中国の送電網を2分する、中国国家送電網と中国南方電網の2社が共に電池交換方式のEV採用を決定した、中国におけるEVは従って、電池交換方式のEV以外にEVは使用できない、ということになる、
ベタープレイス、中国南方電網公司とバッテリー交換式モデルに関する戦略的提携を締結
2011年4月28日
~広州市人民政府が両社の提携を支援へ~
ベタープレイス(Better Place本社:米カリフォルニア州、創業者兼最高経営責任者 シャイ・アガシ、ベタープレイス・ジャパン株式会社:東京都港区、社長 藤井清孝)は、イスラエル時間4月27日、中国南方電網公司(以下、CSG)と戦略的提携を結び、今回の提携を全面的に支援する、広州市当局との調印式が同日、イスラエルのテルアビブ市で行われました。
CSGは、フォーチュン・グローバル500で世界第8位の公益事業会社としてランクインしています。今回の提携は、CSGのサービス・エリア内での電気自動車(以下、EV)およびインフラ分野における共同プロジェクトに重点を置いたもので、これにより、中国におけるバッテリー交換式EVの普及はさらに加速することになります。また、本件は、合弁事業の提携の正式承認を目指す一方で、年末までに広州市にバッテリー交換ステーションと合同教育センターを開設することを目標としています。
さらに、このベタープレイスとCSGの提携を広州市が後押しすることから、本日、イスラエルのテルアビブ市にて、ウー・イーミン広州副市長がベタープレイスのシャイ・アガシ創業者兼CEOとの契約書に署名しました。この契約には、中国第三の都市かつCSGの本拠地である同市にサプライ・チェーンの拠点とEVネットワークを確立する、という両社の取り組みを広州市人民政府が支援することが盛り込まれています。この広州市との合意には、広州市人民政府が広州汽車工業集団有限公司などの現地自動車メーカーによるバッテリー交換式EV生産を後押しすることが含まれています。また、同市が公営企業および民間企業のタクシーなどの社用車にEV採用を促進することも記されています。
アガシCEOは、「CSGは、中国という巨大市場における重要なパートナーです。中国市場は、EVの大衆化に向けて迅速に動いており、航続距離延長の手段としてバッテリー交換システムを受け入れつつあります。CSGとの提携、そして広州市人民政府の支援により、中国メーカーが国内および輸出市場向けにバッテリー交換式EVを生産する、という新たな機会が実現するのです」と述べました。
CSGのザオ・ジャングオ会長は、「中国国内でEV産業が急成長する中で、ベタープレイスは、配電網の特性と必要性を考慮に入れつつ、自社のバッテリー交換技術と管理式充電システムについて広範な研究とテストを重ねてきました。充電のみに焦点をあてると膨大な費用と時間を要するため、ネットワークで結ばれたインフラこそEVの広範な普及に不可欠です。バッテリー交換式モデルは、中国で主流になる可能性を秘めています。潜在的顧客が、弊社とベタープレイスの合同ビジター・センターとバッテリー交換デモンストレーション・プロジェクトを通してこの革新的ソリューションを体験することで、中国のEV導入が促進されるでしょう」と述べました。
ウー・イーミン広州副市長は、「EVは、『低炭素経済』の達成に向けて極めて重要であると同時に、中国に素晴らしいチャンスをもたらしてくれます。広州市は、地元の自動車メーカーに対してEV生産やEVの社用車導入を促進することで、目覚ましい成長を遂げるEV産業を支援していきます。今回CSGとベタープレイス間で交わされた提携は、戦略的一歩であり、広州市は両社を全面的に支援します。また、年末にオープン予定の中国初となる合同教育センターの開設についても大変嬉しく思います」と述べました。
