ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

悲しい日

2019-09-30 21:56:20 | つぶやき
明日から税率アップ。

気づけば駆け込み需要などなく、いつもと何一つ変わらないまま、閉店後にレジの税率を10%に設定して終わった。2%だからなのか、食料品は据え置きだからなのか、9月の後半になってもお客さんからは増税の話などはほとんど聞かれないままだった。

案外、思ったほど、皆、意識していないのかも。ただ、ふたを開けてみないとわからないけれど…。

今日は陸マイラーにとって、とても悲しい日になってしまった。ついにラインポイントからメトロポイントへのルートが年内で閉鎖されることになってしまった。いつかは…と思っていたけれど、ついにこの日がやってきた。慌てて抱えていた12000ラインポイントをメトロポイントへ交換した。8月から日々の買い物によるポイント還元がキャッシュバックのような形に変更され、メリット半減の中での閉鎖ということで、ラインペイユーザーの減少は確実になると思われる。これで残るは東急ルートしかなくなり、還元率もこれまでより6%ダウンする。うちは特にメトロポイント頼みだったので、今後、大きな作戦変更を迫られる形になってしまった。

おそらくラインペイの経営が思わしくないのだろう。電子マネーも乱立気味でそろそろ経営合併とか始まるのかな、どうなんだろう。

気を取り直して、また明日から頑張ろう!




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人の人生を想像してみる

2019-09-27 22:49:44 | 時事(国内)
金ぴか先生亡くなる。

というニュースをタイで聞いた。今の若い人には知らない人も多いかもしれない。ちょうど30年位前、バブルの只中が彼のピークと重なっている。予備校にはお世話にならなかったが、当時の代ゼミのイメージは、まさに金ぴか先生そのものという記憶がある。

90分一コマの講義のギャラが200万円だったというから、ほんとうにバブリーな金額だ。その後、東進に移ったというところまではなんとなく覚えているけれど、それ以後は、選挙に出たりなどは全く知らなかった。てっきりどこかの予備校の経営陣にでもなっているかと思っていた。

それが生活保護で孤独死…。

まさに一見すると豊かな青春、惨めな老後だが、意外にそうではないなと思う。なんでも2年前に1億円の高級車を購入したことで妻が出ていき、そこから荒んだ生活になっていったようなことが記事に出ていたが、だとすれば、2年前には1億の車を購入する資金はあったということになるし、その後、2年で破産したとしても自宅もまだある。もっとも自宅があっても生活保護は受けられることもあるらしいので、仮にそうだとしても愛車である1億円の車は売却しないといけないはずだし、その資金が2年足らずで無くなるというのも、ちょっと不思議だなと思う。解せない部分はあるけれど、まぁ、諸事情で生活保護になってしまったのだろう。

強がってはいるけれど、おそらくは奥さんが出ていってしまったことで、生きる気力が失われていったようなも思える。どんなにお金があっても孤独ほどつらいものはない。

68歳はまだ若い。もし今後あと20年この暮らしが続くのなら、惨めな老後は間違いないけれど、この歳でのたった1年~2年ほどの孤独と無気力生活なら、一般的に傍から見れば先行逃げ切りの型の豊かな人生だったと言える。

多くの人が、お金持ちからの転落人生のような見方をしているが、私にはどうしてもそうは思えない。死ぬに死ねない人も多くいる中で、本人は案外、概ね希望通りの人生だったのではと思える。

もちろん、本当のところは本人しかわかならないけれど…。

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マンゴーづくし

2019-09-26 21:21:26 | つぶやき
帰国いたしました。

往路は深夜便、復路は昼便だったが、往復共にガラ空き。搭乗率は50%を切っていて、特に行きの深夜便は3割ほどしか埋まっていなかった。タイは現在、観光シーズンではないものの、こんなんで大丈夫なのかタイ航空と心配してしまうほど。そのおかげで往復共に3席占有のエコノミースリーパーで大変ありがたかったけれど…。

名古屋発の唯一の深夜便と言ってもいいタイ航空のバンコク行き。深夜0時を跨ぐ便は、以前からこの便以外にはない。この便を使うと、日数の節約になるので本当に便利だ。なにせ出発日の丸1日を有効に使える。バンコク以遠に乗り継ぐとしても、早朝の乗り換えも可能だ。LCCの台頭もあり、今後、搭乗率の低下で運休になってしまわないように願うばかりだ。

