ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

開放

2021-06-30 20:10:02 | 時事(海外)
明日からタイ、プーケットが隔離なし入国が可能になる。

2度のワクチン接種が最低条件だが、ともかくコロナ後、アジアの国々の中で条件付きであれ隔離なし観光入国が可能になったのは、プーケットが初めてのケースとなる。6月に入ってタイでも感染増があったりして、一時はまた延期かと思ったりもしたが、こうやって無事始まるところまでこぎつけられて、まずは良かったと思う。プーケットの状況を見て、その後、タイ各地の開放は以下の通り。

クラビ:7月、8月、10月と段階的に開放
パンガー:8月からカオラックを開放
スラタニー(サムイ島):7月以降段階的に開放
チェンマイ:8月以降段階的に開放
チョンブリ:10月にパタヤ(バンラムン、サタヒップ)バンコク、ペチャブリ(チャアム)、プラチュワップキーリーカン(ホアヒン)

ただ、これは欧米とアラブ諸国向けの開放だと言われている。日本を含めアジア圏は帰国時の再入国条件が厳しく、今のところ韓国だけがワクチン接種後の開放に前向きな方向を示している。

ただし日本人でもハードルは高くなるが行こうと思えば行ける。まず日本でワクチンを接種し、さらにワクチン接種証明書を英文で取得しなければならない。ここが第一の関門だと思われる。そして72時間以内の陰性証明書、これも英文証明がいる。それと10万ドル以上の医療保険加入、これはタイ大使館のHPの中で推奨しているところでネット手配すると4000円程度と日本の保険会社よりも割安で手配が可能だとか。あとはこのプログラムの認定を受けたホテルの予約、安宿などはダメなようで一度決めたホテル以外、移るのもダメ。そしてCOE(タイ入国許可証)の取得、これはタイ大使館のネット申請が可能とのこと。

これらを全部クリアしても、日本帰国時も面倒だ。タイ出国72時間前の日本サイド指定の陰性証明書が必要で、かつ日本再入国時に検疫所指定の施設で3日間隔離され、その後は自宅での待機も求められる。これも大きな関門となっている。

ただしプーケット滞在14日後はタイの県外への移動は自由となっている。この場合は14日が過ぎているので以後の行動は完全フリー。宿泊先も自由に決められる。タイへ長期滞在で行く方などは、プーケットに14日間強制滞在という条件が付くと思えば良いかも。ちなみにプーケットへはタイ航空のバンコク経由便が可能となっている。バンコクまでLCCで行き、タイ国内線に乗り替える場合などは、乗り継ぎ時間などの条件があるので注意がいるようだ。

ともかく今は現実的ではないとしても、上手くいけば、徐々に条件も緩やかになっていくはず。

ともあれ、まずは、はじめの一歩を歓迎したい。

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寝坊と詐欺

2021-06-28 11:45:05 | 時事(国内)
今日は朝から大阪へ出張する予定だった。

名古屋を朝7時に出る列車の予約をしていたのだが、目覚ましをセットするのを忘れ、起きたのが7時だった。切符は3回まで変更できるので、一瞬1時間後の8時に出る列車で行こうかと思ったのだが、なんとなく気力が湧かず断念。後日行くことに…。

経済産業省のキャリア官僚が、「家賃支援給付金」詐欺で捕まったニュース。
キャリア職員という事は上級甲種試験に合格した大変優秀な方々にもかかわらず、それをたった550万円程度で失くすこと、捕まらずに済むだろうと踏んだことも、ちょっと想像力が乏し過ぎる。しかもこの制度は経産省が管轄する中小企業庁の制度であり、言ってみれば自分たちが作った制度の瑕疵を知った上でのことにもかかわらず、支給通知が大家さんのところにいきそこで発覚してしまうという、頭が良いはずなのに、詰めが甘いなと。

報道では経産省に限った事ではないらしいが、霞が関では若手キャリア組がどんどん退職しているという話がでていた。捕まった彼らもコロナ以前に会社を設立しており、近い将来退職して何かを始める予定だったのかもしれない。天下国家を論じることを好む集団が経済産業省だと言われていた、もうそういう時代ではないのかもしれない。エリート中のエリートの世界でもこれまでの価値観では測れないほど、様々ことが変わってきているんだなとあらためて思う。

あと3日ほどで、今年も半分が終わる。

年末くらいには、わずかに明るい兆しが見えてきているような気がするものの、ウィルスも生き残りをかけて必死になっている。人間の英知が上回り、抑え込みに成功するのか、一進一退のまま五分五分で2022年以降に持ち越しになるのか、未だわからないけれど、願わくば、あと半年での決着を望みたい。

