ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

2023年、仕事納め

2023-12-28 19:36:19 | つぶやき
店の大掃除と在庫整理で今年が終わった。

今年はコロナ禍明けの年で、本当ならもっと明るい年になっても良かった年だった。年が明けると2月頃からロシアが戦争を始めて、コロナ終焉に水を浴びせられた雰囲気になってしまった。日本は遅れること、ようやく5月になってコロナ禍から脱したが、それからすぐにエネルギーなどが値上がりだし、それと共に物価上昇ラッシュが始まってしまった。結局、期待されたリベンジ消費はほとんどなく、国内旅行とインバウンドの回復がある程度、戻っただけだった。また円安の影響と各国のインフレで、海外旅行へのハードルが上がり、年末の現時点でも戻らずにいる。思えば、すべてがマイナス方向へと進み、コロナ禍以前の状態に戻るどころか、返って状況は悪くなるばかりの1年だったようにも感じる。けれど株高と円安による大企業の収益増で、数字だけで見れば日本経済はさほど酷い状況にはなく、その辺りが庶民の感じる肌感覚とは大きく異なっている。

まぁ、日本はどこから見ても、暮らし難くくなったのは間違いないけれど…。
それでもまだ世界の中では、これでも十分、暮らしやすいんだと思う。

しかも年が変わったからといって、自然と事態は好転するわけでもなく、上がった物価に対して賃金が上がる保証もない。問題も課題も来年に持ち越しただけで、急に何かが変わるわけではない。おそらく来年も今年の延長で、そのまま続いていくんだと思う。で、まだもう少し物価も上がるはず。それでも円は今年ほど高くなく、130円台と140円台を行ったり来たりだろうか…。マイナス金利の解除で120円台が見えればうれしいけれど…。

うちの商売でいえば、来年もまだまだ茨の道が続きそうだ。来年も消費は上向きにはならない予測が出ている。2025年くらいから、ゆっくり好転なんていう人もいるが、実際のところ、2年後を期待してなんてやってられないし、まぁ、試行錯誤しながらやるしかない。

今年は2019年比で80.4%で終わる。

でもこの2割減は、来年度も埋まらない2割と確信。そこでモチベーション維持のため、2019年度比はこの際、忘れて、今年をゼロベースの基準にしようと思う。それでも、今年よりはわずかにでも、良い年にはなるんじゃないかという気もする。あまり期待はせず、現状維持ちょっとプラスくらいで良いと思っている。

旅行には、せめて2回は行きたい。1回目は3月にとりあえずメキシコが決まっていて、夏はアジアのどこかかな…?
あとはウクライナとパレスチナに、せめて停戦が実現すれば良いなと思う。

あと3日で2023年も終わりますが、

皆さま、風邪などひかぬよう、良いお年をお迎えください。

今年も立ち寄っていただいて、本当にありがとうございました!

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八方塞がり…

2023-12-27 15:56:09 | つぶやき
年末だというのに、随分、暖かい…。

部屋の中は暖房なしで23℃まで上がった。こういう日は大掃除にちょうどいい。すでに今年は大掃除を大方終えていたので、残りの窓と網戸、そしてサッシ部分と玄関をやって終了。で、先日、出雲大社で頂いてきたありがたい土、「これを家の四隅に置くと良いですよ…」と、言われていたので、小さな蓋つきの容器に入れて四隅に配置。若い頃ならこんなこと言われても、絶対、面倒臭くてやらなかったのに、素直にやってしまうようになるとは…。歳をとるってこういうことなんだなと…多分?

10月だったたか、占い師のお客さんが来たので、「僕の使っている革財布、小銭入れの部分が裂けてきて、出し入れする時、小銭がこぼれ落ちるんですよ…」と、いうと「すぐに新しくして!、色は金色かゴールドが絶対,良いから…」と、言われた。それからしばらくして、黒と迷ったけど、その時の言葉が記憶に残っていて、結局、黄色い財布を買ってしまった。けれど、会計時に財布を出す時、黄色い色がなんとなく気恥ずかしくて、果たして良かったのかと気になっている。そういえば、今年の初めに、この占い師さんに「あなた今年は八方塞がりの年だから…」と、言われていた。で、5月に福岡の太宰府天満宮に行った時、境内に掲げられていたボードに、ちょうど私の年齢が八方塞がりの難ありと、記載されていて、「えっ、マジか!」と、驚き、その場に売っていた「八方塞がり除け」なる、木製のお守りを買ってしまった。

前厄も本厄も知らずに過ぎてしまっていたのに、今さら験を担いでも…と、思うけれど…。

年と取ると、だんだん死に向かっていくことの不安が現実化してくるので、自然と信心深くなったり縁起を担ぐようになったりするのかなと思う。ちょっと違うか…?

