星・宙・標石・之波太(しばた)

星、宇宙、標石、之波太(しばた:柴田)をこよなく愛するサイト。

三角点・清水原・蔵王町

2012-09-23 20:58:29 | 標石
今回の四等三角点は、刈田郡蔵王町大字遠刈田温泉にあります。

点名:清水原(しみずはら)
種別:四等三角点
基準点コード:TR45740145401
緯度: 38度08分05.2320秒
経度:140度32分49.4342秒
標高:526.90m
所在地:刈田郡蔵王町大字遠刈田温泉字清水原1-1
備考:昭和59年1月に標石が設置されている。
撮影:2011年5月31日


三角点は、京成電鉄が分譲した別荘地にあったものと思われます


GPSの位置情報から蔵王町水道施設付近です。
施設内関係者以外立入禁止となっています
   

【四等三角点(清水原)・亡失】
点の記によると、2010年3月5日、亡失となっています
国土地理院の方が現地調査を行い、確認できず、亡失と判断したものと思います
管理人は、2011年5月31日撮影です




天地明察2

2012-09-23 17:38:56 | 
映画「天地明察」の第2弾です。
9月4日朝日新聞に全面広告が載りました。













映画の字幕には、「すべて史実に基づいたものでは
ありません、創作も含まれます・・・・」等が
流れていました。

今年は、天文ゴールデンイヤー。
5月21日:金環日食
6月 9日:金星の太陽面通過
8月14日:金星食

これら大変珍しい三大天文現象が見られた年でもあることから、
最後のクライマックスに
当時使われていた「大統暦」と安井算哲の「大和暦」の日食勝負が
暦を司る朝廷のある京都で行われました。
「大統暦:日食無」、「大和暦:日食有」
結果は・・・・・。

当時の暦は、
・大統暦(だいとうれき)1684年3月3日から採用
・大和暦(やまとれき)1684年10月29日に採用が決定、
 当時の元号にもとづき、貞亨暦(じょうきょうれき)と名前を
 改め、1685年より施行された。

皆既日食は、1684年3月3日から1684年10月29日の間、
京都で見られたことになります。

過去から未来の日食・月食等を計算するサイトがあります。
ここで計算してみました。

http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~x10553/
北海道大学
地球上どこでも
日食・月食・星食情報データベース
A database of solar eclipse, lunar eclipse and occultation

残念ながら、この間に皆既日食は起きていません。

安井算哲は、寛永16年(1639年)に生まれ、
正徳5年(1715年)に逝去しています。
この間の皆既日食を上記サイトで計算しました。

1666.7.2夕方 九州で金環食
1730.7.15午後 京都で金環食
1742.6.3早朝 九州、四国、中国、北陸で皆既食

生前は、皆既食、金環食とも見ていません。
没後、27年過ぎてから九州、四国、中国、北陸地方で皆既日食が見られました。



●史実にもとづいていませんが、さすが脚本家です。
 クライマックスに、皆既日食が起きるか二つの暦の勝負と
 天文ゴールデンイヤーで全国的に見られた金環日食が
 重なって見ごたえがありました。
 (管理人の感想です)