ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

世界の辺境と…室町時代

2015-09-30 11:06:47 | 
「世界の辺境とハードボイルド室町時代」高野秀行/清水克行著を読んだ。

文明論の比較についての対談本だった。対談本って、ちょっとネームバリュー
のある人に楽に売れる本を出させるために企画されたモノのような気がするので、
わざわざ買って読むほどのものではないと思っていたところ、古本屋で偶然、発
見したのでつい、買ってしまった。

文明論の比較といっても、世界の辺境で起きている、例えばソマリア内戦が
実は応仁の乱と似ているとか、そもそも日本の室町時代が途上国にありがちな
無秩序の中の秩序で保たれているとか、そういうことを学術的裏付けなしで
語ってはいるのだが、それでも、独自の視点と取材力で聞く人を納得させてし
まうだけの高野氏の知識が際立っていた。

さらに、アフリカでは「どこのサッカーチームも自陣のゴールにバリアを張る
呪術師を雇っている」などの展開の広がりも面白い。

この本は、企画でもなんでもなく、たまたま編集者が同席した場で二人があって
話していた内容が、めちゃくちゃおもしろかったので本にしましょう、という
ことで生まれたらしい。

で、読み終えた後には二人への興味が増し、それぞれの著作を遡って読みたくな
るように出来上がっている。この辺は偶然なのか、わからないけれど、ともかく
今度は清水克行氏の本でも読んでみようと思う。

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苦痛と癒し

2015-09-27 20:57:26 | つぶやき
急遽、来週、中国へ行こうかと思いチケットを取ろうとすると、何かがおかしい。

調べてみると、10月1日から国慶節(建国記念日)ではないか。しかも7連休。
7日まで一週間も休みだ。しかも連休明けは混んでいて取れない。仕方ない、
ので、12日に伸ばすことになってしまった。

すると、友人から3日(土)にワインのイベントをやるから手伝ってくれと言わ
れた。なんでも150人~200人も来るらしい。にも関わらず男手が2人しかいない
ので、いつの間にか頭数に入れられていた。しかも会場の設営から給仕までフル
でこなさないといけないらしい。なんだか大変そうだ。

で、次の日は子供の運動会だった。「こういうものは母親が行けば…」とでも言
おうものなら、最近は大ひんしゅくを買う。近年は父親参観などもあって、参加
率は相当高い。昨年は欠席したので、今年初めて行ったのだが、ほぼ9割、父親が
出席していた。別に行きたくないわけではないし、子供への愛情がないと言われる
のも心外だ。

単に、こういう参加型の行事は時間が長いので嫌いなだけだ。園長先生の話なんて、
どうでもいい話を40分も50分も聞かされる。暑い日の運動会も歳が年なので、体に
も応える。しかも自分の子供が出ていない間の辛さと言ったらない。よそのガキが走
ろうが転ぼうがどうでもいいし、それを見て楽しめる心境が理解できない。
基本は、自分の子供のところだけ見たらそれでいいはずだ。
時々、心から楽しそうに参加しているよそのお父さんを見ると、なんとなく父親失格
の烙印を押された気になるのも辛い。

何度も言うが、結して、子供が嫌いというわけではない。かといって、保父さんにな
りたいほど、好きか、というとそういうわけでもない。

至って普通だと思っている。

つまり、人が集まるところが苦手ということなのかもしれない。
そこにいると疲労感を感じるのが苦痛なのかも…。

2か月前からハムスターを飼い始めた。
夜行性のハムスターは日中、殆んど寝ていて、夜、活動する。

近ごろ、夜、密かにハムスターと遊ぶことで、癒されている自分がいる。

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タモリと戦後ニッポン

2015-09-26 21:51:51 | 
そういえば、唯一、観ていた「ヨルタモリ」という番組が終わってしまった。
毎週日曜日、始まるのが夜遅いので、観れないことも多々あったが、久しぶり
に面白い番組だった。

基本はトーク番組で、宮沢りえなど、どうでもよかったが、何といっても、随
所に往年のタモリ芸が見られたのが良かった。「中洲産業大学」や「ハナモ
ゲラ語」「形態模写」などはとても懐かしかった。

