「深田久弥の万葉登山」CDを、図書館で借りてきた。白山に対する思い入れは、地元の誰もが持っているが、久弥さんは、日本百名山でも知られる登山家で、「誰でも故郷の山を持っている」と、いう一節は有名だ。CDには、やはり加賀市の白山が一番で、中でも自身の家からの眺めが一番という。
何を隠そう、と言いつつ、全く隠さず自慢になるが、深田久弥さんと、わたしの父方の祖母が従兄という関係だ。こうなると、殆ど遠い関係だが、わたしの従兄たちは、皆同じように自慢する。中には、影響されて山好きの従兄がいる。彼は、カメラと登山が大好きで、会社で山岳部を立ち上げ、ついには、登山の本に記事を出すほどである。恐ろしいことに、みんな深田久弥さんと、あたかも血がつながっているように勘違いしている。そして、従妹同士お互いが、もっと強い血のつながりであることを、否定しようとしている。よくしゃべるわたしなどは、弟からも否定されようとしている。つらい・・・。
さて、有名人は親戚が多くなり、犯罪者は親戚がいないとう相関図はよいとして、深田久弥さんのCDは、聞くほどにユニークで、おおらか。
しかし、白山を詠んだ万葉集がないのはなぜか。