隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

上海城市新聞 Vol.17 『厦門・鼓浪嶼旅遊』(その2)

2012年05月08日 | 上海城市新聞

上海城市新聞 Vol.17 『厦門・鼓浪嶼旅遊』(その1)はこちら⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ad5a802a5c34a77cefe12cb702bd6e1e

         

 

【鼓浪嶼】


鼓浪嶼(コロンス島)は、アモイ島の西南に位置し、第二次世界大戦前は「共同租界」として、各国の領事館が置かれ、外国人、華僑も多く住んだ西洋風の建物が多い小島です。

 

客運埠頭の隣の輪度(渡し船)ターミナルから鼓浪嶼に向いました。渡し船と言うと小さな舟を想像しますが、結構大きな船です。フェリーと言っても良いのでしょうが、車は乗船できません、なぜなら、鼓浪嶼は自動車の走行が禁止されているからです。


この渡し船は、行きは無料、帰りに8元(≒120円)を払うことになっています。ただし、船の1階は椅子が無く、運賃とは別に1元を払うと椅子のある2階に上がることが出来ます。

 

 

【島の自動車は?】


島では自動車の走行が禁止されているので、荷物を運ぶのにはリヤカーが、観光客の移動には電動車が使用されています。確かに島の病院の前に停まっていた救急車も小さくてかわいらしい電動車でした。以前、NHKの「世界ふれあい街歩き」と言う番組で、島にある唯一のガソリン車は消防車だけと放送されましたが、地元の人に聞くと、ごみ収集車も電動車ではなくガソリン車だそうです。

 

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【リヤカーと観光用電動車】

 

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【救急車も、おもちゃの様な電動車です】

 

 

【鋼琴博物館】


コロンス島は、別名鋼琴(ピアノ)島とも呼ばれ、ビアノの普及率が高く、多くのピアニスト、音楽家を輩出しています。島には鋼琴博物館もあり、多くのピアノが展示されていて、ビアノの歴史を知ることが出来ます。西洋風の街角では、結婚写真の撮影風景にも出会いました。

 

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【結婚写真の撮影も】

 

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【鋼琴 (ピアノ) 博物館】

 

 

【日光岩】


日光岩はコロンス島の最高峰(標高100m)で、岩の頂上の展望台からは360度のパノラマ風景が楽しめます。

 

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【日光岩】

 

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【日光岩から対岸のアモイ島を望む】

 

 

==続きは、上海城市新聞 Vol.17 『厦門・鼓浪嶼旅遊』(その3:最終回)で==

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上海城市新聞 Vol.17 『厦門・鼓浪嶼旅遊』(その1)

2012年05月08日 | 上海城市新聞

上海に住んでいた当時、上海の街の様子や、中国各地の旅行記を「上海城市新聞」と名づけ、メールで配信していました。帰国後も配信を続けていて、最新号は2011年12月1日付けのVol.19 『武漢・信陽旅遊』です。

これまで配信した「上海城市新聞」を漸次、ブログにアップしています。第17回目は2009年5月5日発行の『厦門・鼓浪嶼旅遊』です。

容量が大きいため、(その1)・(その2)・(その3)と3回に分けてアップします。

全記事をA4サイズの、PDFファイルで作成しています。ご希望の方は、メッセージにてご連絡下さい。メール添付にてお送りいたします。

尚、記事中の写真をクリックすると拡大画像が表示されます。=================================================================
上海城市新聞 Vol.17             『厦門・鼓浪嶼旅遊』       2009年5月5日

SHANGHAI CITY NEWS Vol.17    “Xiamen・GulangYu Travel”       2009/5/5

                           =中国語で城市はCity,新聞はNewsの意味(日本語の新聞は英語では報紙と書きます)= 

                                                            =従って城市新聞はCITY NEWSの意味です=

 

 今回の城市新聞は、厦門(アモイ)・鼓浪嶼(コロンス島)への旅の様子をお伝えします。 

 

成田からJALとANAの直行便が就航している中国の都市は北から瀋陽、北京、大連、青島、上海、杭州、アモイ、広州、香港の9都市です(2009年5月現在)。この内、アモイ以外の他の都市は全て行ったことがあり、どうしても残ったアモイへ行きたくて、3泊4日の旅を計画しました。

