星・宙・標石・之波太(しばた)

星、宇宙、標石、之波太(しばた:柴田)をこよなく愛するサイト。

太陽の村・星を見る会2302

2023-02-28 22:25:25 | 
毎月第4火曜日は、柴田町自然休養村太陽の村で星を見る会の開催です。
 

告知は、広報しばたお知らせ版2月15日号で行っています。

1月から太陽の家屋上の望遠鏡格納小屋の修繕工事を行っていて、まだ完了していないので

屋上に上がらず、駐車場の端に管理人の望遠鏡を出して星を見る会を行いました。

18時45分頃太陽の村到着、望遠鏡をセットします。

西の空に木星、金星が見えます。低いところに雲がかかっていて間もなく見えなくなります。

早く来られた方には見ていただきました。

その後、月、火星、ベテルギウス、シリウス、プロキオン、M42、M45、M41、ミザールを

次から次へと自動導入して見ていただきました。

お客さん:船迫小学校6学年の児童・3家族7人。そのほか2人の計9人。

スタッフ:3人。

SQM値:17.15

第4火曜日が2月28日なのは2017年以来です。

 

 

 

 


仙南ふるさとC-Mグランプリ審査会2023

2023-02-27 22:59:46 | 仙南地区

仙南ふるさとC-M(コミュニティメディア)グランプリの審査会が

午後えずこホールで開催された。

令和4年度 第45回 仙南地区自作視聴覚教材発表会です。

作品応募締切は1月27日でした。

しばた100選活用チームは、紙しばい部門にエントリーしました。

えずこホールの審査会場

審査員4名の前で紙しばい「船岡の慈父 飯淵七三郎物語」を読みました。

紙しばい部門は我がチームの他はいませんでした。

3月11日(土)、上映会及び成績発表・授賞式が行われます。

 

 


シオガマゾウ

2023-02-26 23:32:48 | 之波太:柴田

河北新報2月26日、河北春秋

宮城にもかつて、野生のゾウがいた。約2000万年前にはシオガマゾウ、500万年前には

センダイゾウ。実物大の復元模型が仙台市博物館にある。センダイゾウは体高2.8m、

体長5.5m。白い牙が上向きに反って伸びる。牙は樹皮を剥ぐ道具になり、武器にもなる。

最も古いゾウの仲間には牙がなく、生き残るのに有利になるよう太く長く進化した。

 

2015.9.16

文化遺産巡り「柴田町で発掘されたミヨコ象・シオガマ象」があり、東北大学総合学術博物館で

発掘された顎や歯を見てきた。

ミヨコ象 - 星・宙・標石・之波太(しばた) (goo.ne.jp)

和名:シオガマゾウ、学名:Eostegodon pseudolatidens

左:下顎、右:上顎、産地:宮城県船岡町、中新世

中央:臼歯、産地:宮城県塩釜市、新生代中新世

復元模型

 

船岡海軍火薬廠の追想録には次の記述がある。

(20)象の化石

第22工場建設工事中、スラゴトン象の歯の化石数個が発見された。現物並びに記録は東北大学

理学部にあるはずであるが、写真並びに記録は、昭和18年天皇陛下の御覧に供したはずである。

石巻、仙台等で象歯の化石が発見された事はあるが、何れも1個であってスラゴトンではなく、

又数個綴っていることは稀であり、スラゴトンはめずらしいとされている。丁度この地方が、

北方来と南方来の象が交錯していたところではないかとのことで、約1千万年前のものであろう

とのことである。(塚本寿雄・記)

(見砂一郎氏はプロステゴドンと記している)

 

シオガマゾウの発見の経緯・場所や保存されている博物館等について来年度連続講座で詳しく話す予定である。


小惑星 2023 CX1 に伴う隕石

2023-02-25 23:09:29 | 

日本スペースガード協会の会員向けに次のメールが流れた。

会員各位

小惑星 2023 CX1 に伴う隕石のその後の状況です。

隕石はフランス、ノルマンディーで発見・採集されています。

 IMO https://www.imo.net/

Bourville,Normandy,France(Asteroid2023CX1) https://www.strewnify.com/y20230213_02z_31u/

American Meteor Society https://www.amsmeteors.org/2023/02/mid-february-fireballs-three-different-meteorite-falls-recovered-in-three-days/

Vigie Ciel Analysis https://www.vigie-ciel.org/2023/02/14/4964/

UKMONOrbitalAnalysis https://archive.ukmeteornetwork.co.uk/reports/2023/orbits/202302/20230213/20230213_025913.678_UK/index.html

