「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【日 光】鳴虫山から滝ヶ原峠

2007-11-05 23:19:43 | 道不明瞭

二日連続で日帰り山行に行きました。天気予報で日光付近は晴れと出たのに、あいにくの曇り空でした。鳴虫山の頂上付近はすでに枯れ色でしたが、登る途中で紅葉を楽しめました。ただし紅色は少なく黄色が中心です。鳴虫山から滝ヶ原峠へは踏み跡が不明瞭になるところがありますが、テープ等の目印があります。三ノ宿山の北にある1,188m峰から尾根に沿って下る道も踏み跡が消えるところがありますが、テープ等の目印があります。

【日 程】2007年11月5日(月)日帰り
【山 域】日光
【山 名】鳴虫山
【メンバ】単独
【天 候】曇り
【参 考】HP「日光稜線紀行」のルート図(http://www.sky.sannet.ne.jp/ye4350/naki-san-roku1/1.html)
【コース】東武日光駅(8:30)→鳴虫山(11:00)→滝ヶ原峠(12:20)→1,158m峰(13:40)→1,188m峰(14:20)→品川区林間学園(15:00)

今年は残念ながら奥日光の紅葉を見損なってしまった。いろは坂も終わりかけているようなので、標高の低い鳴虫山から滝ヶ原峠、三ノ宿山へと続く稜線を行くことにした。

東武日光駅はハイカーがけっこう多かったが、鳴虫山へ向かうのは自分一人だった。登り口からすでに色づいた葉が見られる。時折り、かさこそと枯れ葉が舞い落ちる音のみ聞こえる中を静かに登っていくと、登山道の先に野猿の姿も見えた。しばらくは植林帯の中を行くが神ノ主山を過ぎれば植林は左側だけとなり、右手は一面の紅葉が見られる。しかし黄色が主体で赤が少ないのと青空が無いのが少し残念。

鳴虫山頂上付近はすでに盛りが過ぎた枯色となっている上に、かすかにガスがかかってきた。頂上で休んでいる間に男性が一人登ってきた。この山行で出会ったのはこの人だけだった。頂上から右に下って行き、合峰手前の小ピークから左にトラロープで遮ってある踏み跡に入る。登山道ではないという注意書きもあるが、かすかな踏み跡とテープ等の目印がある。

始めの急な下りがなだらかになって緩い登りにかかるあたりは深い笹藪になる。藪を抜けると969m峰への急登になる。小尾根に出て左に折れて969m峰に登り着く。ピークから地形図では右に折れる感じがしていたが踏み跡はまっすぐにピークを越える。自分の感覚と違っているので、気になって途中で磁石を確認したが西に向かっているので安心した。車道が見えて急な下りにかかるところで踏み跡と目印を失うが、かまわず急下降して車道に出た。車道の分岐点付近はコンクリで固めた崖になっていて下れないのだが、分岐点より少し下は急斜面だがなんとか下れる。

車道を歩いて分岐点に達し、そこから踏み跡はないが右のえぐれた斜面に入る。少し登ると踏み跡がだんだんはっきりし、目印も出てくる。長い登りで1,051mピークに着く。ピーク手前に赤く綺麗に紅葉した木があった。いったん下ってまた長い登りをこなして1,158mピークへ。ここにはやしおの湯への分岐の案内板がある。ここからのなだらかな尾根の紅葉は赤色もあって綺麗だった。一時的に日も差したが、1,188mピークの登りにかかる頃は夕方のように暗くなってきた。

雨になりそうな気がしてこのピークまでで下ることにした。ピーク少し手前の分岐した踏み跡と目印に従って尾根沿いに下る。かなり急な部分と踏み跡が消える所もあるが、所々目印があって迷わず下れる。最後は品川区林間学園の敷地に出た。入口には用事の無いものは立ち入りを禁ずるとあったが、裏山から下りてきてしまったので勘弁。車道を歩いて本数の少ない細尾リンク入口バス停で15:20のバスにタイミング良く乗ることができた。


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