なにはともあれ、明日は仕事納め…。

今年も終わる。

と、ともに、私の八方塞がりの年も終わる。

ホントならありがたい…。

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回帰

2023-12-25 17:22:44 | つぶやき
ようやく風邪から復帰した。

で、今度は娘が発熱した。多分、うつしてしまったと思う。すまん、娘。

今日はクリスマス。でも日本ではなぜか、イブの昨日がメインのような感じになっている。で、このクリスマスが終わると、一気に年末モードに入っていく。今日は事務仕事と備品の発注と銀行諸々を済ませ、さらに年始からの仕入れに備えて中国への送金を完了。先月は円安マックスのタイミングで今年最大規模の送金し落胆したことで、もう小さな為替の差にこだわるのは止め、早めに準備しておくことにした。これで年末のほぼすべての仕事が終わった。後は28日に店の掃除をするだけ。今年最後の催事も終わり、あとは従業員のおばちゃんに任せて休もうと思う。

で、昨日のイブに髙島屋のクリスマスケーキが崩れて届く…の話。

これってどう考えても冷凍不十分が原因ではないかと、素人でも推測できることだと思う。ってことは、つまり作られてから随分時間が経っているということにもなるのかな。冷凍技術が進歩してるから、時間の経過が判別されにくいと思うし、食感もできたてのような感じなんだとは思うけれど、それにしてもいかにデパートとはいえ、大量のケーキを短期間で製造して一斉に出荷するのは無理だ。おそらくは何週間も前に製造、冷凍なんだろうと思う。

昭和世代の人間からすると、ケーキはネットで注文するものではなく、仕事終わりに駅の改札を出た店で買ってくる感覚が今でも抜けない。もちろん改札を出たところにケーキ屋どころか店一軒ない駅も多いと思うし、今ではあの店のケーキが美味しいとか、そういうことで店選びをされるから、かつては多くの駅前にあった不二家が無くなっていったんだろうなと。それにしても、これをきっかけに町のケーキ屋さんへの回帰が起こってくれれば良いなと思う。またネットビジネスも万能ではなく、超繁忙期ともなると、その裏で地味な人力作業をする人々の苦労も想像してしまう。現場の人はもしかしたら、こういう事態になることを、わかっていたのかもしれない。それでも人手が足りないとか、とにかく間に合わせないと…とか、そんなことで無理に発送したのかな、わからないけれど…。

そういえばコストコの新しいチョコレートケーキは、購入後、食べやすい大きさにカットして冷凍しておく。で、そのまま解凍せずに食べると、アイスケーキのような食感で、これが大変美味しい。サーティーワンのアイスケーキよりもおススメです。

もっとも味覚は主観ですが…。

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体質

2023-12-23 19:10:18 | つぶやき
治ったかと思った風邪が再びぶり返す…。

一時はこれで治っていくだろうと思ってたのに、なかなかすっきり治らない。熱は36℃後半で一応、ギリギリないけれど、元々平熱の低い私には36℃後半でも、ちょっと体はしんどかったりする。でもぶり返しの心当たりは、自業自得なので致し方ない。以前、「風邪の引き始めや軽い場合には運動して治す…」と、聞いたことがあった。それをふと思い出し、2日前、まだだるかったもののジムへ向かった。軽く運動して帰るつもりが、やり始めると意外と調子が良く、体も軽くなっていく感じがした。結局、ランニングマシーンで5キロ走り、ついでに筋トレまでやり、しっかり汗をかいてしまった。

帰宅後、しばらくするとドーンと疲労感が襲ってきた。徐々に頭も重くなり、全身筋肉痛のような感じになった。薬を飲んですぐに寝たものの、翌朝もだるさは抜けず今に至っている。結論として、風邪に運動は止めるべきだ、と本気で思う。もっとも、そんなアホなことする人はあんまりいないと思うけれど、この方法は間違っていると感じる。軽い運動ならまた違ったかもしれないけれど…。そういえば、「風邪をサウナで治す…」というのも聞いたことがあるが、どうなんだろう?興味はある。けれど反動で悪化するような気もする。

