隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

上海城市新聞 Vol.24 『3年ぶりの武漢旅行はトラブル続出』 (その13:最終回)

2014年11月11日 | 上海城市新聞

上海城市新聞 Vol.24 『3年ぶりの武漢旅行はトラブル続出』 (その12)⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6106e1581024874e1fc3dd2ebe0fc99a

    
          =写真をクリック・タップすると拡大画像が表示されます=


【6日目:10月14日(火)】 曇り。北京より一日遅れで帰国。


前日の13日に北京首都国際空港から羽田空港へ帰国予定でしたが、台風19号の影響で欠航になり、空港近くのホテルで1泊しました。


朝5:00に起床。テレビを点けると、天気予報をやっていて、今日の北京の気温は10~20℃の予想です。


豊栄君華酒店(Golden Phoenix Hotel)」は、CA(中国国際航空)御用達のホテルなので、午前4時から空港への送迎バスが出ています。


朝食のサービスは5:30から始まっていましたが、9:25発の飛行機でまだ時間があるので、5:50頃に1Fのレストランに降りて行きました。


すると、中は満席状態です。暫く立って席を空くのを待っていると、一斉に人々が出ていき、ホテル玄関に横付けされていた、6:00発の3台の大型送迎バスに乗り込みます。


チェックインの時に、フライトの出発時間を聞かれ、答えたら、6:40発のバスに乗って下さいと言われました。レストランの混雑を避ける為に、バスの時間を指定されたのでしょう。


ブッフェスタイルの朝食ですが、食べる物も飲み物も殆ど残っていません。何とか、残り物をかき集めてお皿に盛りました。

 


朝食を済ませ、少し休息を取り、ホテルの外に出ると、天気予報で言っていた10℃の最低温度より、寒い気がします。


まさか北京に一泊するとは思っていなかったので、薄手の上着しか持参していません。寒いので、大急ぎで送迎バスに乗り込みます。


バスは定刻の6:40にホテルを出発。今回は2台の大型バスです。このホテルに、昨晩はCAの乗客だけで300~400人くらいは泊まったのでしょうか。


わずか10分で北京首都空港に到着。早朝から空港は賑わっています。

 

 

アジアで最大級、世界第二の規模と言われる空港の巨大さに改めて驚かされます。


9:25発 成田空港行き CA925便のチェックインカウンター H23・24に着いたのが7:00。カウンターの前には長い列が出来ていて、順番まで30分はかかりそうです。


朝からウンザリしていたら、係員が空いている隣の韓国仁川空港行きのカウンターに誘導してくれました。ラッキー!


搭乗手続きが終わったのが7:15。もう乗り遅れるのはいやなので、早めに搭乗口に移動することにしました。


チェックインカウンターがある空港第3ターミナルCゾーン4Fから2Fにエスカレーターで降ります。


ここから、無人運転によるシャトル(以下APMと表記)で国際線専用のEゾーンに移動です。今回の旅行で、APMに何度乗ったことでしょうか。

 


Eゾーン2Fで、出国審査を受け、次は安全検査です。安全検査場には長い列が出来ています。


列の前の方に並んでいたテレビの取材クルーと思われる男性グループが、カバンの底まで調べられ、金属探知機を何回も通されています。


安全検査場を通過するのに時間がかかり、 CA925便の搭乗口 E12に到着したのが8:00。Cゾーン4Fから45分もかかりました。


これでは隊長のように、搭乗便に乗り遅れる人は多いでしょうね。


ゲートには、既にボーイング(Boeing)747が駐機しています。


搭乗開始時間の8:55にはまだ時間があるので、広い出発ロビーを見て回ることにしました。


外の風景は、アジアの空港と言うより、4月のブラジル旅行の時に利用したDFW(ダラス・フォートワース国際空港) http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/11923275ffb8d0d03f360e065df7efa9 に似たアメリカの空港のようです。


ロビーにある飲料の自動販売機、“雀巣珈琲(ネスカフェ)”の缶コーヒーと“青島■(くちへんに卑)酒”の缶ビールが並んでいるのですが、価格はコーヒーもビールも同じ6元(約110円)です。


予定時間より5分早い8:50に搭乗開始。ファースト:10席、ビジネス:24席、エコノミー:246席のB747-400 Combiは、直ぐに満席になりました。


これも定刻より5分早い9:20に、CA925便は北京首都国際空港を出発。


JAL、ANAの日本の航空会社では既に運行を取り止めたジャンボ機ですが、機内誌を見るとCAでは、B747-400型機だけでなく、最新モデルの747-8型機を新規導入しています。


しかし、CA925便は国際線にも関わらず、座席前に液晶モニター画面が付いていません。


これでは機内の楽しみは、食事だけ。食事前のドリンクサービスには“燕京■(くちへんに卑)酒(Yan Jing Beer)” を頂きました。


今回の旅行でCAの機内食を4回食べましたが、味はどれも予想以上でした。ただ、国際線も国内線もメニューにそんなに差がないのは、いかがなものでしょうか。


台風通過後で、揺れると思ったのですが、大きな揺れもなく、定刻より20分も早い13:35に成田空港に到着。


本来なら、昨夜、羽田空港に帰国していたはずなのに。。。


14:18に成田エクスプレスに乗車し、15:14に東京駅着。15時35分頃には自宅に帰ることが出来ました。


こうして、トラブル続きの中国武漢旅行は終わりました。

 

最後に、今回の旅行の教訓と感想ですが、


1) 海外での、国際線から国内線への乗り継ぎは、どんなトラブルがあるか判らないので、航空会社が推奨する最短乗り継ぎ必要時間より余裕が必要。

CAのサービスガイドでは、北京首都空港での国際線から国内線への最短乗り継ぎ必要時間は90分になっていましたが、実際には乗り遅れてしまいました。


2) 台風などの天候不順により欠航になる可能性があるので、スケジュール策定時には天候の考慮が必要。

  事前に帰国時に台風19号の影響が予想されていましたが、影響を軽視しスケジュール変更をしなかった為に、帰国が一日遅れてしまいました。


3) 三年ぶりの武漢訪問でしたが、地下鉄などのインフラが格段に発展し、街も綺麗になっていました。

  これは武漢だけでなく、中国地方都市の発展のスピードは速いと思われます。


4) 円安の影響も加わり、衣料、食料品等の値段が3年前より高いと感じました。

  ただ、地下鉄・バスの初乗り運賃は2元(約36円)と、公共交通機関の料金は、日本より格段に安いと思います。


5) 現地での中国語の聞き取りに苦労しました。また、隊長の中国語を理解してもらえないケースもありました。

 中国語の勉強を中止 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/47717fa52c731d005f9f35d66aa20e5b してから半年、中国語の能力が落ちてきているようです。


これから、先の10年後には、武漢そして中国はどのように変わって行くのでしょうか。

 


* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒18.2円)は2014年10月現在のものです *

 


===「上海城市新聞」バックナンバー===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/e4fee696c4bcd0d9e4bfd0b78bb8ea42

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