おそらくあと半年も、あっという間だろうな…。


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成す術がない

2021-06-24 21:01:02 | 時事(海外)
香港、蘋果(りんご)日報廃刊へ…。

完全な思想弾圧であり、こんなに悲しいことはない。読んだこともない新聞だし自分の国のことではないけれど、これまで自由を謳歌していた香港の人たちの身になって想像すると、あっという間に全体主義に飲み込まれてしまったことに絶望と諦めしかないだろうと思う。西側の国々がどんなに批判しようと、中国に対しては経済制裁の手段もないし、もう成す術がない。

国安法が成立してからまだ1年も経っていないのに、この勢いだとあっという間に大陸化してしまいそうだ。経済活動だけは、従来通り自由が保証されているようだが、思想と宗教、そして政治活動はこれからもどんどん制限が課せられるだろうと思う。法律に関しては、未だ外国籍の裁判官が残っており、イギリスの判例などを踏襲しているようだが、中国はそこにも介入しようとしているようで、将来的に香港では公正な裁判は受けられなくなるのも時間の問題だと思われる。

本当に気の毒でならない。

とはいえ、日本ではあまり報道されていないのは、残念極まりない。関心ないのは仕方ないけれど…。

うちの中国仕入れの担当者が突然変わり、後任となった担当者と初日にぶつかってしまった。これまでのやり方を無理くり変えようとする後任の担当者にすべて反論したため、仕入れがストップしてしまった。しばらく連絡がつかず、怒っているのだろうという想像は付いたが、こちらは感情で反論しているのではなく、仕事の効率上妥協するわけにもいかないので、「いい加減、返信くらいしろ…」と伝えると、2日経ってからようやく返事が来た。

「その件は、社長と話してください…」と。

社長にも後任担当者のやり方に納得いかない内容を送りつけると、社長から返信があった。すると「以前のやり方でやらせていただきます、担当も別の人に変更します…」と。で新しい担当者は、物腰柔らかで気持ちの悪いほど丁寧な方に変更された。しかも若い女性のようでやたらと絵文字を使う。普通の対応で良いのに、あまり丁寧にされると返って気を使うし、面倒な奴と思われているのかとうがった見方をしてしまう。

面倒くさいな中国人。いや、中国人全体をひとくくりに判断してはいけないかも…。

それでもしばらくはうまく付き合っていかないといけない。また自分で行けるようになれば、こういうストレスからも解放されるのに…。

今は我慢するしかない…。

それでも香港人よりマシか…。


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おもてなし度

2021-06-22 20:00:20 | つぶやき
USJに行ってきた。

というか行かされた、という方が正しい。ちょうど娘の学校が代休で休みだったのと、先月受けた英検に合格したご褒美ということで、以前から約束していたことでもあった。とはいえ、実際は一次試験に合格しただけで、来週2次試験が残っている。けれど本人曰く、「一次試験の点数が予測を上回った為、仮に2次試験が0点でも受かるから絶対大丈夫…」ということで、「空いている平日に前倒しで行かせてくれ…」と、拝み倒されていく羽目に…。これで落ちたらご褒美詐欺だが…。

ちょうど大阪が緊急事態宣言明けの月曜日だったこともあり、かなり空いていた。どのアトラクションも15分程度で乗れるし、混んでる時よりもずっと疲労感も少ない。これが何よりもありがたい。ただし空いていることで、調子に乗り激しいジェットコースターに乗ったのがいけなかった。その後、1時間以上気分の悪さが続いた。午後からは2時間づつ妻と交代でカフェで休憩を取った。エアコンの効いたカフェの店内は涼しく完全に熟睡。空いているので他の客を気にすることもなく、店から追い出されることもないのが良かった。それでも閉館までいるとクタクタになる。テーマパークはやっぱり疲れるなと実感。齢のせいかも…。

当日、早起きして出掛けるのが嫌だったので、USJ前にある近鉄系のホテルに前泊した。緊急事態宣言中と被っていたせいか3人で1泊5900円(税サ込)というビジネスホテル並みの安だった。ベッドも3つあるし充分、快適だった。それにしてもUSJは入場料が高いなとすでに8000円を超えている。しかも毎年のように値上げをしていて今やディズニーランドより高くなっているんだとか…。