もうすぐ雨期明けのタイ。観光シーズンもやってくる。数年前までの中国人のタイブームも去り、その代わりを埋めているのはインド人という記事が現地紙に掲載されていた。私のバンコクの定宿付近が元々インド人の多いところなので、その変わり様は今ひとつわからないけれど、近年の経済発展で激増した中産階級がタイを渡航先に選ぶのはなんとなくわかるものがある。それに中国人離れを察したタイが、1年間限定でインド人向けにビザ代の免除を行ったというのも、ちゃっかりしているタイらしい気がしている。

チェンマイではマンゴーばかりを食べていた。最初、市場で二つほど買ってホテルの部屋へ戻り、ちょっと冷やして剥いて食べたら、これがとても美味しいかったので、すぐに買いに戻り10個ほど購入。その後さらに5個買い増し、計15個も食べてしまった。これでも日本円でおよそ1000円ほど。多分、マンゴーシーズンではないと思うけれど、十分、美味しかった。タイ料理もいいけれど、タイや東南アジアではフルーツのポテンシャルも相当に高いということを覚えておいていただきたい。

名古屋に戻ったら、また一段と秋が進んでいた。

山登りにちょうどいい季節がやってきた。

10月はどこか山登りに行きたいな…。


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行ってきます。

2019-09-21 00:56:18 | つぶやき
明日からタイへ行ってきます。

今月初めに行ったばかりだが、やり残したこととお客さんからの頼まれごとのために、再び行く羽目になってしまった。ちょうどタイ航空が特典マイル半額キャンペーンをやっていて今月に限り、通常の半分の22,500マイルで往復できるので、これはありがたかった。、ただし、バンコク往復だけ。チェンマイまでは購入しないといけない。

先週、引き出しからJALマイルのカードが出てきた。近年JALには乗ることはないし、溜めてもいないのでほっとらかしだったのだが、調べてみると昔乗った分が9,923マイル溜まっていた。しかもそのうちの4,700マイルが来月末で失効してしまうことがわかった。

9,923マイルだと国内の近場に片道で行ける程度だ。けれど10,000マイルあれば金券として持っていられる。それにはあと67マイル足らない。クレジットカードでの買い物でJALに溜めるようにはしていないし、来月中には加算されないと失効してしまう。調べてみると、バンコクの国内線を飛ぶバンコクエアーがJALマイルに加算することができるようだった。

飛びたい日付と時間帯で調べると、バンコクエアーはタイ航空よりも高い。まぁ、金券にするためには仕方ない。

一度、こういう隘路に入り込むと、実はお得なようで、結局は企業の戦略にまんまと乗せられて、実際は余計な失費を強いられてしまっているのではないかと思わないでもない。

そうそう、台湾、今度はキリバスと断交。

数日前のソロモン諸島に続いて、この間隔で今度はキリバスだ。おそらく中国だけはこの発表のタイミングを知っていたんだろうな…。もしかすると、続けてまだあるのかもしれない。香港のうっ憤を台湾に向けているような気もするし…。

次回の旅の行き先は、台湾と国交をしている国にしようかな…?

台風、大丈夫だろうか?

とりあえず、行ってきます。


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赤バスと青バス

2019-09-20 22:56:31 | 時事(海外)
昨日だったか、バンコクの公共バスにまつわる記事がネットに掲載されていた。

今は無き日野自動車製のバス、いすゞ自動車や三菱製のバスも、未だ現役で走っている。外見はすでにボロボロで中には黒煙をまき散らしながら走っている車両もある。導入したのは1978年だというから、すでに40年以上になる。私が初めてタイを訪れた31年前には、すでに同じ車種のバスが走っていた。エアコンなしというのも変わっていない。

記事の内容は、3年ほど前から中国製の新型バスが走るようになってきたというもので、このまま日本製バスは完全にフェードアウトしてしまうのかという内容だった。話は日本の経済力の低下や影響力ともリンクしていて、中国の台頭の権威話とも繋がっていた。

中国製の新型バスは燃費や環境対策にも優れていて、当然、エアコンもついている。それでいて日本製の新型バスと比べて価格が3分の1だというからこれでは全く勝ち目がない。唯一の強みはアフターケアだ。日野自動車らの日本勢は、故障すると直営の整備部隊がすぐに駆けつけ、即時の復旧作業を成し遂げているとのこと。