少し前に「タモリと戦後ニッポン」近藤正高著を読んだ。

期待していなかったが、これが意外と面白かった。タモリ自身に興味などなくても、
読めてしまう。「人に歴史あり」ということかもしれない。彼を見出した赤塚不二
夫との関係も興味深かった。これはタモリというより、赤塚不二夫の器の大きさが
際立っていた。

彼の言葉に「反省をしない、計画を立てない、終わったものは仕方ない、で気にしない」
さらに「やる気のある者は去れ!や、夢を持つ人間なんてダメ!」などがある。
これは、出来る人間が言うから、取り上げられるのだろうけれど、出来ない人間からする
と、非常に心強い言葉として残るし、「これでいいんだ…」と思わせてくれるだけでも、
安心できるものではある。けれど、これを社会の中で実践すると、いわゆる「ダメ人間」と
して認識されてしまうので、気を付けなければいけない。

やっぱり、これは彼の謙遜や照れ隠しなんだと思う。

タモリは自身で、本を書いたりはしない。あまり多くも語らない。おそらく何も言わず
引退するんだろうと思う。

そういえば以前、筒井康隆が、「タモリとは、誰かが語り伝えていく存在」と言っていた
のが、印象に残っている。

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80円

2015-09-24 21:21:47 | 時事(国内)
アベノミクス「新三本の矢」が発表された。

GBP600億円とか子育て支援拡充などらしいが、そもそもアベノミクスっていっても
自分がどの職種なのかによっても、受ける恩恵が全く違う。円安でデフレ解消を謳
った第一だか第二の矢で、大手の輸出業などは軒並み恩恵を受けただろうけれど、
輸入業者にとって、これは尻に火をつけられたものでしかない。

うちなんか、今、思えば、民主党時代の円高時代の方が、どんだけ良かったか?
もっとも世間の景気が悪ければ、巡り廻って多くの商売が頭打ちになる。それは
それで仕方ない。けれど、その前に為替の変動で頭打ちでは、アベノミクスが嫌
がらせとしか思えなくなる。

今朝、スカイマークの井出会長が退任するにあたり、これまでを振り返ったコメント
を寄せていたのを読んだ。

全日空の支援が決まり、旧経営陣が一掃されるスカイマークの井出会長は先に辞任
した西久保社長とともに、長い間スカイマーク携わってきた。

いくつもの試練があったが、その中でももっとも大きかったのが「為替の変動」だと
語っている。破綻のきっかけを作った超大型機を購入することを決定した時期が1ドル
80円。その後、ドルは100円まで上がった。ここまでは想定内だったそうで、さらにド
ルは上がり続け、120円になった時点で「もう、限界を感じた」そうである。

もっとも、円安が維持されていれば、「破綻しないで済んだ」ということではないだ
ろうけれど、それでも、破綻の背中を押したのは間違いないだろう。

アベノミクスは、見方によっては、企業を破綻に追い込んでしまいことだってあるのだ。

今や日本企業も多くが、生産拠点は海外に移しているわけで、円安が必ずしもプラスと
いうことではないはず。トヨタのような大きいところは、多少の円安でも体力があるの
で充分やっていけるだろうし、ここ数年の円高で随分、増収したわけだから、今度は、
再び、「円高」に戻し、輸入業者にも、その恩恵を与えてくれても、罰当はたらないだ
ろう。

もし、次の4本目の矢があるのなら、ぜひとも、「円高」を…。

75円とは言わないけれど、せめて「80円」を、もう一度、お願いしたい。

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安宿女将

2015-09-22 21:18:28 | つぶやき
ようやく連休も明日で終わり。

休みではない者にとっては、「やっと終わったか…」とほっとし、休んでいた者に
とっては、すでに明日の夕方くらいから、明後日の仕事や学校のことを思い、憂鬱
になると思われる。とはいえ、二日行って、また、休みなので、そんなに負担はな
いかもしれない。

