やれます。

マクロン政権、国内政治の刷新確約 「真の勝利は5年後」(ロイター 2017年 06月 19日 17:32)

仏下院議会選 マクロン新党が単独過半数確保 投票率は過去最低(NHKニュース 6月19日 10時36分)

>フランスの前の政権与党で中道左派の社会党のカンバデリス党首は、議会で社会党が200議席以上を減らす見通しとなったことについて、「完敗だ。左派はすべてを見直して改革していかねばならない」と述べ、党首を辞任すると表明しました。

右派も完敗でしたが、左派も完敗ですね。既存政党は信頼を得ていかないとこういうことになります。ある意味、共和党主流派と対立するトランプ勝利と同じことでしょう。保守派はシッカリしないと有権者に見放されることもあるんだよなぁ・・・。刷新は脅威なところがあります。

まぁマクロン氏はおめでとうですよね。新人大統領で政権基盤もないとにっちもさっちも行かなくなります。トランプも苦戦していますし。共和党内の対立が治まればいいんですけどねぇ・・・。

都議選では都民ファーストに躍進されても(批判してきた筆者は)困りますが、都民がいい選択をするのが一番。何か新しい政策が出てくるのか注目したいと思います。