越後の大工刃物販売日記

大工刃物産地の新潟から日々感じた一言。
最近は食べ物ブログに変更しつつある?

「釿(ちょうな)」のミニ情報

2016-02-04 22:31:07 | ミニ情報
現在、販売用の釿(ちょうな)は「東型3寸2分」「奴型3寸6分」「岩国型両面3寸2分」
「ハマグリ型2寸/2寸5分/2寸8分/3寸2分」の7種類ですが、




釿の種類はまだまだたくさんあります。

お宝の部屋」(販売サイト「越後の大工刃物・大工道具」から)には
16種類の釿を紹介してあります。

(ここで紹介しているものは形の見本のミニサイズです。)

地域名でつけられたと思われる名前が

秋田型釿」「函館船屋釿」「大阪両面釿」「岩国型釿」など。

使い方でつけられたと思われる名前が

鉄道釿」「ウス堀釿」など。

形からつけられたと思われる名前が

古代釿」「コーモリ型釿」「扇型釿」「ハマグリ型釿」など。


昔はこんなにもたくさんの種類が実際にあって使われていたんですね。

現在日本で唯一と言ってもいい釿鍛冶の高木順一氏ですが、
在庫以外でもこれらの形の釿は受注生産可能です。


ちょうなの柄について

昔は柄の材質はえんじゅ(槐)の木でしたが、数年前から入荷するものは「じしゃ」の木と
言われています。

その後、博学の方から「エゴノキ」ではないかと教えていただきました。

「エゴノキ」は別名「チシャノキ・チサノキ」との呼ばれることから「じしゃ」になったと推測されます。

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