いろいろ考えると、仕事って、やっぱり体には良くないような気がする。すべてで
はないけれど、甘く見積もっても「8-2」くらいで悪い。もちろん、悪いのが8割。
残りの2割は、自己実現とか達成感とかそういう部分で必要かと。時々、仕事が好き
とか仕事が趣味とか仕事が生きがい、みたいなことを言う人がいるけれど、そういう
方は、そもそも私とは原子や細胞、粒子そのものが異なるのかもしれない。
理解が難しい。


昨夜、「世界ナゼそこに日本人」を偶然観た。

以前も何度か、観たことがあるけれど、最近は「世界と日本人」を組み合わせた番組
が多過ぎて、どれがどれだかわからないほど。昨日観たのは、番組の最後の方の「イ
ンドの田舎で安宿を経営する日本人女性」の話。旦那さんがアル中になったりして苦労
しながらも頑張っているという内容だった。

まぁ、内容はさておき、この女性、小さい頃は随分、引っ込み思案だったそう。けれど、
それを見かねたお父さんが、小学校の夏休みに、勝手に「トンガにホームステイ」を申
し込んだのがきっかけで、その後、性格が変わったらしい。で、その後、大人になり、
世界をあちこちふらつくようになり、紆余曲折を経てインドで安宿女将になってしまっ
たというもの。

これって親としてはどうなのか…?

この方のお父さんは、本当にこれで、良かったと思っているんだろうか?もしかすると
内心「トンガ」に行かせてしまったことを後悔してるのではないのか?

もちろん、本人が良いならそれで良いのだけれど…。

けれど、私なら嫌だ。

娘の将来がインドの田舎の安宿女将なんて、ちょっとキツイ。せめてニューデリーの
コンノートプレイスあたりの中級ホテル程度なら…、いやいや、そういう規模の問題
ではない。
いや、やっぱり規模の問題もあるかも。でも、大きければ大きいほど人間関係も大変
そうだし、安宿の方が楽しそうでいいのかも…。

ともかく、良かれと思った親の勝手な行動が原因で、子供の行く末に多大なる影響を
及ぼすということが、怖いなと思った。特に、それが残念な方向だった時、どれほど
後悔と落胆をするんだろう。

もっとも、これは完全な親のエゴで、選択した本人がそれで良ければそれで良いのだ
けれど…。

子育って、難解だ。

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セットで…

2015-09-20 21:10:31 | 時事(国内)
安保法案可決。

産経、読売、日経の3紙が主見出しで「可決」と伝え、朝日、毎日、東京の3紙は
「強行」と掲載したとのこと。東京新聞に至っては「さあ 戦争に行こう」とまる
で明日にも戦争が始まるかのような見出しだったとか…。

ニュースでもメディアの多くは、どこも真っ向否定だ。

どうも、メディアは「両方の意見をバランス良く報道する」という原則を無視して
いるように感じる。

憲法学者も違憲だといい、国民の半数以上は否定的な意見だという。こうなると
安保法制に賛成の人は、さも「戦争することに賛成」みたいなカテゴリーに組こ
まれてしまいそうだ。

安倍さんの真意はもしかすると、もっと大胆な変革を望んでいるのかもしれないけ
れど、今回の安保法案に関しては、昨年の夏には閣議決定されていたし、「解釈
も変更しますよ…」と言っていた。もし、その後に、選挙もなにもなかったなら、
彼は相当の卑怯者だが、年末の選挙でアベノミクスに期待して、自公に一票を入れ
たのは、私たちではなかったのか。(ちなみに私は腹痛で放棄、これが一番いけな
いけれど…)

そんなに反対だったら、どうしてあの時、自公以外に入れなかったのか?

おそらく当時は、多くの人が景気回復にしか関心がなかったのではないかと思う。
憲法解釈の変更なんて、複雑で理解しにくいから深く考えなかったに違いない。

こうなることは、もうずっと前から決まっていたようなものなのに、にもかかわらず、
マスコミも何を今さら…という感じだ。

今後裁判になるのもいいけれど、面倒なことは言わず、次の選挙の時に自民党以外に
投票すればいいだけの話だ。共産党にでも入れれば、真っ先に「閣議決定して」再度、
解釈変更の手続きに入るだろう。