昔から、やってみないとわからないことに対しては、痛い思いをするまでやり続けてしまうようなところがあり、これはもうそういう体質なんだと思っている。やってみてダメだったら納得する。やらなかった後悔が一番いけない。ここではちょっと意味が違うかも…。万が一、可能性があるなら、それに駆けてみたい。だから今、サウナで治すというのも、物凄くやってみたい衝動に駆られている。もし家にサウナがあれば、間違いなく試していると思う。でももしこれで悪化して寝込んでも、妻に塩対応されるだろうから、スーパー銭湯にでも行ってこっそりやるしかない。

私はこれを、勝手に体感体質と呼んでいる。

Aiの普及もあり、最近ではやる前からある程度、予測や推測できることが多くなってきている。
しかもその精度は年々上がり、正確度も増してきている。

これに相反するこのような行為は、大変非効率であり、人によっては頭の悪い行為と映るんじゃないかと思う。

でも、まぁ、しょうがない。

これは体質だから…である。

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虻蜂取らず

2023-12-21 20:35:42 | つぶやき
せこい話である。

10日くらい前から、来春3月末にメキシコからキューバへの航空券を探していた。最初に検索した時、その時に見た価格を控えていた。その後、日銀の総裁さんのチャレンジング発言があり、円高に振れたタイミングで再び検索すると大きく安くなっていて、ちょっと驚きだった。普通、航空券の価格はそれほど為替に左右されない。なのにメキシコのLCCはペソ建で検索すると随分変動している。

で、欲が出てしまった。

今週の月曜日の会合で、「金融緩和は継続するけれど、総裁は来年1月ころに…と、匂わせ発言をするかもしれない。そこでさらに円高が進むんじゃないか…」と、いう見立ての記事が出ていたので、それを鵜呑みにして買うのをためらってしまった。結果的には為替は円高どころか円安に振れ、しかも価格がおよそ3倍ほどに値上がっているではないか!

大ショックである。

価格は重要と供給で決まるので、もしかすると大きな団体で予約がある程度埋まったんじゃないかという気もする。LCCといっても何社か競争があったコロナ禍前までは、そこそこ安かったようだが、その後、競合するいくつかの会社が淘汰されてメキシコ―キューバ間でいえば、今はそこまで安くないのが現状である。さらにいえば、ちょうどその日だけが、まあまあ安かったこともあり、その前後の日程ではちょっと予算オーバーで諦めるしかないかという感じだった。日本ーメキシコ間はすでに取ってしまっているので、今さら変更はできないし…。

せっかくのチャンスを棒に振ってしまった。

どうしたものか…?

今から、全予定を白紙に戻して調べ直そうと思う。

まさに「虻蜂取らず…」である。

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願望…

2023-12-20 10:06:11 | 時事(国内)
ようやく風邪から回復。

まだ完全ではないけれど8割程度…。とりあえず、インフルエンザじゃなくて良かった。

金融緩和、やっぱり現状維持となってしまった。で、為替は再び緩やかに円安へ向かっている。残念過ぎる。そろそろ物価安定のために円高に向かってほしい願いは届かず、まだまだ物価上昇率目標達成の為に我慢し続けないといけない。来年1月の可能性を示す専門家もいるし、3月から4月にかけてという人もいる。ただし物価が上がっても自動的に賃金が上がるわけじゃなく、根本的には経営者が上げる判断をしないと賃金は上がらない。その為に税の優遇を提案しているけれど、多くの中小企業はそれを試みようとしても、余裕がなければ実行に移せない。そもそも金融政策だけで賃金を上げようなんて無理なんじゃないのかと思う。

10年間も異常な金融緩和を行いながら、一向に経済は上向かない。それは日本の社会や日本経済が低金利を前提にした構造になってしまったからじゃないのか。政府は低金利なので安心して国債を大量発行できるし、大企業は円安で利益を上げれる。個人は低金利の住宅ローンで家を買いやすい。でも、それだと経済は上向かない。だから違う方向で物事考えないといけないのに、そういう方針は示されない。

