「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【足尾周辺】餅ヶ瀬林道から中尾根コースで袈裟丸山

2012-05-30 23:23:18 | 道不明瞭

                         賽ノ河原付近のミツバツツジ

【日 程】2012年5月30日(水)日帰り
【山 域】足尾周辺
【山 名】中袈裟、後袈裟丸山、前袈裟丸山、小袈裟
【メンバ】単独
【天 候】曇り
【コース】原向駅(9:30)→中尾根取付(11:30)→中袈裟(14:40)→賽ノ河原(17:00)→沢入駅(19:30)

袈裟丸山は車利用の登山者が多く、電車・バスでは不便な山と言えます。餅ヶ瀬川沿いの長い林道歩きから中尾根コースで中袈裟に登り、折場登山口に下って沢入駅まで長い車道を歩きました。餅ヶ瀬川沿いの林道は途中で通行止めになっており、工事関係者も入っていましたが、止められることはありませんでした。林道から餅ヶ瀬川に下る場所は道の反対側に赤テープも見られ、バイクが一台止まっていました。バイクで来て中尾根を登ったのかも知れません。餅ヶ瀬川はけっこう水量がありましたが、なんとか靴を脱がずに濡れないで対岸に渡れるところを見つけました。踏み跡は比較的明瞭であり、見失っても尾根に忠実に登れば問題ありません。いきなり長い急登があり、やがて少し緩むもののなかなかの傾斜が続きます。ぐんぐん高度が上がる証拠にミツバツツジが盛り過ぎ→見頃→蕾とどんどん若返ります。その後、アップダウンが続いてしばらく高度が上がらない部分ではアカヤシオの群落が見られますが、盛りは過ぎており、一週間ほど早ければ素晴らしい花園が見られたことと思います。再び激しい急登となり、ルートは笹薮を避けるためあえて崖の近くに寄ります。ここでは息が上がってしまいました。一息入って最後の急登になりますが、途中で進退窮まるのではないかと心配になるほど手ごたえのある登りが続きます。
傾斜が緩むと目印がやたら多い場所に出ました。ここが縦走路の分岐で、間違えて中尾根に入らないように多くの目印を付けているのでしょう。中尾根を下るのはロープが無いと難しいでしょう。分岐から中袈裟方面に向かうと、縦走路なのに石楠花などの藪のうるさい道になります。後袈裟丸山から前袈裟丸山にかけては山桜が見られ、前袈裟丸山から小袈裟にかけて石楠花が開き始めていましたが、蕾はあまり多くありません。安定した曇りで展望はほとんどありませんでした。天気予報では安定した晴れとのことだったのに・・。小袈裟あたりのアカヤシオもすでに盛りを過ぎていましたが、賽ノ河原ではミツバツツジの花盛りでした。時刻は夕刻になってガスも出てきていましたが、思わず声も出る美しさでした。シロヤシオも開き始めており、もっと早ければアカヤシオも素晴らしいこの場所はツツジの名所と言えるのでしょう。折場登山口に下る途中、見晴らしの良い笹の斜面に出ます。向こうの尾根には点々と赤いツツジが見え、沢筋には何段にも続く滝が見られる美しいところです。折場登山口では車で来ていて、ここで泊まって明日に登るという方に会いました。本日たった一人だけ出会った登山者でした。

 

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