「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【北海道】利尻島・利尻山

2016-06-27 21:08:49 | ハイキング

                    長官山から山頂方面

【日 程】2016年6月27日(月)利尻島内から日帰り
【山 域】北海道利尻島
【山 名】利尻山
【メンバ】本人、妻
【天 候】曇りのち晴れ
【参 考】山と高原地図1利尻・羅臼(昭文社)
【コース】鴛泊コース登山口(4:20)→利尻岳山小屋(8:30)→山頂(10:40-11:00)→鴛泊コース登山口(16:30)

前日に宿泊した利尻島ファミリーキャンプ場「ゆ~に」のバンガローは料金がやや高いのですが、布団やストーブ、電気ポットが備えてあり、すぐ近くに温泉もあるのでとても快適でした。
利尻島ファミリーキャンプ場から登山口までは歩くと一時間程度かかるのですが、同じキャンプ場で長期のテント泊をしている親切な方が車で登山口まで送ってくれ、4時少し過ぎには歩き出すことができました。妻は時間的に不安を持っていたので、たいへん助かりました。一般的な民宿で送ってくれる場合は登山口に5時ぐらいが普通のようです。
なお、予約したときにバンガローはこの日しか空いておらず、(もっと高いコテージは空いてましたが)連泊できないため、登山に不要な荷物はまとめて管理棟の外に置かせてもらいました。
登山口にはもう一つのキャンプ場「利尻北麓キャンプ場」があり、温泉のことを考えなければ相当早い出発ができて便利です。この日、早朝は天気が期待できそうでしたが、曇ってきました。
歩き始めてすぐに甘露泉水があり、左に姫沼への道を分けます。4合目から5合目にかけてマイズルソウの群落が花を咲かせています。これほどの群落は初めて見ました。
5合目を過ぎると視界が開けてきて、雲は多いながらも隣の礼文島が見えていました。樹林帯を歩いているときはあまり感じなかったのですが開けた所では風が強く、体感温度がぐっと下がります。
8合目の長官山で利尻山の頂上が見えてくるはずですが、残念ながらすでに雲に覆われていました。少し下った鞍部にある避難小屋の利尻岳山小屋を過ぎて、いよいよきつい登りになります。ここからはエゾノハクサンイチゲの群落が花を咲かせていました。
向かって右が崩れて切れ落ちたあたりでは特に風が強く、慎重に行きます。風が吹きすさぶ場所では厳しい姿の利尻山ですが、風の無い場所に出ると鳥のさえずりが聞こえて来て、うそみたいにのどかな雰囲気になります。
山頂は小さな祠があり、多くの人がいました。写真を撮ったりして、しばらく頂上にいましたが、残念ながら展望は全く無いままでした。
山頂からは登ってきたコースを下ると、9合目の手前で日が差して青い海が見えてきました。長官山で振り返ると山頂にはしつこそうな笠雲がべったり張り付いていました。
山頂で展望が無かったのは残念でしたが、青い海を見下ろせたのはせめてもの慰めでした。

 

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