「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【一宮・勝沼】桃の花と茶臼山

2008-04-09 23:44:53 | 道不明瞭

 山梨県笛吹市一宮町と甲州市勝沼町の境にある茶臼山は道もあまり明瞭ではなく、展望も良くありませんが、アプローチでは桃の花と雪を被った南アルプスなどの展望が楽しめました。「分県登山ガイド14山梨県の山」には伐採地からの展望が素晴らしいとありましたが、その後樹林が成長して展望は悪くなったのと、道も不明瞭になったためか、改訂版の新・分県登山ガイドには掲載されていません。中央自動車道の釈迦堂パーキングエリアから近いので、マイカーか高速バスの利用が便利ですが、青春18切符が2人分残っていたので、電車と路線バスを利用しました。行きに石和温泉駅入口から利用した山梨交通のバスしか無いと思っていましたが、パーキングエリア上の釈迦堂遺跡博物館で笛吹市営バスと甲州市営バスも利用できることが分かり、帰りは甲州市営バスで勝沼ぶどう郷駅に出ました。
(参考 http://www.eps4.comlink.ne.jp/~shakado/acc.html ) 
 なお、デジカメを帰りの市営バスに置き忘れてしまったのですが、親切に送っていただき助かりました。

【日 程】2008年4月9日(水)日帰り
【地 域】御坂周辺
【山 名】茶臼山
【メンバ】本人、妻
【天 候】晴れのち曇り
【参 考】分県登山ガイド14山梨県の山
【コース】浅間神社(9:00)→茶臼山(12:00)→茶臼平→釈迦堂遺跡博物館(15:00)
【切 符】青春18切符

石和温泉駅前を真っ直ぐ歩き、国道411号に出て左へ少し行くと石和温泉駅入口バス停がある。浅間神社バス停で下車して桃畑の満開の花を見ながら釈迦堂遺跡博物館に向かう。釈迦堂遺跡博物館の少し手前で右に桃畑の中の舗装された道を行く。麓の方では満開だった桃の花もこの辺りはまだ少し早いようだった。ピンクの桃の花のほかに白っぽいプラムの花も咲いている。石仏のある分岐を左に行くと茶臼山登山口のりっぱな標識があった。ガイドブックでは下りに使う道と思われたが、この道を登ることにした。

はじめジグザグを切っていた道が一直線の急登となる。長い急登が終わると緩やかな尾根道になった。数人のグループが道の脇で休憩していた。こちらも空腹を覚え、すぐ先で木の間越しに秩父方面の展望が多少あったので昼食休憩とした。休憩しているとご夫婦と思われる二人が挨拶をしながら通り過ぎた。数人のグループは恐らく下る途中だったようでその後は出会わなかった。まだ頂上までだいぶあるのかと思っていたが、休憩した場所からわずかであっさり茶臼山頂に着いてしまった。

山頂からは直角に折れて下った鞍部から標識は無いが右に下る踏み跡が分かれていた。登り返しは一部道が不明瞭なところもあり、急な登りとなる。登りついたところは茶臼平と思われるが、先に通り過ぎた二人が待っていて、この先の道がはっきりしないとのこと。お二人と一緒に踏み跡を辿っていくと小さな木の標識に今来た方向に茶臼山と書いてあるだけで、進行方向は黒塗りになっている。そのまま進むと逆方向に下ってしまうようだ。少し戻ると赤テープの目印があって分岐する踏み跡がある。その踏み跡に入るとまたすぐに右に分岐がわかれ、両方に目印が付いている。磁石を持ってこなかったのはまずかったが、とりあえず真っ直ぐ行く踏み跡を辿る。しかし踏み跡はやがて登りにかわり、尾根続きの大沢山に向かうようだ。

お二人は健脚で大沢山に向かうとのことだが、こちらは先ほどの分岐に戻って下ることにした。しかし目印があったのは初めのうちだけで、すぐに踏み跡が不明瞭になった。幸い藪はほとんど無くて、一時的にしっかりした踏み跡になることもあり、あくまで尾根を忠実に下った。最後はかなり急な下りとなったが、民家の入口前に下った。下った後もお二人とは会うことが無かったが、大沢山への踏み跡はしっかりしていたので、大沢山まで行けばもしかしたら明瞭な道があったのかも知れない。

下って釈迦堂遺跡博物館に寄ってみると向かいには売店も出ており、博物館の入口の桃の花や花壇のいろいろな花が綺麗に咲いており、近くの広場の桜も見事だった。10分ほど歩いた釈迦堂入口バス停から甲州市営バスで勝沼ぶどう郷駅に出た。行きのバスでは桃畑が多かったのに、帰りのバスの道はぶどう園しか無かったが、駅の桜が見事だった。


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