「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥武蔵】涼しかった棒ノ折山

2005-05-08 21:54:22 | ハイキング

連休最後の日曜日は棒ノ折山に登りました。予想と違って曇ってしまいましたが、そのかわり気温が上がらず、涼しいハイキングになりました。登りにとった白谷沢沿いのコースは一般道でも両岸が切り立ったゴルジュ状を通ったりして変化に富んでいます。花は少なかったけれど、新緑が綺麗でした。

【日 程】2005年5月8日(日)日帰り
【山 域】奥武蔵
【山 名】棒ノ折山(969m)
【メンバ】本人、妻
【天 候】曇り
【参 考】山と高原地図23奥多摩(昭文社)
【コース】棒ノ折山登山口バス停(9:10)→岩茸石(11:10)→棒ノ折山(12:00-30)→白地平(13:20)→さわらびの湯バス停(14:30)

飯能駅から観光釣り場行きのバスに乗れば有間ダムの堰堤まで行ける。午前中一本しかないので、時間を逆算して家を出る。バスを降り、堰堤上を渡って少し行けば、白谷沢の登山口に着く。道はしばらく山腹を行くが、やがて沢に絡んでくる。

2段になった美しい滝の上で沢を渡る。藤懸ノ滝の表示がある。ここから道は沢の中に入り込みやがて両岸が切り立ったゴルジュ状に入っていく。水量が少ないので足を濡らすようなことはないが、雨の後などで水量が増えていると困りそう。その先に白孔雀ノ滝という落差のある滝があるが、登山道はその右手に手すり状に鎖が整備され、途中では滝を観察できるようになっている。白谷沢は沢登りの対象にもなっていて、私も一度登ったことがあるが、けっこう濡れるのでこの日のような気温の時は沢登りには向いていない。

白孔雀ノ滝から上は滝も無くなり、やがて比較的最近に伸びてきた車道に出る。車道を横切って登山道は斜度を増す。登るだけ登ってから山腹のトラバースに変わり、岩茸石のある分岐へ。分岐から権次入峠へはまた少し急な登りをこなす。このあたり、ピンクの花びらが散り落ちていて、もう少し早い時期なら山桜が楽しめたのかなぁと思う。権次入峠はベンチが多い。休んでいると少し寒くなる。連休の初めがあんなに暑かったにどうなってるのだろう。ここから頂上はすぐ。頂上は多くの人で賑わっていた。

見晴らしは好い頂上だが、残念ながらこの日は霞んでいて見通しがきわめて悪かった。昼食をとってゆっくりしているうちに先客がどんどん下っていってしまう。私たちは岩茸石まで来た道を下り、岩茸石からは尾根を下ってさわらびの湯バス停を目指す。この尾根道を下る人は少ないようで途中、誰にも会わなかった。この道は所々、山ツツジが目を楽しませてくれたが、車道に3度も出るのは興ざめだった。

さわらびの湯バス停の休憩所で、ルバーブジャムなどのお土産を買いながらバスを待った。