 

【1日目:成田からアモイへ】


成田から中国南部福建省のアモイまでの飛行時間は行きが4時間45分、帰りが3時間40分です。

 

268pxchina_fujian_svg

【赤で塗りつぶされているのが福建省】

 

いつも感じるのですが、中国の飛行場はどこも都市の中心部から近いですね。これまで利用したことのある、瀋陽、大連、青島、煙台(青島と煙台はVol.13『青島・威海・煙台旅遊』で紹介)、杭州、綿陽(Vol.10『九賽溝・黄龍旅遊』)、昆明(Vol.11『昆明旅遊』)、広州、どこの空港も街の中心部に近く、遠いのは上海の浦東空港と、北京の首都国際空港くらいでした。

 

今回の厦門高崎国際空港も、東西13km、南北14Kmのアモイ島の北側にあり、市の中心部までタクシーで15分くらいでした。

 

【雨の中山路】


ホテルは、アモイ島西の白鷺洲公園内の湖浜中路にある「厦門宝龍大酒店」をネットで予約しました。繁華街からは少し離れていますが、地名の様に湖の中洲の島と言う素敵な場所に位置しています。

 

Photo

【2階建てバスから見た湖浜南路】

 

Photo_2

【中山路の商店街】

 

チェックイン後に、アモイ随一の繁華街と聞いていた、中山路へ向いました。ホテル近くのバス停から2階建てバスに乗り、湖浜南路を経由して行きました。パス料金は1元(≒15円)で、上海のバス料金の2元と比べ物価の安さを実感しました。ちなみにタクシーの初乗り料金はアモイの8元(≒120円)に対して、上海は11元(≒165円)です。

 

中山路は雨が降っても歩けるように、2階以上を歩道の上まで延ばす、華南地区特有の商店街が有名とのことでした。しかし、中山路は再開発中で、それほど賑やかではありませんでした。それでも、大通りの裏道には、間口の小さな商店が続いていました。

 

せっかくアモイに来たのだから、夕食は海鮮料理でも食べようと中山路から思明南路に出たところで急に雨が降ってきました。雨宿りに入ったビルの中には、海鮮料理の店がなく、山東料理の店しかありませんでした。アモイで何故か、東北地区の山東料理を食べることになってしまいました。 
          

 
【2日目:近観金門海上遊】


2日目の午前中は、アモイ島の客運埠頭から台湾領の金門島近海への海上遊覧です。中国語の観光案内には、「近観金門海上遊」と書かれています。ホテルから埠頭まではタクシーで約5分でした。

 

ここで困った事が起こりました。遊覧船に乗るには、中国人は身分証、外国人はパスポートの提示が必要との事です。中国では、国内線の飛行機に乗る際にはパスポートの提示が必要な事は知っていましたが、まさか遊覧船に乗るのにパスポートが必要とは思ってもいなくて、ホテルの金庫にパスポートを置いてきてしまいました。

 

台湾の領土近くまで行くので保安対策上、提示が義務つけられているのでしょう。ホテルまで取りに戻らなければと考えていたら、パスポートの番号を覚えていれば持参してなくとも良いとの事。保安検査場の係官の前にはノートPCが置かれ、係官にパスポートの番号を言うと、生年月日を聞かれ、それに答えると、PCの画面を見ていた係官から乗船して良いとの返事がありました。昨日の飛行場での入国記録がネットワークで瞬時に検索できるとは、少し恐ろしさを感じました。

 

Photo_3

【「三民主義統一中国」の標語】

 

Photo_6

【遊覧船のショータイム】

 

埠頭から金門島の隣の大担島沖まで約2.4Km、20分です。船内を見渡すと、乗客は全て中国人で、外国人は一人だけ。浪しぶきを上げながら、走っていた船が停泊すると、船内で座っていた中国人観光客が一斉にデッキに出て、写真を取り始めました。眼の前の島に「三民主義統一中国」の台湾の標語が掲げられているのが見えました。

 

帰りには、船内で何故かショータイムが始まり、民族衣装を着た女性のダンスがありました。この「近観金門海上遊」は1時間、120元(≒1800円)でした。

 

==続きは、上海城市新聞 Vol.17 『厦門・鼓浪嶼旅遊』(その2)で==

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