「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥多摩】矢沢熊倉沢右俣右沢↑左沢↓

2007-09-21 21:48:07 | 

 絶好の残暑・快晴に足は自然と沢に向きます。熊倉沢の右俣右沢を遡行し、右俣左沢を下降しました。沢の中の倒木などは思ったほどひどくはありませんが、落合橋から先の熊倉林道、矢沢林道とも台風の被害で通行止めです。熊倉林道は何箇所もの土砂崩れでひどいことになっていましたが、歩いて通過は可能でした。

【日 程】2007年9月21日(木)日帰り
【沢 名】矢沢熊倉沢右俣右沢(遡行)、左沢(下降)
【メンバ】単独
【天 候】快晴
【コース】南郷バス停(8:30)→林道終点(9:20)→浅間峠(11:20)→林道終点(13:00)
【参 考】①奥多摩・大菩薩・高尾の谷123ルート(山と渓谷社)
     ②東京周辺の沢(2000年5月白山書房)

熊倉沢は8年前に左俣西沢を遡行して以来になる。落合橋から右に熊倉林道が分岐するが、左の矢沢林道とも通行止めの表示がある。熊倉林道に入ると数箇所で山側から土砂や岩盤の崩落があり、林道自体の土砂流出個所もある。草に覆われ、あまり利用されてなさそうな林道なので、復旧は相当先になりそうな気がする。道の上を水が流れてぬかるんでいるので、早々と沢靴に履き替えた。

左俣、右俣の出合を見てから下り易いところを探して入渓。今回はなんと替えズボンを忘れるという失策をしており、あまり濡れないように丁寧に歩く。左沢との二俣を過ぎると陸軍滝。少し戻った手前左手の斜面を登っていくと踏み跡に出たのでこれを辿って巻いた。ゴルジュの中のチョックストーン滝はガイドブックには落ち口手前の残置ハーケンを利用するとあったが、残置ハーケンが見当たらなかった。手前の3mナメ滝を下って左からまとめて巻いた。

最後の10m滝は水流の右を容易に登れる。ガイドブックには水流の左から登り、落ち口で水流をトラバースするとあるが、あり得ない。当時と滝の形が変わったのだろうか。このあとは平凡になった水流を忠実に辿り、浅間峠のすぐ下で上川乗からの登山道に出た。

浅間峠から熊倉山方面に向かい、標識のある裏から尾根に沿ったかすかな踏み跡を辿る。途中で右に下る踏み跡を見つけて沢に下った。この支沢は右から左沢の本流が合流するまではナメの小滝が多かった。左沢の2段8m、4m滝とも容易に下れる。やがて右岸に踏み跡を見つけて辿っていくと右沢と合流し、入渓点に戻った。


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