ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

明日への不安

2007-08-04 09:36:42 | つぶやき


人間誰しも常に不安を抱えながら生きている。

仕事の不安、生活の不安、そして老後の不安など、人によって様々だが、
大なり小なり何かしらの不安を抱えている。
言ってみれば、人生に不安は付きものなのである。と言ってみたところで
不安は解消されるものではないが…。

以前、アジア9カ国で「現在の生活に満足しているか?」「将来に対する
不安を抱えているか?」などと題する、アンケートを香港の新聞社が実施した。
その結果、9カ国の中で最も経済的に豊かな日本人が、最も
「今の生活に満足していない」「将来、大変不安である」と答えている。

その反面、この9カ国中、経済的に最も貧しいフィリピンが、最も
「現在の生活に、満足している」、「将来、不安を抱えていない」
という対照的な答えをしている。
まさかフィリピンだけ、お金持ちを対象にアンケートをしたわけでは
ないとは思うが、それにしても豊かな日本にとっては、皮肉な結果である。

豊かな国で暮らしている人々は、生活水準が下がることへの恐怖心が大変
大きいという。すぐに絶望的になり、悲観に暮れるそうだ。
逆に貧しい国の人々は、過度の期待をすることなく、現状の中から、
楽しみや生きがいを見つけて,生きていくことができる。
楽観的になり、我慢強くなるらしい。

これまで貧しい国々を訪れる度に、日本人に生まれてラッキーだったと、
たまに思ったものだが、日本の中で暮らしていると、果たして本当に
ラッキーだったのか?と疑問に思うことが多々ある。

90年台前半をピークに、日本の右肩上がりの時代はすでに終わっている。
今のところまだ経済大国ではあるが、老人大国である以上、経済は下降線を
たどる一方であろう。

これからの時代、私たち日本人も、もう少し楽観的にそして我慢強く
生きていく必要があると強く感じている。



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