そこに直結する仕事を作れば…。

もし国が飛躍的に豊かになっても、それによる評価で利益を享受できる仕事自体がないから、誰も真剣にやらないのではないか…。いくつかの政策集団(官民問わず)に、こうしたら経済成長ができるという案を提案してもらって、一番現実的だと思うものを、これまた専門家によって選んでもらう。選ばれた政策には、各省庁や日銀なども拒否できず、基本従わなければならない。ちゃんとした評価基準を作り、1年ごとの経過と2年後の結果には、数字以外でも国民の成長実感も考慮される。見事成果を収めたら、その政策集団には巨額の報酬が与えられる。月給はない。あくまでも成功報酬と国からの表彰のみで、けれど報酬は数十億に設定する。

皆、個人的利益と評価みたいなものがなければ、国にために、しかも漠然とした目標の為に働こうと思わないだろう。だからその為の仕事を作り、評価と報酬を与えれば、報酬に釣られてやろうと思う、専門家なんかは出てくるような気がする。

輸入業者である私にとっては、単純に円高はありがたいし渡航費においても大きなメリットもある。
もしこのまま円安が続くと、日本人はさらに出国しなくなり、需要と供給のバランスにより航空便も徐々に減っていくだろう。すると競合も減るわけで、どんどん安く行く術が無くなっていってしまう。すでに日本人のパスポート保有率が17,8%と、右肩下がりが止まらない状況にある。これは全人口の6人に1人という割合である。ちなみにアメリカは50%、イギリスは86.5%が、ごく当たり前に所持している。世界第3位、もうすぐ4位に転落予定の経済大国がこれでは、行く末が知れている。

世界の各地でコロナ禍以降、「日本人は、まだ戻ってこない…」と言われている。

1年が経ったけれど、戻れる状況になっていない。

もしかすると、今後、永久に戻れないことになるのかもしれない…。


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風邪

2023-12-17 22:05:24 | つぶやき
先週は今年最後の催事の準備が終わって、週末に法事があり、それが終わるとすぐに風邪をひいてしまった。

法事はお焚き上げということもあり経読が1時間にも及び、その長いこと、長いこと…。そこで冷えたかもしれない。その後、縁戚との会食もまた長かった。
インフルエンザかと思ったら、それほど熱も出ないし、でも体はだるいし…。

急に寒くなり、昨日はみぞれのようなものも降った名古屋。

時代と共にいろんなものが変わっていく…。人の考え方や価値観も家族のありかたも…。

今日は安静にしてようと思う。

今年もあと2週間足らず…。

早いな。
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暗黒の1日

2023-12-12 21:22:17 | つぶやき
そのお客さんとは、もう6年の付き合いになる。

御主人と2人でクルーズ船に乗るのが趣味で平均すると年に3回ほどクルーズに出かけていたクルーズ好きなお客さん。乗船の2週間くらい前になると決まって日数分のドレスを買いに来てくれる、60代前半の女性である。いつも明るくサバサバした性格の人で、とてもありがたいお客さんでもある。コロナ禍で1年半くらい行けなかった時もあったけれど、昨年、再開すると早々、船旅に出かけていた。

一度にたくさん購入してくれるため、5年前から来店するときは前もって連絡してもらい、お客さんの好みそうなドレスを準備するために、その日は必ず私がお店にいるようにしていた。こんなお付き合いが、この先も続くのかなと思っていた。

先週の終わりに、「また船に乗るから、お店に行くよ。いつ、いる?」と、連絡があった。約束した日にお店にいると、珍しく若い女性と一緒だった。「弟のお嫁さん、義理の妹ね…」と、紹介してくれた。いつものように前回のクルーズの写真をたくさん見せてくれた。食事の写真ばかりだったけれど、それはいつものことだった。その後、2人で小一時間、あれこれ楽しそうに6日分のドレス選んでいった。お会計を済ませた後、帰り際に入り口のマネキンに着せてあった狸のファーの付いたウールのコートの前に立ち止まった。

「これ、高いでしょ…?」と聞かれ、値段を言うと、
「やっぱりね、予算オバーだからちょっと考えるね…」と、言って帰って行った。
今思えば、ちょっと痩せた姿が気になっていた。

その2日後、義理の妹さんからお店に連絡があった。その時、私は留守でアルバイトのおばちゃんが対応していた。

義理の妹さんは、「お店の入口にあるマネキンに着せてあるウールのコート、まだありますか?もしあれば、お値段を教えていただけませんか?」と、おばちゃんに聞いたらしい。で、おばちゃんは、マネキンに着せてあったコートの値段を確認して、その価格を伝えた。けれどそのコートは、実はあのコートではなかった。あの日、クルーズのお客さんが帰った後、私が別のウールのコートに着せ替えており、色は似ているものの完全に違う商品だった。もちろん価格も違う。けれど、おばちゃんはそんなことは知らないから、着せてあるコートの値段を伝えてしまっていた。

