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応用力の無い代表

2010-04-08 01:23:00 | サッカー


 サッカーには色々な状況がある。なので普通のチームであればそういった色々な状況にならないように試合に入る。つまり慣れ親しんだ状況での試合時間を出来るだけ長く作る。


 


セルビアは自陣のゴール前のスペースを埋めて一人一人が広いカバーを敷いて来た。これは身長が高く足も長いという特性を生かしてきたわけだ。これだといつ攻撃されようともほとんど隙が無い。あとは相手が隙を探してボールをぐるぐると回している間にミスをしてくれるのを待つだけだ。


 


いつもの状況に持ち込んだセルビア。


 


では国内組の多い、つまりほとんどこんな大きな選手を相手にした状況など知らない日本代表はどうかと言えば当然ながらいきなり未知の状況だ。もう最初から「どうしたらいいの?どうしたらいいの?」という事態に直面したわけで打つ手がなさそうな攻撃に隙だらけの守備であった。


 


以前の代表なら鈴木隆行という殆どゴール出来ないがゴール前に張っている選手がいて彼にボールを預けることで中に切れ込んだりファールをもらったりして日本のいつもの状況に持ち込めたのだが…。


 


要は今の代表は絵に描いた餅の構想図は非常に志が高いのだが当然相手は相手で自分の慣れた状況でやりたいわけで「じゃあお宅のホームですしそちらがやりたい状況でやりましょうか。え?ガンガンにこちらが攻撃して欲しい?そこでボールを奪って人とボールが流動性を持ってゴールまで持ち込みたい?分りました、それでいきましょう」などとなるわけがない。


 


特にW杯に出てくるレベルであればこれが当たり前なわけで今の代表はある状況意外はてんでダメなんだろうなあ、と。未知の状況が凄い多いチームなんだろうと。あとはW杯で日本の餅状況に偶然なっちゃった超ラッキーを祈るしかないだろうと思う。




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