紙屋さんブログ

土佐の自然を愛する親父です。

減産の先で見える物は・・・

2012年12月03日 16時51分36秒 | 日記
 此の内需不振のおり、日本製紙や三菱製紙の減産発表に続き、大王製紙も減産を発表しました。大王製紙は国内の需要低迷で「2012年度上期に2万トン近い減産を行って来たが、下期では上期以上の減産を実施する」との方針をだしました。通期の見通しにおいては、前期に比べての減益要因は「販売単価ダウン」で67億円、「販売数量減」で14億円の見込みです。 
 減産以外の対策として収益を高める対策では「安い輸入紙に対抗するため、洋紙では徐々に一般品・「汎用品」を少なくし、利益の上がる製品にシフトする」と、云う物でした。思い返せば、紀州製紙:大王製紙を吸収した「北越製紙」は以前からの隠れ「特殊紙メーカー」でも有ったのです。此の組合せは、近畿の紀州、瀬戸内の大王と相互の商品交換や、「東」と「西」との相互の物流委託で大きなムダを削除し改善収益が期待出来るのです。
 写真は、葉山にご近所の皇帝ダリアの黄色です。