義理の妹さんは、価格を聞くと、「週明けに行くので、それまで取り置きしてください…」と、言って電話を切ったそうだ。

で、今日、私がお店にいるタイミングで来てくれた。

まずコート自体を間違え、さらに値段まで間違えて伝えていることをお詫びした。それから「なぜお姉さんが気に入っているコートを義理の妹さんが電話で取り置きをしたのか?」そんなことを尋ねると、想定外のことが返ってきた。

「義理の姉は大腸がんの末期で、余命あと半年足らずだということ。今回のクルーズが多分、最期になるだろうということ。先日、このお店に来た翌日から出発の2日前まで安静をとって入院していること…」そんなことを話してくれた。なんでも、この義理の妹の旦那さんは、結構、いい加減な人らしく、そんな弟に尽くしてくれる義理の妹に申し訳なくて、お姉さんはいつも優しく接してくれて、以前から本当の姉妹のように仲が良いのだという。そして、あの場にいて、諦めて帰ったことを目の当りにして、「多分、最期だから、お世話になった義理の姉が喜んでくれるならと思って、プレゼントしようと思った…」いうことだった。

にもかかわらず、うちは肝心のコートの価格を伝え間違えている。そもそもコート自体が違っており、さらに価格も異なると知り、彼女は大きく落胆していた。
しかもこの義理の妹の旦那は仕事をコロコロ変えるため、いつも生活が安定せず、今回は貯金を下ろして現金を持ってきたとのこと。そんな状況下で義理の姉はよく金銭的にも助けてくれたようだった。それ以外にも病気が発覚してから今までのこと、義理の妹さん自身の身の上話まで、そんな話をひとおとり、時間にして2時間弱も聞いてしまっていた。

で、おばちゃんが誤って伝えたコートの金額は3万9800円である。
片や義理のお姉さんが欲しがっていたコートは6万9800円。義理の妹さんは、今回、なけなしの貯金を下ろして義理の姉のコートを購入する為に4万円を持ってきていた。

こんな話を聞いてしまった以上、この義理の妹さんを手ぶらで返していんだろうか?と、一瞬、頭をよぎったが、持ち前の外面の良さと勢いで、「これまで僕も散々、お姉さんにはお世話になりましたから、お姉さんが気に入っていたコート代は、3万円ちょうどで良いです…」と、言ってしまった。

「そんな、申し訳ないです…」と、躊躇していたけれど、
「大丈夫、遠慮しないでお持ちください…」と、押し切った形になった。

「ありがとう…」と、たくさん言っていただいたけれど、
帰った後、「なんで、せめてあと9800円もらわなかったんだと…」、正直、ちょっと頭を抱えた自分がいた。
けれど、あの義理の妹さんの気持ちを考えたら「39,800円安く売ったくらいで、小さいこと言うな!」と、言う、もう一人の自分もいた。たしかにそうだ、クルーズのお客さんはもう亡くなってしまうかもしれないのに、「なんなら、タダで差し上げても、良かったんじゃないか!」と、思ったりもした。

こんな時こそ、商売なんて考えず、義理や人情を優先すべきだったんじゃないかと、自分の小っちゃさを改めて実感させられている。
さらに、もうクルーズのお客さんと会うこともないのかと思ったら、急に寂しくなって、さらに落ち込んでしまった。

思いがけず、重たい話に接してしまい、モヤモヤが抜けないでいる。
帰宅してすぐにジムに行って、クタクタになるまで走っても、どこか頭が冴えてしまっている。

今日の日のことは、多分、ずっと忘れないだろうと思う。

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旅先、決まる…

2023-12-11 10:19:36 | つぶやき
来年3月の旅がメキシコとキューバに決まった。

サウジアラビアやイラクにも行けるようになったので、その辺りを陸路で結ぶような感じの旅行も行きたかったし、人が鬱陶しいバングラやパキスタンも再訪したい気もあったが、前回がインドだったので皆が却下。インドと真逆な感じのニューヨーク、ペルーのマチュピチュにガラパゴス諸島も候補に上がった。けれど円安で超物価高のニューヨークには恐れをなし、ペルーもガラパゴス諸島も日程がタイト過ぎて休みを延ばさないと無理だと判明。私的には南米で未訪のギアナ3国をささっと縦断したいというささやかな願いもあったが、「あえて日本の裏側まで行くのに、わざわざ何もないところを選んで行くなんて無駄過ぎる…」と、言う前から聞こえてきそうなので諦めることにした。そんな折、中学生になった娘が「社会科で社会主義をちょっと学習したよ…」と、いうことで、ならば生きた社会主義を体感できるキューバはどうかと提案したところ、妻がついでにメキシコでマヤ文明の遺跡を見れるならということで、なんとなく話がまとまった。

