「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥多摩】小坂志川湯場ノ沢ナカの万六沢

2004-07-11 23:33:08 | 
(注)このブログのスタートは2005年4月8日ですが、それ以前に@nifty「山のフォーラム」に投稿したレポを日付を遡って転載しました。

湯場ノ沢本流(オキの万六沢)は二度遡行していますが、分岐するナカの万六沢が気になっていました。今回、その左俣を遡行し、右俣を下ってみました。しかし本流に比べて単調で、特に右俣は藪と植林帯の急斜面があって遡行には適さないと思いました。・・・なお、投票は帰ってからしました。

【日 程】2004年7月11日(日)日帰り
【山 域】奥多摩
【沢 名】南秋川流域小坂志川湯場ノ沢ナカの万六沢左俣(遡行)右俣(下降)
【メンバ】単独
【天 候】曇り一時雨
【参 考】地形図 http://watchizu.gsi.go.jp/
【コース】湯場の沢入渓点(9:20)→ナカの万六沢二俣(10:25)→登山道(11:40)→小坂志林道(13:20)

日曜なのに土曜のバスの時刻表を見るというドジで、桧原村役場から笹平まで歩くことになってしまった。湯場の沢を渡る橋から入溪。本流の小滝を快適に越えていき、ナカの万六沢出合に着く。イメージしていたより水量が少ない。入ってすぐに伏流になってしまう。右岸からガレが押し出している。しばらくして水流が戻るがガレは続く。雷のゴロゴロいう音が聞こえ始め、急に薄暗くなる。

地形図に現れない二俣は水流のある左をとると、すぐに再び二俣となる。右俣は出合付近はガレっぽいが奥にナメ滝らしきものが見える。ここは左俣をとる。出合から両岸が切り立った岩場になっており、これで前方に困難な滝が現れたらスリリングなことになるが、実際は容易なナメ滝ばかりである。ここを過ぎるとナメ小滝が一つあるだけで、水流が消え杉の植林帯に入る。

雷鳴が大きくなり、一時、まっ暗になる。雨がポツポツと来たが、幸いにもひどくはならず逆に明るくなったりする。ゆるやかな窪状が長く続き、やがて急斜面となり、左の尾根に登った。尾根づたいに高度を上げて行くとやがて万六尾根に出た。

万六尾根を途中まで下り、登りにかかる手前で右俣目指して杉植林帯の急斜面を下る。急斜面は長く、逆に登るとしたらきついことになりそう。急斜面が終わると藪。藪が終わって水流が現れるとナメ滝が連続する。これが終わると、もう先ほどの二俣に着いてしまった。あとは登ってきたところを下るだけ。

小坂志林道に上がると水溜まりができており、それなりに降ったようだが沢の中ではほとんど影響がなかった。しかし、日曜日はバスの便が特に悪く、南秋川の河原で一時間以上も時間をつぶすことに。このあたりは土曜日に来る方がいい。時間つぶしは携帯電話をワーブロ替わりにこのレポを書くことにした。