それにしてもいつも思うのが、そこで働く方々の笑顔のおもてなし度の凄いこと。パーク内の清掃係のお兄さんでもすれ違う度に笑顔を向けてくれるし、アトラクションに乗る前に、子供に対してのみなら未だしも、こんなおっさんに対しても、笑顔で「コインをいっぱい拾ってくださいね…」とか「「怖がらなくても大丈夫ですよ、ハリーが助けてくれますからね…」などと言ってくれる。これを冷静に「アホ、怖いことなんかあるかい、こんなの子供だましだろ…」などと口が裂けても言えない雰囲気がそこにはある。笑顔を向けられて、嫌な気にはなる人などいないということをあらためて体感する。

これを受けて、明日からもう少し笑顔でいこうかなと、ちょっとだけ思った。

やっぱり無理かな…。

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夢とショックと大谷くん

2021-06-19 17:34:17 | 時事(国内)
辛坊さん、ヨットでの単独太平洋横断に成功。

まずは夢が叶って良かった。と思ったら帰りもヨットで、しかも来週早々にはサンディエゴを出発するのだとか…。なんだか成功の余韻すらないまま帰路に着くなんてちょっと気の毒だなと…。山登りもそうだが、下山時の事故の方が圧倒的に多いので帰りの方が事故の心配がある。まぁ、帰りは無寄港にはこだわらないようなのでハワイ、マジェロ、コスラエ、ポンペイ、チューク、グアム、サイパン、小笠原などアイランドホッピングしながら台風を避けて帰ってもいいのにと思ったり…。アメリカの薬局でワクチン接種も終えたようなので、太平洋にある島々への入国もしやすいのではと思うけれど、どうなんだろう?
それにしても好きなことがやれて、ほんとにうらやましい。

突然、中国仕入れのうちの担当者が変わってしまいショックを受けている。顔はみたことがないけれど、誠実さが伝わってくるような対応で、これまでとても助かっていたのに、突然、退職してしまったようで本当に残念。今度の人は淡々と事務的で言葉もちょっとキツイ感じでがっかり。これまではこちらのペースでよかったはずなのに、「これからは、こういう流れでお願いします」と、客であるこちらをまったく尊重してくれない態度に、ここは譲れないと反論してメールを送ったら、それっきり返事がない。仕事なんだから感情抜きにして返事をしてくれと思う。最初から険悪になってしまうのは本意ではないけれど、最初が大事だとも思うし、ちょうど仕入れの途中なのに、なんだか最悪のタイミングになってしまった。まぁ、成るようなるか…。

コロナ禍であまり明るい話題がない中で、この男の話題に救われているところがある。

「大谷翔平」である。

野球はほとんど観ないが、彼の活躍は観ていて気持ちが良い。投げて打って走ってとイチローや松井以上に見せてくれる。見かけも爽やかで性格も良さそうなのが良い。今シーズンの活躍からすると今の年俸が気の毒でならないが、この流れが数年続くことを願うばかりだ。

明日から久しぶりの連休。

ちょっと気分転換に行ってきます。
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期待の10月

2021-06-17 21:07:29 | 時事(海外)
宣言解除が見えてきた。

愛知県はまん防への格下げで岐阜と三重はまん防解除となる。人も戻り始め、ようやく山を越えつつある。とは言っても数か月後、再びということも充分ありうるので、もう一度くらいはあると思っていてもいいかもしれない。

日本再入国時の緩和は当面ないので、何も状況は変わらないものの、ワクチン接種済の方々へのタイ、プーケットの隔離なし入国が、今度こそ始まるようで、30社を超える航空会社からの申請があったようだ。さらに8月からチェンマイでも隔離なし入国を受け入れるとの発表があった。ただしプーケットは橋で繋がっているとはいえ、島であることで他の街への行動管理は可能だが、内陸にあるチェンマイはそうはいかない。一旦入ってしまえば、あとは容易に移動できてしまう。それをどうやって管理するのか疑問ではある。それでもこうやって少しづつ開放していくことで10月のバンコク、12月ないし年明けの全土開放に繋がると思えば貴重な一歩ではある。観光客はもちろんだろうけれど、仕事で入国許可を待っている人もたくさんいる。何はともあれ、最初のプーケットケースがうまくいきますように…。

それと日本のワクチン証明書にも進展があった。来月より、まずは紙ベースでの証明書が地方自治体より交付され、その後デジタル発行も行う予定らしい。欲を言えば、それがどこの国家間でも使えるように、英文のものや国際規格に見合ったものであることを望みたい。おそらくだが日本はオリンピック後の感染状況を見たうえで、日本再入国後の緩和条件を公表するのではないかと…これが8月後半から9月頃だと思われる。