けれど優れた技術、優れた品質、これを繰り返している限り、日本勢のシェア拡大は難しいと言われている。ひと昔前なら、中国製の信用度は極端に低かったが、今や技術力も上がり、中国製だからすぐに壊れるというのも、もはや過去のものになりつつある。

やはり3分の1の価格差は大きいのだろう。タイ人だって、いつまでもおんぼろの日本製よりきれいな中国製のほうが良いに決まっている。

昔は、バンコクではどこへ行くにもバスだった。乗り降りやバスルートは難解だったが、運賃は一律だったので本当によく乗った。降りる所を間違えて、暑い中、延々と歩いたこともあった。昔は今も走っている赤バスの他に青バスというのがあった。共にぼろバスだったが、赤色のバスは3バーツ、当時でおよそ15円。本数は少ないが青バスは2バーツでおよそ10円で5円の差があった。たった5円だったが青バスが来るとなんとなく得した気分になったものだった。エアコンバスもあったが、料金は距離制だったので、当時、私たちのような旅行者には、ちょっと贅沢な乗り物という位置づけだったと記憶している。

今はもう乗ることがなくなってしまったけれど、バンコクの街中で日本製のおんぼろバスを見ると、渋滞で動かなくなったバスの中で、排気ガスの匂いと汗のまみれのTシャツが不快だったことなどを思い出すことがある。

路上の屋台が減り、バスも新しくなり、バンコクの景色が急速に変わっていく。

若いころの思い出がたくさん詰まっている場所だけに、ちょっと寂しい気がしている。


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二人に一人

2019-09-18 21:18:22 | つぶやき
3日間のイベントが終わり、昨日は大阪へ。やっと休めるはずが、今日は健康診断の日だった。

大腸と胃と肺、そして前立腺の4つのがん検診だった。今や2人に1人ががんになる時代らしいので、こうなるともう風邪にかかるのと同じくらいの確立で、誰もがいつがんになってもおかしくない。また、ひと昔前と違って治療法も進歩し続けていて生存率も段々伸びてきている。

まぁ、何はともあれ早期発見。これに尽きるのだろう。

あとは、遅くても治る。いや、どうせならワクチン予防で防げるくらいのレベルになってくれたらありがたいなと思う。

検診は、一応、午前中で終わったが、午後は雑務が待っていた。今月はバタバタしていて、あまり休みがないのが辛い。夕方、テレビのニュースを見ていると、埼玉県で小学4年生の男の子が殺害されたという…。実家のすぐ近くなので、ちょっと驚いた。

なんとなく犯人逮捕は時間の問題のような気もするけれど、虐待にしろ事件にしろ、子供が犠牲になるのは気の毒で仕方ない。

日中はまだ暑さは残っているけれど、秋の気配はどんどんやってきている。

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贈り物

2019-09-17 20:57:54 | 時事(海外)
台湾、ソロモン諸島と断交。

これで国交を結ぶ国は、残すところ16か国になってしまった。資源も何もない小国が、大きなチャイナマネーにつられる気持ちもわからないではないが、ソロモン国民へのインタビューでは、多くの人が台湾を支持している発言をしているところを見ると、これは民意を反映したものでこれははなく、単に政治家を買収したようなものなんだろうなという気がしている。

次のターゲットはハイチなどと言われているがどうなんだろう?

同じ太平洋に、ニウエという国?(ニュージーランド領?)がある。この国は2002年に台湾との外交関係を断交し、中国と国交を樹立した。その3年後、何があったのかわからないが、再び台湾との外交関係再樹立をしている。こんなケースも稀にあるようなので、大陸中国の腹の黒さが身に沁みたら、再び、台湾に鞍替えしてもいいと思う。

おそらく台湾は、世界一と言えるほどの親日国だ。同じ植民地として支配した朝鮮半島とは千歩譲ってもこうはならないだろう。台湾では日本が去った後、大陸から国民党がやって来て随分、酷いことをした。この記憶が日本統治を美化した部分もあるかもしれないが、日本の貢献を冷静に評価する民族的資質の高さだという指摘もある。

戦後、韓国には莫大な援助をしている。大陸中国にもODAや技術支援などで相応の支援をしてきた。けれど、台湾には大きな支援や謝罪はほとんどしていない。にもかかわらず反日教育も行っていない。こんなに義理堅い国は他にない。

