ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

お宝本

2007-08-27 07:55:08 | 


島津法樹著「魔境アジア、お宝探索記」という本を今読んでいる。
まだ途中であるが、単純におもしろい。

筆者は30数年前に脱サラして古美術品屋を開業し、現在も骨董品
バイヤーとして各地に赴き仕事をしている方だそうで、骨董業界では
ちょっとは名の知れた人でもあるらしい。また、韓国や中国で古陶磁の
収集、研究もしているとのことである。

本の内容は、アジア各地での骨董品の仕入れの仕事を綴ったもので
なんてことないのであるが、扱う品物が骨董品、古美術品の類なので
中には何億円にもなる、お宝に化ける物もあったりして夢があるのである。

骨董の類は仕入れの駆け引きも一筋縄ではいかないようで、大変そうであるが、
価値のあるお宝を手に入れた時の達成感は、読み手にも充分伝わってくる。
博打のような一攫千金を狙う要素が多分にある仕事のような気がするが反面、
大きな夢のある仕事でもあるような気もする。
私も目利きができれば一度はやってみたい思いに駆られた。

「隣の芝生は良く見える」とは、良く言ったもので「他人の仕事は良く見える」
ものである。実際は何をやっても大変なものだが…。

いずれにしてもこの本は、まだ読んでいる途中ではあるが元気を
与えてくれそうな本である。

私にとっては小さなお宝本であるような気がする。



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