いずれにしても、今の段階ではワクチン接種を終えた日本人が、限られた渡航先へ最低限の条件で出国できるようになるのは早くて10月、遅くて年明け、真ん中があるとすれば12月頃ではないかと勝手に想定している。

ただし気になるのは、およそ2%というタイのワクチン接種率だ。東南アジアの国々では、多くの国がこんなものなのかもしれないけれど…。

中国はもっと頑張って配っているのかと思っていた。

ともかく10月、これを一つの目安に待ちたい。



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うわさ話

2021-06-15 21:23:15 | 時事(国内)
早いもので6月もすでに半ば…。

一度目のワクチン接種を終えた方々も増え、徐々に人の戻りを実感している。早い人は2度目の接種を終えた人も結構いる。昨日、時々来てくれるお客さんで旦那さんがお医者さんという方が友人を連れてやってきた。この友人も旦那さんが医者だった。この二人が来られた時、先に二人のお客さんがいて、ちょうどワクチンの話をしていていたのだが、この二人はそれを黙って聞いていた。

先の二人が帰った後、私が「ワクチンは、もう済みましたか?」と聞くと、最初は口ごもっていた後、「私は打たないの…うちの主人も打っていないし…」。聞くと、連れの友人も打っていないし、医者であるその友人の御主人も打っていなかった。なんとなく想像はついたが、一応、理由を聞いてみると、やはり臨床実験に充分な時間を要していないからとのことだった。「お医者さんで、もちろん打っている人もいるけれど、おそらく4割くらいは打っていないわね…」さらに「すでに打ちました、と言って打っていない方も多いわよ…」とのこと。欧米では6割以上の医者が打っていないとも言っていた。

具体的にすぐに起こる副作用とか副反応とかそういうことを危惧してということではなく、接種後、数年後に起こりうるかもしれない何か免疫上の異変を心配しているようだった。また年寄りは打てばいいが、若い人、出産を控えている人はできるだけ打つべきではないと考えている医者も多いとのこと。もちろん表立っては言えないけれど…と。

話の中でも驚いたのが、総理大臣の菅さんとか接種したと言われる主要閣僚の方々、それと皇族の方々などは一般的に出回っているワクチンとは別の種類のワクチンを接種しているという話。別のワクチンって、果たしてそんなのがあるのか、もしあるのなら、なぜそっちのワクチンを増産しないのか、などなど疑問は尽きなかったが、ヨガとか変な健康法に夢中になっている方ならまだしも、曲がりなりにも医者の奥様らが言う言葉だったのでちょっと驚いてしまった。

今の世の中、何か真実なのか本当にわかりにくい。

ただ、聞くとちょっと恐ろしく感じた。

打たない選択肢イコール出国できない、となると、そんなのあり得ない。

医療業界に伝わる噂話や都市伝説、そう信じたい。


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無気力

2021-06-12 22:18:03 | 時事(海外)
香港の女神さん、釈放される。

まずは無事に出てこれて良かった。けれどこの7か月間でしっかりと恐怖は植え付けられたはずなので、これまでのような発言はもうできないだろうと思う。また、そう判断されたことからの釈放なのかなと…。このまま香港に留まれば、生涯監視は続くだろうし、本人次第だが本来なら英国にでも移住した方が良いのかなと思ったり…。ただし出国させてくれる自由があるのかどうかもわからないけれど。

今年は香港で天安門事件の追悼集会は開かれなかった。というか、もう2度と開かれないだろう。香港の自由は約束の50年どころか、その半分足らずで、完全に消えてしまった。それを決定的にさせたのは、今年の3月、北京で開かれた全人代だった。そこで、「愛国者による香港統治」が可決された。この愛国者とは、言葉通りにとれば、香港を愛する人ということになる。しかし近平さんらは、中国共産党に反対する者は愛国者ではないと求めてきた。香港は長年、その選挙制度をめぐってもめてきた。それもある方向が示されたことになる。つまり中国共産党に反対する者は立候補することはできないということ。これで香港の選挙制度は完全に形骸化されてしまった。
 
元々、50年は変えないという英国との約束があった。では51年目からは中国が自由に変えてしまうことができる内容になっていたのか、それはわからないけれど、最低でもあと25年は自由を謳歌できたはずなのにと思うと気の毒でならない。ただし、ここまではっきりと中国共産党の権威主義を浮きだたされると、もうどうすることもできなくなる。