その間に「有事な事態は起こらない」はずだ。

そんなに心配なことはないのに…。

左向き以外の人々で安保法制に反対の人は「経済は自民じゃなければダメだから政権
与党は自民がいいけれど、しかし、憲法解釈の変更などは一切やってほしくない…
」というような矛盾があるのだと思う。

ここは、ぜひ、セットで考えていただきたい。

で、アベベの魂胆がどうであれ、日本は世界の多くの国のように、「戦争ができる国」
にはならないし、なれないと思っている。

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良く晴れた日に…

2015-09-18 20:43:07 | 
明日からシルバーウィーク。

誰が決めたのか、いつの間にか5月の連休並に長くなっている。休めない私には
迷惑以外のなにものでもないけれど、実のところ、今週はだらだらし過ぎて、あ
まり仕事していないので、バランス的にはちょうどいいかもしれない。

明日からちょうどイベントと重なり、まるまる6日間休みなしだが、この連休は
11月末からの代休で、どこかへ逃避しようと思っている。

では、どこへ…?

先日、読んだ、「よく晴れた日にイランへ…」蔵前仁一著のイランも面白そうだ。
特に彼が訪れた「サル.アガ.セイード」という辺境の村。山の断面に土壁の粗末な
家が何百件も並んでいる。写真だけでも、そのインパクトは凄いものがある。
数百年、いや千年前の住居と言われても、疑わないだろう。
どこの国にも辺境に行けば、まだまだ、面白い風景に出会えるものである。

旅行人を休刊した後、彼は何をやっているのだろうと思いきや、時々、旅をして、
時々、本を書いて…と、随分、充実したその後を過ごしているとかで、なんとも
うらやましい。

イランに行ったのは今から17年前。ただ、今や随分、変わったみたいだ。ビザも空
港で取れるようになっているのには、まず驚いた。イラクとの混同で常に危険なイ
メージが定着しているせいか、あまり日本人は行かないようだが、中国人は個人旅
行者が、結構、訪れていると記されていた。

煩わしい革命防衛隊も、随分、大人しくなったらしい。この国を訪れるうえで、も
っともやっかいな方々だった。至る所で人々を監視していた。私も三度捕まった。
しかも手錠をかけて詰所に連れていかれるので、本当に怖かった。ただ、慣れれば
「またか…」で済んでしまう。

とはいっても、子連れでイランは、あらゆる意味でキツイに違いない。


明日からの連休を前に、今日の夜便で出国する人も多いのでは…。
東南アジアが人気だとか…。

今の日本は、過ごしやすい季節でなので、それほどの脱出願望はないけれど、もう少し、
寒くなったら、どこか南国にでも行こうと思っている。

その前に、明日から仕事せねば…。

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決意

2015-09-17 23:11:46 | つぶやき
毎日、何気なく仕事をしている。

別に、何気なくというのがいけないわけではないとは思う。けれど、
何かが足らない。近ごろはすっかり秋めいて、気分的にモチベーショ
ンも下がり気味だ。

サラリーマンではないので、上司に怒られるわけでもなく、見せかけ
だけでも、やる気満々をアピールする必要もない。
けれど、それが返っていけない。一度、やる気がなくなると、復活する
のがどんどん遅れる。時々だが、本気で「誰か叱ってくれたら…」と
思う時がある。もちろん、これは仕事相手やお客さんからではなく、
仮想上司か仮想社長のような人からである。

もっとも、近年、叱られなることに慣れていない環境下にあるので、実際
に叱られたら、すぐに心が折れて落ち込むに違いないけれど…。

それと同時に気づいたことがある。
思えば、数字の目標はあっても、「これからどうしたいのか?」という
将来的に目指す方向が全く見えていないことである。

いや、別に今、気づいたわけではく、面倒なのでただ考えないようにして
いただけなのかもしれない。ただ、こういう状態が仕事に対する緊張感を
失わせ、また、モチベーションの低下にも繋がっているような気がしている。