中国との手前、気を使いながらも、やっぱり台湾をないがしろにしてはいけないやっぱりとつくづく思う。

昨年、入管法で台湾人で日本に永住、もしくは帰化した人たちの本籍欄には「台湾」と住民票に記載されることになった。これまでは中国とか中華民国だったらしい。なんとなく日本からのせめてもの控えめな贈り物になった感じだ。

やはり台湾は台湾。中華民国でもないし大陸の一部でもない。

来年は、どこかに行く途中で、台湾にちょっとだけでも途中下車してみようかな…。

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完璧

2019-09-14 22:04:52 | 時事(国内)
ZOZOの前原社長さんが退任した。

自身が持つ36%の株のうち30%をヤフーの売却、で、その額およそ4000億だとか。退任理由は、「月へ行きたいとか新事業を起こす…」などとあるけれど、多分、一番の理由は違うんだろうなという気がする。

ZOZOスーツの失敗に始まり、独自割引制度による出店離れ、さらに自分が出すぎたばかりに周囲から叩かれたことなど、上手くいかないことが続き過ぎて、やる気がなくなってしまったのではないかと勝手に思っている。

結果的には失敗してしまったけれど、前向きじゃないとZOZOスーツのような奇策は、おそらく出てこない。上手くいっている間は、多少の失敗は恐れないから、良い悪いはともかくアイディアは出てきやすいし、それを行動に移すのも早い。けれど失敗が続くと、トラウマと共に数字での結果を受け止めなければならなくなるので、そうやすやすと次の一手が出てこなくなる。前澤さんの性格はわからないけれど、その特徴的なキャラクターゆえに、堅実な王道路線を歩む軌道修正ができなかったかったのではないかと思う。

もっとも、だからといって、彼が凄い経営者であることには変わりはないけれど…。

彼の財政事情なんてわからないが、株の売却にしてもタイミング的にはベストだと思う。本来、大量の自社株なんて、なかなか売れるものではないはず。自らの売りが株価を下げることになるし、売却が表に出れば、投資家にもマイナス的な憶測を呼んでしまうことにもなるだろう。そういう中でヤフーが買ってくれたのは、本当にラッキーだと思う。

やる気が失せたタイミングで株は売れるし、仕事の責任からも解放された。これで借金が返せて、宇宙にも行けて彼女とも上手くいけば、パーフェクトではないか。

新たな事業なんて、名ばかりなら、彼ほどの資産家ならいくらでもできる。これで名目と肩書も完璧だ。

彼はこれで本当に良かったのだ。

社長時代は、なんとも思わなかったけれど、今の彼はちょっとうらやましい気がしている。

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アイディア

2019-09-11 20:39:47 | つぶやき
名古屋市内から車でおよそ1時間、愛知県高浜市にあるなんてことのない小さな食品スーパー。

ここで水曜日と土曜日の週2日間だけ売りに出されるフルーツサンドが名古屋を中心に話題になっている。フルーツサンド、いわゆる耳のないパンに生クリームとフルーツが入っているいわゆるサンドイッチだが、この店のはちょっと違う。超巨大なフルーツが入っているのだ。

こんな話を妻から聞いたのが3~4か月前。「1度でいいから一緒に行って!?」と頼まれていた。買えるのは1人5個までという制限もある。朝10時からの販売で通常30~40分で売り切れてしまう。なので早くいって並ばなければいけないない。それが面倒で伸ばし伸ばしにしていたのだが、ついに行かされる羽目に。話では1時間前には行かないと購入できないらしいので、自宅を朝8時には出る。

フルーツサンドごときに1時間かけていって、さらに1時間並んで買って、また1時間かけて帰ってくる。これで半日は潰れてしまう。まるで罰ゲームだが、約束してしてしまっている以上は仕方ない。

で、今日、行かされた。

朝9時にスーパーに到着。スーパーは昔からある現地に根付いた昭和な感じだ。そこに若者や主婦などがすでに長蛇の列があった。店は朝8時からやっている。つまりこのフルーツサンドの販売開始時間が10時ということなのだ。1時間前でぎりぎり店内の最後の列に並ぶことができた。私たちの前にはすでに25人ほどがいる。もう少し遅かったら、暑い中外で並ばないといけなかった。