メキシコまではANAのマイルを使って発券した。メキシコからキューバへは、今後、フライトを探し予約しようかと思っている。
一時よりは随分改善されたが、まだまだ国際線航空券は高止まりしていていて、特に長距離路線は高い。ピークを外してもコロナ禍前のような価格は、ほとんど出てこない。たまに「おっ、これは…」と、思うのは、何社かのLCCを乗り繋いで、目的地到着まで2日とか3日とかかかるものだったりする。サーチャージも12月に入り再び値上がりに転じているし、中国大陸系の国際線の戻りが遅いことで、競争に拍車がかからないのも一因だと思われる。そんな既存の航空会社が高値を付ける中で、LCCはこの機を逃すなとばかり超距離路線にもどんどん参入してきている。日系LCCはカナダや西海岸へ、韓国のLCCはヨーロッパ(クロアチア)への就航予定もあるんだとか。

日本人の海外渡航者がなかなか増えないのは、円安だけじゃなく、まだまだ航空券を始めとする旅行費用が総じて高いのも原因だろうなと思う。

27年前のメキシコの物価は安かったけど、今は随分変わっている。日本と変わらないか、ちょっと安いくらい。キューバはドルと現地通貨の2重価格だったけれど、今はその外国人価格が高騰している感じで、反面、現地通貨で購入できるものがほとんど無くなっていそう。

それはそうと、来年は今年よりも円高になるだろうし、少しでも行きやすくなればうれしい。
3月には130円程度まで下がってくれるとありがたいが、無理だろうな…。

キックバックで大変なことになってきた岸田さん…。

だんだん運もなくなってきたような…。


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計算違い…

2023-12-10 21:17:10 | 時事(海外)
大谷さん、ドジャースと巨額契約成立。

その額なんと、1015億円だとか!

皆、年俸で割るといくらだとか、月給だといくらかとか、中には時給にするといくらになるとか算出しているのもあるけれど、こんなの何の意味もないじゃないかと…。
そもそもこれって計算の仕方を間違えていると思う。1015億円は、1ドル145円のレートで換算して出てくる金額である。しかも受け取りは今ではないし、為替は日々変わるものだから1年後ですらともかく、10年後の為替なんて一体どうなっているか誰にも想定できない。なので、本来は7億ドルと報じないといけない。その上で近々のレートでおよそ1015億円と言うべきじゃないのか。例えば12年前の1ドル75円のレートだったら525億円と半分になってしまうし、120円辺りだと840億円だ。これだと1015億円のインパクトとは、ちょっと違うような気もする。

とはいえ、凄い金額だし夢のある話であることには変わりないけれど…。

生涯ドジャーズは別として、贅沢税を考慮した年俸後払いの提案は、本人の案なのかそれともアドバイザーなどからの税金対策案として出てきたのか、ちょっと気になるけれど、これだけ巨額な金額ともなると、いろいろ対策として考えるのは当たり前だ。一般的に人は10億円くらい手にして始めて金銭欲がほぼ満たされると、巨額なお金を手にした人らのアンケート結果があるという。大谷さんの場合、すでに数億円はあるだろうから、今回の巨額契約で得られる満足度は、金銭欲とはちょっと違うんだろうなと…。彼が求めるものは、健康とケガや故障に見舞われない体しかないかも。

ただこの金額に見合った結果を残さないといけないと、おそらく意識せずにはいられないと思うから、来年からそのプレッシャーの中、大変だろうなという気もする。
もっとも超一流選手というのは、そういう中でやってきてるから、今さらそんなことで左右されることはないのかな…。

ひと昔前に良く耳にした「アメリカンドリーム」という言葉。
今は死語なのか、ほとんど聞かれなくなった。

今回の件で、久しぶりに思い出したが、マスコミが報じるキャプションみたいなものには、どこにも出てこない。

やっぱり死語を実感している…。

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