今の中国の理屈は、常に脅迫と暴力的要素が含まれている。

今や文革で終わった毛沢東の時代ですら平和に思えるほど…。

永遠に眠れる獅子のままで良かったのに…。
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暗い話

2021-06-09 22:33:05 | 時事(国内)
先日の党首討論。

「日本の失業率は先進国で最も低く、倒産件数も低い水準にある。一日も早く感染収束させるのが最大の景気対策だ…」と首相の弁。これを素直に聞けば、先進国の中で経済的には最も健闘しているかのようにも聞こえるし、あとはワクチン接種が進めば経済も復活すると…。けれど実際の日本経済では、昨年度はEU全体の2倍の落ち込みをしている。表に出ている倒産件数だけでは実態はわからないし、倒産件数だけでなく失業率や貧困率での比較もしないと一概に比較はできない。

さらに日本のこの先に待っているのは、凋落が決定的になるという暗い話しかない。その象徴となるのは国民の反対の中で行われるオリンピックの失敗だ。ただし開催はされる。されてもしょぼい五輪として、世界に記憶されてしまうということ。対して東京五輪を反面教師に行われる北京(冬季)五輪の成功だ。しょぼい東京五輪に対して北京五輪は華々しく開催される。凋落する日本と台頭する中国が対比され、鮮明に世界に印象付けられることになるという話だ。本当にそうなるのかはわからないけれど、あながち外れてもないという気がする。

さらにワクチン接種の進み具合が、まだまだ今一つだ。たしかにグッと進みつつはある。けれど第5波が予測される7月後半から8月前半には、まったく間に合わない。つまりオリンピックの終了と共に第5波が到来してしまう。ちょうどお盆前のタイミングで再び宣言やまん防に突入する。そして8月の半ばから9月の前半にかけて、ちょうど今現在のような状況になるのではないかと…。

3月から4月の時点で今現在の予測が出来ていたのと同じように、これがまた、7月と8月に再び巡り巡ってくる。今月20日以降、再び人が動き出し、やれやれと思ったら、またひと月後、今のような状態に陥る。もうちょっとうんざりではあるが、きっと政治家も成す術がないので結局、同じ道を辿るんだろうなと。

そろそろ本当に見直さないといけないのはコロナへのゼロリスク思考だと思う。これを求めるとベストな選択肢が見過ごされてしまう。

まぁ、これも変わらないかな…。


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バランス…

2021-06-07 20:15:29 | つぶやき
久しぶりの友人ご来訪。

翻訳と来日外国人のインバウンド業務を手掛ける友人夫婦だが、昨年3月からインバウンドの仕事はゼロ、翻訳業も3分の1程度となり、昨年春にオープンしたB&Bも開店休業状態。仕事が途絶えて早1年と3か月が経つ。完全に意気消沈していて元気がない。言えなかったが、すっかり老け込んでしまったようだった。

人の心配している余裕などないものの、「あと半年もすれば、今とは随分違う状況となりますから…」とは言ってみても、仕事がないと落ち着かない気質は変えようがないらしい。すでにお金持ちなので生活の心配はないけれど、精神的なところでちょっと心配ではある。こういう時、仕事が趣味のような人は気の毒としか言いようがない。

元々、この友人の半分程度しか働いていない私が言うのもなんだが、生涯労働時間は短ければ短いほどベストだというところに一定の価値を見出してしまっているので、人生のうち1年やそこら働かなくても、まったく構わないのではないかと思っている。仕事とやりたいことのバランスが大事で、仕事に撲殺されて自分の時間がほとんどないまま人生が終わるというのは寂し過ぎる。しかも友人夫婦はお金はもう充分あるのだから、ここはあと半年、何か今までできなかったこととか好きなことをして、また状況が変わったら頑張れば良いと思うのだけれど…、なかなか伝わらないのがちょっともどかしい。

もっとも人はそれぞれの思考や価値観の中で生きているもので、他人がとやかく言っても、そう簡単に考えなど変わるわけがないのも分かってはいる。仕事という存在は、お金を稼ぐということで生活の安定や将来の備えに繋がり、さらには達成感や自己肯定感、そいうことをあらためて感じさせてくれるもの。で、それらがバランスよく保たれている中で精神的安定に繋がる。今はおおよそこのすべてが欠けてしまっているのだから、心のバランスが保たれないもの仕方がない。

今はこういう人が世界中にたくさんいるはず。

また志の高い人や賢い人ほど、ずっと先のことまで心配してしまうのかも…。

その後は、国や自治体、商工会議所などから様々なサポートを受ける方法やその際のポイントなどを長々と教えてくれた。感謝しかない。

なんとか元気になってほしいと思う。

それにはやっぱりワクチン接種が広がり、人々のマインドが変わり、少しでも以前のような社会にも戻ってくれることを願うしかないなと思う。

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