名前とカバーのイラストだけで買った文庫本です。
主人公とその仲間たちは、ほとんど僕と変わらない時期の高校生時代を過ごしたようです。私の場合そこまで「弾けて」はいませんでしたが、十分に理解できる出来事ばっかりで懐かしく楽しむことができた一冊です。
作者の原田宗典さんの妹は「キネマの神様」などで有名な原田マハさんだという事は、後で知ったことです。お父様は一般的なサラリーマンという事ですので、育てられた環境とかじゃなく兄弟がそれって持っている遺伝的な才能なのでしょうね。
読み進むとどこまでが自伝で、この話はフィクションなのか?わからなくなりましたが、あまり考えないで文章を楽しみました。
もう一冊。
バイクに乗る落語家さんがいても何もおかしなことはないのですが、高座を演じている姿からは想像できません。ヤマハXJ750-Eが愛車だったそうでよけいに親近感がわきました。一年ほど前に81歳で亡くなったそうです。
まだ読んではいませんが、北海道ツーリングのお話がおもしろそう。