そこで、近々に3年後の目標を立てようと思う。

そして、現状の仕事に対して改善すべきところを、全部書き出し洗い出す。
極力、無駄を省き、休みは今よりも取れるようにする。

暗中模索からの脱却である。

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発言

2015-09-16 20:56:34 | 時事(国内)
シールズの奥田氏の国会発言。

ああいう感情論に訴えるスピーチは、一般の法案反対論者にとっては、
効果絶大だったようにも思える。また、それを大学生が行ったのだから、
なおさらだ。髪も黒く染めて、少しは、年配の方々の好感度もアップし
たかもしれない。

けれど、「私たちは無党派…」などと、ちょっと無理がある部分も冒頭
からあった。背後には民主党や共産党の影が、これは設立時からあるだ
ろう。主要の活動メンバーからもそれは判別できてしまうものだ。
むしろ、そういう部分も公に語ったほうが、賛同も得られると思うのに…。
あえて、それを隠そうとするから、余計勘ぐられることにもなる。

ただ、大学生が国会の場で、例えスピーチライターが書いたものでも、堂々
と自己主張する姿は、結してバカに出来たものではない。日本の大学生の
大方は、彼よりずっと何も考えてないはずだ。

それに、法案に反対する人が正しいわけでもなく、賛同する人が正しい意見
を持った人、と言うことでもない。意見は様々である。
けれど、選挙で自民党を選んだのは、私たちだ。その自民党のトップである
首相が仮に個人的にどうしてもやりたいことだったとしても、それを間接的
にも選んでしまったのは、私たち国民なのだから、これはもう、どうしよう
もない。もっとも、「選んでいない…」という人もいるだろうけれど、民主
主義は数がモノを言う世界なわけで、どうしても許せないなら、何年かかっ
てでも、自らが政治家になって力をつけて、廃案にすればいいだけだ。

そもそも、デモだって、昨年の選挙の前にやればよかったし、今さら土壇場
でやっても、すでに遅い気がする。

感情的にならず、純粋に現実的に国防や国益だけを考えれば、民主党や共産
党主動でも、自民党とは、またちょっと違った憲法改正論があっても、絶対
に良いはずだ。

思想に左右されない、改正論。

そういうのが全く出てこない、というところが、こういう党のダメなところ
なんだと思えてならない。


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クルーザーハウス

2015-09-14 20:34:00 | 時事(国内)
鬼怒川決壊でも流されなかったあの「白い家」が絶賛されている。

築3年ほどの旭化成のへーベルハウスらしい。他の家がどんどん流さ
れて行く中、確かに動くことはなかった。翌日の映像でも、しっかり
立っていた。

もっとも床上浸水はしたはずなので、床や壁の状態は浸水した他の家
と変わらないと思うけれど、立て直す必要はないとしたら、たしかに
凄い。株価が上がるのもうなずける。

会社としても、あれ以上の広告はないだろう。CMのための実験映像な
らどんな実験に耐えたとしても、疑心暗鬼にもなるが、現実の中での
映像では、これほど説得力のあるものはない。

今後、旭化成の営業マンは、あの映像トークで受注増は間違いないだろう。

全く知らなかったが、阪神大震災でも延焼を防ぎ、全壊しなかったのは
ヘーベルハウスが多かったらしい。

けれど、その分、価格は高いんだとか…。
ヘーベルハウス1軒の値段で木造の同サイズ、同グレードの家が2軒建て
られるという話もある。
しかも、築後30年で屋上防水の貼り増しと外壁の特殊塗装、シーリング
再充填で最低400万以上かかり、これをやらないとヘーベルハウスの保
証が切れるという話も…。

まぁ、安全には金がかかるというもの、ある意味、うなずける。

今から35年くらい前、私が小学校3年くらいの時、通学路の途中に、「
クルーザーハウス」と銘打った、見た目は船のクルーザーそのものの
家が展示されていたことがあった。小学生ですら、「この家、果たして
住みやすいんだろうか?」と疑問を呈するような形だった記憶があるが、
もし、あの家が洪水でも沈まず、船のように漂うことが可能だったと
したら、なんて先見の目があっただろうと思った。

けれど、あれ以来、一度として、目にすることがなかったので、おそら
くはまったく売れなかったんだろうと推測している。

ちょっと時代が早すぎたのかもしれない。

どこのメーカーかわからないけれど、企画販売するなら「今」です。


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