「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥日光】前白根山から白根隠山、白桧岳

2008-06-25 23:22:50 | 道不明瞭
                    白桧岳との鞍部からの白根隠山

湯元スキー場の登山口から前白根山を経由して白根隠山、白桧岳と歩き、白桧岳から南へ伸びる尾根を辿って柳沢川の赤岩滝の上に下りました。そこから対岸の尾根に登って二俣に下り、柳沢川添い付いている道を辿って小田代原経由で赤沼に出ました。イワカガミ、シャクナゲ、ミネザクラが多く見られ、コミヤマカタバミ、ミツバツチグリなどいろいろな花が楽しめ、白根隠山付近は高山の雰囲気がありました。白桧岳からの下りは大岳を目指していたがルートに迷い、赤岩滝あたりでは苦労しました。

【日 程】2008年6月25日(水)日帰り
【山 域】奥日光
【山 名】前白根山、白根隠山、白桧岳
【メンバ】単独
【天 候】曇り
【参 考】山と高原地図13日光、電子国土
【コース】登山口(9:00)→前白根山(11:30)→白根隠山(12:30)→白桧山(13:00)→赤沼(18:10)

湯元スキー場の登山口から雪が消えたゲレンデの緩やかな登りを行き、白根沢の出合から急な登りにかかる。藪っぽいところや崩れたところもあるあまり手入れされてない道で、イワカガミの群落が多く、上部からはシャクナゲの花が見られた。外山鞍部に登り着けば、あとは緩い登りとなりイワカガミ、シャクナゲのほかコミヤマカタバミやシロバナノヘビイチゴが多く見られる。前白根山の手前では残雪の上を歩く所もあった。稜線に出ると奥白根山が正面に大きく見え、眼下の五色沼も綺麗で、これから向かう白根隠山へ連なる緩やかな尾根など気持ちのよい景色が広がる。ここまで出会う人もいなかったが、五色沼のほとりには休憩している人が見える。また、前白根山から急斜面を下った所でも休んでいる人がいた。

避難小屋への分岐を右に分けて、白根隠山へ連なる尾根に入る。踏み跡は比較的明瞭であり歩きやすい。小ピークに登り着くと再び視界が大きく開け、右手に奥白根山をずっと眺めながらの稜線漫歩は高山の雰囲気があって楽しい。小ピークに休憩している単独行の人がいて、こちらが音も立てずに近づいたためにびっくりさせてしまったのは申し訳なかった。また、奥白根山の方から何か声が聞こえてくるので、目を凝らして見ると大人数のグループが下山しているところだった。白根隠山に登り着いて、反対側への下りはガレた急斜面になっていて、ここまでは高山の雰囲気だが、下りついた先からは、樹林や笹薮がはじまる。笹薮を登り返した白桧岳の頂上は樹林のために展望も無い。

白桧岳からは大岳を目指して下る計画だったが、地形図を見てもガレたところがありそうで、ルート取りが難しそうだと覚悟はしていた。踏み跡を辿っていったん下り、尾根上の次のピークに登り、再び下った鞍部に雨が無ければ干上がりそうな小さな池があった。ここから尾根上の踏み跡と分かれて急な笹の斜面を下ることにした。このポイントがちょっと行き過ぎていたようで、その後かなり左手にトラバースを続けて修正することになった。それでもやがて緩やかな歩きやすい尾根になってシャクナゲの花などを見ながらしばらくは穏やかに下る。しかし、そのうち藪が邪魔をして下りにくくなってきた。けっきょく見通しが悪くて大岳を目にすることが出来なかったこともあり、尾根の分岐を見過ごして右手の柳沢川支流赤岩滝の上に下ることになってしまった。ここの最後の下りはかなり危うく、どうせなら早めに右手に下って沢に出てしまったほうが良かったかもしれない。

赤岩滝は覗きもしなかったが、両岸狭まった様子からとても下れそうになく、対岸の斜面を登って高巻くことにした。ここの登りは危険なところは無く、尾根に上がってから尾根に沿って下ると向こう側の沢と合流する二俣に出た。ここには目印と右手の沢を渡れるようにロープも張ってあり、いっぺんに緊張も解けた。あとはこの道を辿るだけだったが、長い道のりでまたしても低公害バスの最終時刻を過ぎてしまったので、小田代原経由で赤沼まで歩いた。


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