hasyan の 旅の散歩道

元気な間に余暇を通じてドライブなどで得た、行き先々の身近な風景・
神社仏閣・史跡・花の写真などをお伝えします。

三寶寺の紅葉 2015.11.16

2015年11月18日 09時37分41秒 | 神社・寺院


  所在地     三寶寺      兵庫県丹波市柏原町大新屋571

 本光山三宝寺は、今を去る480余年前、後土御門天皇の御宇、摂政関白藤原政家征夷大将軍足利義尚の時代、文明四壬辰の年太宗守順和尚(甲斐国寺快川国師の法嗣と伝う)の開基であったようで、この門をくぐります。

 この寺は、当時は迦藍宏壮を極め諸堂よく備ったと云われましたが、然るに天正年間明智光秀の攻勢により、高見落城の際、兵火に罹り全山焼失し、伽藍坊舎及什宝等悉く烏有に帰した、その後直ちに再建、慶長11年に至り再び不慮の災火によって、全宇焼失。同13年、音岫和尚小宇を再建したが、その後幾多の星霜を経て目然諸堂宇荒廃甚しく、その間の盛衰消長はあったが、天保4年(1823)中興の英僧譲嶽慧宋和尚これを憂い荒廃せる当山を再興し、大いに寺門興隆に努めました。

 静かな山間に建つお寺で、ちょっと立ち止り見ると入口の紅葉も綺麗です

 本堂の前の庭は、綺麗で紅葉と落ち葉が毛氈を引き詰めたようで素晴らしいです。

 庭が落ち葉で赤く染まり、夕ににも染まるお寺の庭を想像すると何ともいえない風景でしょうね。

 何とも可愛らしい子狸の置物が、紅葉した木の下で何を考えているのでしょうか?

 寺宝として梵鐘があり、その銘に「現住志楽叟、維時延享四卯歳」とあります。尚本堂正面「本光山三宝寺」の額裏面に「明和六歳己丑七月七日現住元玲記焉、施主当村地蔵講中」と記しています。

 このお寺は、裏山には老松茂り、初夏の時鳥の声は幽雅なる山寺の興趣を添え、春は門前参道の桜花吹きが舞い、秋には紅葉で素晴らしい景色で四季を通じて心を和ませてくれるお寺のようです。再度訪れたいお寺です。
 次回をお楽しみに では またね

最新の画像もっと見る

コメントを投稿