隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

上海城市新聞 Vol.16 『攀登上海』(その2)

2012年05月04日 | 上海城市新聞

上海城市新聞 Vol.16 『攀登上海』(その1)はこちら⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9d168e86bfb09830bc32d66a168b2d2c          

=写真をクリックすると拡大画像が表示されます=

 

【攀登成功!】


上海環球金融中心に登ると言う一番目の目的はかないませんでしたが、上海を訪れた二番目の目的地の盧浦大橋に向いました。

 

盧浦大橋は2003年6月に完成した上海市を南北に結ぶ南北高架道路の南端にあるアーチ型の橋です。上海浦東空港から市街地に入る際には、「南浦大橋」又は「盧浦大橋」のどちらかを利用しますので、上海に行かれた方はこの橋を通ったことがあると思います。

 

この盧浦大橋のアーチ部分の最上部に展望台があることを知っている方は少なく、上海駐在時に一度行ってみたいと思いながら、帰国してしまいました。

 

盧浦大橋を車で通過するのは簡単ですが、盧浦大橋の展望台へ登るまでは難儀しました。展望台へのアクセスはバスかタクシーですが、この時乗ったタクシーの運転手は、盧浦大橋を通過する道は知っているが、橋の下まで行く道は知らないとのことで、橋が見えたところで降ろされてしまいました。そこから橋の下まで何とかたどり着きましたが、展望台への入り口がどこだかわからず、近くを歩いている人に聞いても、展望台の入り口は知らないとのこと。やっと見つけた展望台の入り口、入場料は68元≒1020円でした。

 

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【展望台の入口は何処?】

 

Cimg3985

【これから橋の頂上を目指します】

 

その日は快晴にも関わらず、他の観光客はゼロ。まずはエレベーターで橋面まで昇りました。ガラス張りのエレベーターからは橋の下の江南造船廠(造船所)を見ることができます。エレベーターを降りるとそこは橋の上の道路。目の前を車がびゅんびゅんと通り過ぎていきます。

 

ここからは、歩いて橋のアーチ部分の階段を登って頂上を目指します。なぜかトランシーバーを持った係員が最初から最後まで付きっ切りでした。この人はガイドをしてくれる訳でもなく、一定の距離を置いてこちらを見張っているかの様でした。恐らく、上から物を投げる人や、飛び降り自殺を警戒しているのでしょう。

 

 

 

遠くから見ると緩やかなアーチ型をしていても、実際アーチ部分の階段の下に立つと、かなりの急角度です。階段の数は367段、途中まで登り、階段の下を見下ろすと足がすくむ程です。

 

息を切らしながら階段を登ると、最上部は予想以上の広さの展望スポットです。100mの高さから上海のパノラマビューを満喫することが出来ます。他のビルの展望台とは違いここはさえぎる物がないため、景色は抜群ですが、風が強いこと。冬はかなり厳しい展望スポットです。

 

橋の下の黄浦江(黄浦川)の両側は2010年の上海万博の会場です。展望台からは急ピッチでパビリオンを建設している様子も伺えました

 

Cimg4012

【足がすくむ程の急階段】

 

 

Cimg4006

【黄浦江と万博会場】

【再見上海!】


盧浦大橋に登ると言う上海駐在時からの夢を果たしました。他の観光客がいないことを幸いに、展望台の上から大声で「再見上海!」(さよなら上海)と叫びました。上海と次に会えるのは、来年(2010年)の万博の時でしょうか。

 

 

 

 

*料金の情報、人民元の円換算レートは2008年10月現在のものです。

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この時に登れなかった「上海環球金融中心」の展望台には、2011年5月に上海駐在時の部下の中国人女性の結婚式に参列のため上海に行った時に登ることができました。

 

次回の「上海城市新聞」は2009年5月5日発行の『厦門・鼓浪嶼旅遊』です。お楽しみに!

 

コメント (2)
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上海城市新聞 Vol.16 『攀登上海』(その1)

2012年05月04日 | 上海城市新聞

上海に住んでいた当時、上海の街の様子や、中国各地の旅行記を「上海城市新聞」と名づけ、メールで配信していました。帰国後も配信を続けていて、最新号は2011年12月1日付けのVol.19 『武漢・信陽旅遊』です。

これまで配信した「上海城市新聞」を漸次、ブログにアップしています。第16回目は2009年1月4日発行の『攀登上海』です。

容量が大きいため、(その1)・(その2)と2回に分けてアップします。

 全記事をA4サイズの、PDFファイルで作成しています。ご希望の方は、メッセージにてご連絡下さい。メール添付にてお送りいたします。

尚、記事中の写真をクリックすると拡大画像が表示されます。

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上海城市新聞 Vol.16       『攀登上海』      2009年1月4日

