＊中国が仏2位の、航空会社の大株主で、仏～アフリカ路線を共同運航に持ち込み、中国路線に繫ぐ、これって一種の,軍事的同盟に近いのでは、中国の世界性のレベルは日本を上回る質的な密室性がある?
中国４大航空の海航集団、仏エーグル・アズール株式４８％取得へ 欧州航空への出資は中国初
＊毎日中国経済2012年10月24日07時47分
【新華社】中国４大航空グループの一つである海航集団（ＨＮＡグループ）は２３日、仏航空会社エーグル・アズールの株式４８％を取得し、仏Ｇｏ Ｆａｓｔに次ぐ第２株主になったと発表した。中国の航空会社が欧州の航空会社に出資するのは初めて。
海航集団は、傘下の海航航空控股有限公司を通じてエーグル・アズール株４８％を取得する手続きを完了した。双方が締結した契約に基づくと、エーグル・アズールは５人の代表から組織される執行委員会を最高管理機関とし、海航集団はその２席を占める。また、海航集団が１人の執行委員を指名して、エーグル・アズールの副社長を兼任させるとともに、副ＣＦＯを１人選任できる。
Ｇｏ Ｆａｓｔはフランスの大手グループ企業で、物流、航空、観光を主力事業とする。海航集団董事局の譚向東取締役は、「Ｇｏ Ｆａｓｔとの提携は海航集団の国際化を促進すると同時に、中仏両国企業が事業協力に成功した実証になる」と語った。
エーグル・アズールの大株主との協議により、エーグル・アズールはエアバス社のＡ３３０型機を２機導入し、フランス・パリ～中国・北京の航空便を開通する計画。北アフリカ、西アフリカなどのフランス～アフリカ路線の開拓も続け、アジア、欧州、アフリカを結ぶ航空路ネットワークを構築する構えだ。
エーグル・アズールは４５０人の従業員を抱え、パリ・オルリー空港とシャルル・ド・ゴール国際空港をベース空港とする。Ａ３２０機を１２機保有し、国内からアルジェリアなどまで、内外３０の空港に乗り入れている。２０１１年の旅客輸送量は延べ１８０万人だった。
エーグル・アズールは1946年に設立されたフランス2位の航空会社。エアバス「A320」シリーズ12機を保有し、アルジェリア、マリ、ポルトガル、ロシア、チュニジアの各都市に就航する。運航便数（定期便）は毎週約300便。旅客輸送だけでなく、チャーター便、貨物輸送、ウェットリースなどのサービスも提供し、国際航空運送協会（IATA）の運航安全検査（IOSA）の認証を取得している。
海航集団は傘下の海航航空持ち株有限公司を主体として買収プロジェクトを完了させた。現在、同公司の総資産は1200億元に達し、傘下の航空会社の保有機材は270機を超え、国内・海外の就航路線は約500路線、就航都市は約130都市を数える。双方の話し合いを受けて、エーグルはワイドボディ機を導入し、パリと北京をはじめとする中国の各都市とを結ぶ路線を相次いで開通する計画だ。またフランスと北アフリカ、西アフリカなどとを結ぶアフリカ路線の開拓を引き続き進めるという。（編集KS）
