ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

シルクロードとお茶

2007-08-10 07:58:40 | 旅行(海外)

ウーロン茶が大好きで、この時期は冷蔵庫で冷やしてよく飲んでいる。
冬は冬で温かいウーロン茶や緑茶を実に良く飲んでいる。
気分が安らぐからだろうか?基本的にお茶が大好きである。

お茶の原産地は中国である。日本茶、中国茶、紅茶などいろいろなタイプ
のお茶があるが、原料は、すべて同じ種類の「茶の木」だそうである。
つまり、お茶の種類は製造過程の違いということになるらしい。

茶葉を完全に発酵させて作るのが紅茶。半発酵の状態のものが、ウーロン茶
や鉄観音などの青茶。発酵させず、蒸したり炒ったりするのが、緑茶。
簡単に言うとこういう違いであるとのことである。

そんなことよりも、面白いのがお茶を表す各国の言葉である。
おおよそであるが、2つの系統に大別することができる。

一つは「ティー」、もう一つは「チャ」に近い言葉である。
英語、フランス語、ドイツ語などは、ティー系で、インドのヒンドゥー語、
ロシア語、アラビア語などは、チャ系である。
そして、本家本元の中国では、広東語ではチャ、福建語ではテー、と発音される。

古代シルクロードを通ってお茶が伝わった国では、チャ系の言語を使い、
独自の茶文化が育っている。反面、新しくヨーロッパの交易品として
海を渡って伝わった国は、ティーに近い言葉を使いお茶は嗜好品の域を出ない
ものになっている。

シルクロードを旅すると、そんなことを実感することができるのである。

旅の途中、ふと目に留まった茶屋で重いリュックを下ろし、その土地のお茶を飲む。
そんな時のお茶は、どんな銘茶でも叶わない最高の味であり、至福の時間でもある。

次の旅は、そんなお茶が飲める国にしよう。(それはいつの話だ…笑)


コメント