SHANGHAI CITY NEWS Vol.16        “Shanghai Climb”     2009/1/4

           =中国語で城市はCity,新聞はNewsの意味(日本語の新聞は英語では報紙と書きます)= 

                                     =従って城市新聞はCITY NEWSの意味です=

 

新年明けましておめでとうございます。

今年(2009年)はひさしぶりにのんびりとお正月を過ごしました。2008年1月20日に4年2ヶ月弱の上海駐在を終えて帰国するまでのお正月は、一時帰国して正月を過ごし慌しく上海に戻っていましたから。

久しぶりに上海城市新聞をお届けします。今回のテーマは新春らしく、攀登上海=上海登山です。

 

[攀登上海]


上海で登山? 上海は平地で山はもちろん、坂さえありません。そんな上海で、駐在中に高いところからの景色が見たくなると、高層建築物の展望台によく行っていました。そのため、上海のほとんど全ての高層建築物の展望台は制覇していました。

 

昨年10月10日~13日に、上海へ9ヶ月ぶりに行って来ました。目的は上海駐在中に制覇できなかった二つの高層建築物「上海環球金融中心」と「盧浦大橋」に登るためです。

 

[攀登失敗!]


「上海環球金融中心」の名前を聞いたことの無い方でも、「上海ヒルズ」と言えばお分かりでしょう。上海の金融センター街「浦東陸家嘴地区」に、森ビルグループの監修で昨年完成した101階492mの世界第2位の高さの建物です。(世界第1位は509mの台湾の台北101)

 

昨年(2008年)8月30日に仮オープンし、建物の高さでは2番目ですが、展望台の高さでは世界第1位の100階474mに登るのが今回の上海訪問の第一の目的です。

 

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【浦東陸家嘴地区金融街】

 

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【外灘(バンド)から視た明珠塔】

 

上海に駐在していた頃には、地下鉄2号線の陸家嘴駅で降りて地上に出ると、先ず北側の東方明珠電視塔(上海テレビ塔、高さ467.9m)の位置をランドマークとして確認し、次に南側の金茂大厦(高さ420.5m)を確認してから行動していました。

 

10月に行った時にも、これまでと同じ様に明珠塔を確認し、それから南側を向くと、見慣れた金茂タワーの後ろに上海環球金融中心がそびえ建っていました。周辺道路が未だ整備中だったため、上海環球金融中心にたどり着くまでにぐるりと周囲を歩き回りました。 

 

やっとたどり着いたと思ったら、10月25日のグランドオープン前だったので、ビルの中に入ることは出来ませんでした。それでは、既にオープンしていると聞いていた展望台に登ろうと思い、切符売り場に行ってびっくり! 長い行列ができていました。聞くと2時間以上待たなければならにとのこと。限られた時間の旅行者の悲しさ。今回は展望台に登るのはあきらめました。

 

それにしても、100階の展望台の入場料150元≒2250円は中国の物価水準を考えると異常に高い! 隣の金茂タワーの88階の展望台70元≒1050円に比べると強気の価格設定ですね。

 

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【上海金融環球中心と金茂大厦】

 

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【上海金融環球中心】

 

===続きは、上海城市新聞 Vol.16 『攀登上海』(その2)で===

 
2015/8/11 追記) 書棚を整理したら、「上海環球金融中心」のパンフレットは見つかりませんでしたが、「金茂大厦 88层观光厅(Jin Mao Observatory 88)」のパンフレットが出てきました。


「金茂大厦」は、本文中にもある様に、上海「浦東陸家嘴地区」にある高さ420.5mの超高層ビルで、「上海環球金融中心」が出来るまでは、同地区でその高さは際立っていました。


88階建ての「金茂大厦」の最上階にある展望フロアが、「金茂大厦 88层观光厅」です。

 
日本から、家族、友人や出張者が来たときに連れて行く定番コースが、高さ467.9mの「東方明珠電視塔(上海テレビ塔)」の展望台か、「金茂大厦」の展望フロアでした。

 
本文中では、2008年当時の「金茂大厦 88层观光厅」の入場料が、70元(当時のレートで約1,050円)になっていますが、パンフレットには50元となっています。


又、裏面に「国際跳傘表演」と書かれ、パラシュートの写真があります。同ビルから、スカイダイビングのパホーマンスがあったのをTVニュースで観た記憶があるので、50元は2005~6年頃の料金かな。今はいくらしているのでしょうかね?

 

 

 

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