隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

上海城市新聞 Vol.24 『3年ぶりの武漢旅行はトラブル続出』 (その12)

2014年11月09日 | 上海城市新聞

上海城市新聞 Vol.24 『3年ぶりの武漢旅行はトラブル続出』 (その11)⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f348729b4b5ddfc60138cf7f6dfaca3c

     
      =写真をクリック・タップすると拡大画像が表示されます=

 

CA(中国国際航空)8216便は、定刻より30分遅れて12:55に武漢天河国際空港を出発しました。

 

30分遅れが回復出来ないままに、北京首都空港に14:55に到着したら、羽田への乗り継ぎ便の出発まで2時間15分しかありません。

 

行きに北京で、武漢への乗り継ぎ便に乗り遅れているだけに焦ります。機内で走りたいくらいの気持ちです。

 

飛行機は定刻より20分遅れの14:45に北京首都空港第3ターミナルの国内線専用Dゾーンの04搭乗口に到着。

 

これから、国際線乗り継ぎ専用カウンターで搭乗券を発券してもらい、無人運転によるシャトル(以下APMと表記)で国際線専用のEゾーンに移動です。

 

行きの乗り継ぎ便に乗り遅れているので、武漢では手荷物を預けずに機内に持ち込んだので、手荷物引き取りの時間は短縮できます。

 

Eゾーンで、出国審査、安全検査を受けて、北京17:10発 羽田21:30着のCA183便に搭乗出来ます。

 

Dゾーン2Fにある乗り継ぎカウンターに行ったところ、係員から発せられたのは信じられない言葉です。

 

CA183便はキャンセルになりました」「詳細はCゾーン4FのHカウンターで確認して下さい」とのこと!

 

今回の旅行で4回目、そして最大のトラブル発生です。しかし、トラブルに慣れてしまったのか、意外と冷静でした。

 

APMに乗り込み、Cゾーンに移動、エレベーターで4Fに上がり、国際線チェックイン専用のHカウンターに行きました。

 

Hカウンターの係員から「CA8216便は台風のためキャンセルです。反対側にある“国際售票処(International Ticket Counter)” に行ってチケットを再発行してもらって下さい」と言われました。

 

“国際售票処” に行くと、この日の日本へのCA便は台風19号の影響で全便キャンセルになったので、翌日以降のチケットを再発行するとのことです。

 

Dsc_0291

 

ちなみに台風19号は、中国では“台風黄蜂(スズメバチ)”と呼んでいました。本当にスズメバチの様に獰猛で強い台風に襲われてしまいました。

 

翌朝8:45発の羽田便は満席とのこと。17:10発のCA183便はまだ空席があるとのことでしたが、一刻も早く帰国したかったので、空席のある9:25発の成田行きCA925便のEチケットを追加料金なしで発券してもらいました。

 

後で判ったのですが、CA183便の機材がA330-200なのに対して、CA925便はB747-400。成田行きはジャンボ機なので、席に余裕があったのですね。

 

ホテルはどうすればよいか訪ねたところ、隣の“国際値班経理■(木へんに巨)台(International Duty Maneger)” に行けとのこと。

 

係員に訪ねると、ホテルの宿泊、食事、送迎はCAが負担するので、希望するならホテルから迎えに来るので、カウンターの前で待てと言われました。

 

“国際售票処” の前で並んでいた親子連れの日本人から「英語も中国語も判らないので、係員が何を言っているのか教えて欲しい」と声をかけられました。

 

この方たちは名古屋から来られて、今日の便で中部国際空港に帰国予定だったそうです。

 

15分程すると、ホテルからの出迎えが来ました。確認するとホテルは北京市内ではなく、空港近くとのこと。

 

市内のホテルだったら、夜は北京の繁華街「王府井(ワンフーチン)」に久しぶりに行こうと思っていたので残念です。

 

名古屋から来られた方たちは、荷物を市内のホテルに預けてあるので、CA手配のホテルに泊まらず、自腹で市内にもう1泊するそうです。

 

結局ホテル係員について来たのは7人。欧米人が2人、中国人が4人、日本人は隊長一人だけです。

 

第3ターミナル地下駐車場に停めてあったホテル送迎バスに乗り込んだのは、16:00。空港駐車場出口から渋滞に巻き込まれます。

 

空港周辺道路をノロノロと進み、「豊栄君華酒店(Golden Phoenix Hotel)」に到着したのが16:20。渋滞がなければ5~10分で着きそうな距離です。

 

Dsc_0278

 

チェックインの時に言われたのが、「ツインルームしか無いので、一人の方は相部屋になります」とのこと。

 

どんな国籍の人と一緒になるかも分からずに不安でしたが、航空会社の費用で泊まるので仕方ないと諦めて部屋に向かいます。

 

寝室は思ったより綺麗でしたが、浴室は暗く、ティッシュペーパーもトイレットペーパーもありませんでした。

 

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カーテンを開けると、窓から空港へ着陸する飛行機が間近に見えました。

 

夕食は17:30から可能とのことでしたが、ホテルの外を散策し、コンビニで寝酒用のビールとおつまみを仕入れてこようと思いました。

 

ホテル前の道路に出て、辺りを見回すと、コンビニはおろか商店も民家も全くありません。

 

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道路脇の看板の地図を見ると、ホテルは空港のすぐ側にあり、回りには何もないことがわかります。

 

Dsc_0275  

 

だんだんと薄暗くなり、寒くなってきました。出発前に武漢の気温を調べて暖かいとわかっていたので、薄手の上着しか持参していません。

 

散策は諦めて、18:00に指定されたホテルの2Fに行くと、そこはレストランではなく大宴会場でした。

 

円卓のあちらこちらには先客がいます。どうやら日本行きの国際線の乗客だけでなく、CAの国内線のキャンセルになった便の乗客もいるようです。

 

Dsc_0280

 

円卓の向こうには、テーブルの上にケータリングの様に料理が並んでいます。

 

ビールは、宴会場入り口の係員のところまで現金で買いに行きます。

 

入り口には、無造作にビールが箱のまま置かれています。「青島純生■(くちへんに卑)酒(ビール)」500ml瓶を購入。勿論冷えていません。このサービスで18元(約330円)は高いですね。

 

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料理は期待していなかったのですが、意外と美味しくて、お代わりをしてしまいました。

 

Dsc_0283

 

食後に何もすることがないので、部屋に戻り、テレビを観ているうちに、いつしか寝てしまいました。

 

心配していた同宿者は、幸運なことに結局来ませんでした。

 

★続きは 『3年ぶりの武漢旅行はトラブル続出』 (その13)で★

 

 

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