AMS Event 937-2023 https://www.strewnify.com/y20230213_02z_31u/

MPEC 2023-C103 : 2023 CX1 https://minorplanetcenter.net/mpec/K23/K23CA3.html

 

Fripon/Vigie-Cielチームは、隕石と天文学愛好家の支援を受けて、本日(2月15日)、ディエップと

ドゥードヴィルの間のノルマンディーで隕石の回収を開始し、1月13日02時間59分UTに2023CX3小惑星

大気圏突入に関連する可能性のある隕石の破片を回収することを望んでいます。

監視された隕石落下帯は、ピーター・ジェニスケンス(SETI研究所、午後に現場に到着)、

デニス・ヴィダ(カナダ、UWO)、ハドリアン・デヴィルポワ(DFN – オーストラリア)が

アマチュアのビデオと写真から計算した軌道と散らばったフィールドに基づいており、

FRIPONの記録と組み合わされています。

彼らが2023 CX1の破片を探し始めてから数時間後、午後の終わりに、畑で黒い岩片が

見つかりました(図1)。分析の結果、2011年のドラヴェイユ落下以来初めてのフランスの

隕石であり、2023CX1フラグメントシリーズの最初の隕石であることが確認されました。

図1 2023 CX1から最初に回収された隕石。クレジット:FRIPON/Vigie-Ciel

 

【図2: 落下が事前に観測されたことのある小惑星の一覧。この表には、正式に

小惑星として登録されている7例に加え、小惑星として登録されていない3例が含まれている。 】

 

2月14日、小惑星2023CX1 当サイトの記事

小惑星2023CX1が地球大気圏に突入 - 星・宙・標石・之波太(しばた) (goo.ne.jp)

 


ユリウス日、2460000日となる

2023-02-24 23:53:19 | 

本日、2月24日21時にユリウス日が2460000日になりました。

ユリウス日とは、ユリウス暦を-4712年1(紀元前4713年)1月1日まで遡って適用し、そこから

数えた経過日数を指します。

今、私達が使っている暦は太陽暦 (グレゴリオ暦)です。しかし、太陰暦(月の満ち欠けを

基準にした暦 )を使っている国や、日本でも明治 5 年までは太陰太陽暦を使っていました。

このように国々や時代によって、異なったさまざまな暦が使用されていると、同じ日付でも

暦によって別の日を指していることがあります。このような混乱を防止する目的や長い年月に

わたる日数の計算を容易にするために、 ユリウス日(Julian Date : JD)が考案されました。

たとえば、起点である-4712年1月1日は0日、グレゴリオ暦の2000年1月1日は245 1545日となる。

ユリウス日を使えば日付がどんな暦にもとづくのか悩む必要もなくなるし、連続的だから長期に

わたる日数計算などにも都合がよい。日付が長期にわたり連続するので、日数計算やさまざまな

暦の関連付けなど、幅広く使われています。

【ユリウス周期】

-4712年というのは中途半端に思われるだろうが、これは16世紀にフランスのスカリゲルが提案

したユリウス周期2の起点にあたる。ユリウス周期とは、日付と曜日がそろう28年周期、日付と

月の満ち欠けがほぼそろう19年周期、古代ローマの課税周期である15年周期をかけ合わせたもので、

7980年 (=28×19×15) という長さの周期である。各周期の何年目かがわかればこの範囲内で一意に

年を特定でき、すべての周期が1年目という年を探すと、それが-4712年となる。

たいていの史実はこれより後であり、次の周期に入るのは3268年だから、年代学的には便利という

ことだろう。これをイギリスのジョン・ハーシェルが応用し、-4712年からの日数を数えるという

概念や計算方法を紹介したことで、徐々に天文学者の間で広まっていった。

【時刻を含むユリウス日】

ユリウス日に小数をつけて時刻の情報を含めることもでき、その場合は-4712年1月1日正午を0.0日と

した経過日数となる。

正午を起点とするのは天体観測の途中で日付が変わらないようにした天文時の名残である。

一方、ユリウス日は一般にとても大きな数となるうえ、正午が基準というわかりにくさもある。

そこで、ユリウス日から240 0000.5を引いた修正ユリウス日(MJD)が使われることも多い。

こちらは1858年11月17日正子を0.0日とした経過日数となっている。

 MJD = JD - 240 0000.5