待っている間、ボーっとこの店を観察していた。どうも家族経営のような感じだ。そこにアルバイト、パートさんが数人という感じ。家族は父親と母親、長男に次男、そして長女。見た目からの勝手な想像だ。ただ、店は昔ながらの顧客はいるけれど、大手のスーパーに押されていつ潰れてしまってもおかしくない雰囲気が漂っている。そんな感じのところにこの行列ができているのがとても不思議な感じだった。

おそらくは若い兄弟が考案したのだろう。仕入れた果物には傷物や形の悪いB級品がある。そういうものを有効利用できないか、というところからの発想なのか、わからないけれど、とにかく果物が大きすぎて口に入らないこのインパクトが当たった、と思う。

メロンにマンゴー、桃に梨、ブドウにイチゴにパイナップル、どれもこれもとにかく大きく、たくさん入っている。価格はひとつ450円前後。1日300個程度の限定らしいが、これだけでおよそ35万以上の売り上げだ。見ていると行列効果もあって、人の出入りもこの手の店からすれば結構、多いような気もする。また、鮮魚の品揃えも豊富で、良く売れていた。

ちょっとしたアイディアが店を蘇らせた。そんな感じだ。

人と同じことをやっていてはダメだ。というのは、おそらく皆、認識している。そんな中で、大きな資金をかけず、ちょっとしたアイディアを行動に移す。それが功を奏することもある。
ダメなら辞めて、また別の発想で勝負すればいい。そうやってやり続けていく中で見えてくるものがあったりする。

ちょっと行ってよかったような気もしている。

肝心な味の方は、総じて中の果物は熟れていて美味しい。ただ、パン生地と生クリームは至って普通だった。



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ひとつでも…

2019-09-09 22:04:20 | つぶやき
娘がボルダリングに夢中になっている。

元々、近所にあるので小学校1年ころから時々、通っていたのだが、ここ最近は時間があると「ボルダリングに行きたい…」と言うようになった。娘が何かをやりたいというのは、これが初めてだった。

私としてはサッカーをやらせたかったので、幼稚園ころはボールを持って公園へ行き、ボールを蹴らせたりしていたのだが、「足が痛い…」と言いだしたのをきっかけに辞めてしまった。とはいえ、なんでもいいからともかくスポーツをやってほしかったのでいろいろ提案はしてみたのだが、全部、嫌だと断られたのでそれ以来、何も言わないようにしていた。

それがここへきて「ボルダリング」だ。

近所にあるボルダリングの会場は、基本、小学生以下は親が同伴しないと入れない。しかもここでは教えてくれるようなシステムはない。皆、別の場所で教えてもらい、レッスンのない時にここへ来て思い思いにやっているようだった。

レッスンは、ここを運営する会社別の場所で行っている。上手くなるには基本を教えてもらい、その後は自分で黙々とやるのが一般的なんだとか。

先日、半年以上ぶりに行ってみた。この日は土曜日だったので親子で来ている人が多く小学生も結構、いる。皆、総じて上手だ。娘も周囲の子らに感化されているようで黙々とやっている。出来ないと悔しいらしく、壁を見ながら延々と考えている。

小学生で上手な子の多くは父親が一生懸命教えている傾向にある。しかも、どこかで習っているらしいと、仲良くなった子に聞いたらしい。

そういうことなのかと納得した。

やりたいなら、やればいいと思う。わずかな指先の力で自分を支え、決められたルールに乗っ取ってゴールを目指す。ひとつクリアーすると次が待っている。どんどんハードになる。地味なスポーツで私にはその面白さが理解できないけれど、まぁ、好きなら仕方ない。

小学生の高学年の男の子とその両親の3人で来ているひとつ家族がいた。お父さんもお母さんも子供も一番難易度の高い壁をクリヤーしている。しかも3人で交代しながら、黙々とやっている。だれもひと言も話もしない。

「なんだ、この家族…」と思ったが、ちょっと素人ではない雰囲気だ。娘に聞くと、「いつも来ているよ…」「誰もしゃべらないけど…」と常連さんみたいだが、詳しくはわからなかった。

趣向は人それぞれ。

夢中になれるものが、何かひとつでもあればそれでいいと思う。

うーん、でもやっぱりボルダリングなのか…。

まぁ、カーリングよりは良いかな…。

いや、まだチームでやるほうがいいような気もするし…?

考えるの止めよ。



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