ベタープレイスとCSGの提携では、急成長中の中国EV産業のさらなる発展のため、関連する中国政府機関およびその他の利害関係者との関与や、中国政府の支持を取り付け、必要に応じた技術水準の向上を共に両社が働きかけます。両社は、段階的に合同教育センターを完成させ、政府および業界代表団を受け入れ、中国の消費者にEVへ移行するメリットを伝えていきます。同センターには、体験型展示、会議施設、試乗用EV、そして自動バッテリー交換ステーションを設置し、広州市内の中心部に年内にオープンする予定です。ベタープレイスは現在、テルアビブ、コペンハーゲンおよびトロント近郊で同様のセンターを運営しており、年間10万人近くが訪れています。
CSGとベタープレイスは、提携強化を図ると同時に、交換式バッテリー、ネットワーク・オペレーター・モデルに基づいた共同の商業的運営の可能性も考えています。両社の実証プロジェクトとその他の共同活動を通して、バッテリー交換式EVとそれをサポートするネットワーク化されたインフラがCSGのサービス・エリアの配電網に提供できるメリットを調査します。CSGのサービス・エリアは、中国南部5省、100万平方キロメートルに及び、サービス対象者は2億3千万人にのぼります。
CSGは、中国の国務院国有資産監督管理委員会(SASAC)が主導するEV産業連盟の加盟企業です。中国政府は、自動車、バッテリー、電気および石油の国有企業からなるこの連盟を、国際競争力のあるEVのブランド確立を目指して発足しました。中国政府は、EV産業を7つの戦略的新興分野の一つと位置付けており、世界最大のEVの開発・生産国になる決意を示しました。また、同国は内燃エンジン技術を飛び越え、石油依存の脱却を模索しており、投資や奨励金の形での強力な支援を提示しています。
さらに、アガシCEOは、「ベタープレイスは、当社の公開されたネットワーク・ソリューションにおいて提携先を決める話し合いを中国の複数の自動車メーカーと行っています。最終的決定がなされた際に、具体的な提携先を発表する予定です」と述べました。
ベタープレイスは、年末までに米国、ヨーロッパ、オーストラリア、そして今回の中国も含む4大陸の国々でバッテリー交換ステーションを展開する予定です。このプロジェクトは、EVを内燃エンジン車よりも手頃で、便利で、地球にやさしいものにするためのネットワークの拡大を中心に展開されます。また、ベタープレイスのモデルは世界各国の政府に、国内の環境関連の雇用増大とともに、石油依存、それによる世界的な気候変動と局地的な汚染の実害を縮小する解決策を提供します。
*典型的なイスラエル企業だ、企業目的以外に宗教的熱情を感じさせる企業だ、
この会社は、2007年10月29日にシャイ・アガシによりプロジェクト・ベタープレイス(Project Better Place)として公に開始された。2009年4月時点で、それはすでに$4億を調達し、いくつかの国と州は税制優遇措置を提供している。[3][14]
2008年1月に、ベタープレイスは世界初の充電網オペレーター(ERGO)モデルをイスラエルに建設するためのルノー・日産との了解覚書(MOU)を発表した。その契約のもと、ベタープレイスは充電網を建設し、ルノー・日産は電動輸送機器(EV)を供給する。2009年に、ベタープレイスは数百の充電ステーションを配備する予定があり、この会社は2011年に広範囲の配備へと進展する。[15][16][17] ルノーは2011年の配備に合わせて、交換可能な電池を備えた自動車を開発するために3年で$6億を投じた。[3] ルノーはメガーヌセダンのような現行自動車の電動式モデルを、それでありながら同様のガソリンモデルに対して競争力のある価格で提供することになっている
ベタープレイス・ジャパン株式会社は2008年に設立されました。2008年12月に環境省の推進する次世代自動車等導入促進事業の参加事業社に選定され、2009年5月より2カ月にわたり横浜にてEV実証試験を実施しました。同実証実験では、バッテリー交換式EVと自動バッテリー交換システムを世界で初めて一般公開しました。2009年8月に経済産業省・資源エネルギー庁の電気自動車普及環境整備実証事業の参加事業社の1社に選定され、2010年4月よりバッテリー交換式EVによる世界初のタクシー運用実証事業を日本交通株式会社と共同で実施。詳しくはhttp://www.betterplace.co.jpをご参照下さい。