まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

戦争の日記 続編

2015-10-17 | 暮らし

見つかりました。一緒にあった「三谷小学校100年史」に、そのHさんの苗字と同じ人が職員欄にあり、大聖寺の松ケ根町とあった。娘の嫁ぎ先の近くの町だが、いきなり訪ねていくと不審がられれそうなので、その近所の飲食店へ電話した。以前から知り合いの飲食店の奥さんが「Hさんなら斜め向かいだから、聞いてあげるわ。Hさんが見たいようであれば奥さんに電話してもらうし。」ということで「今度娘とごはん食べに行きますねー。」と、言ってお任せしてしまった。

翌日、Hさんから電話があった。日記の主は祖父であろうということと、三谷小学校の名簿にある方は教職をしていたお父さんであるということで、土曜の2時に我が家へみえるということに話は決まった。

話をしていて、一番の謎は「なぜ鳥越村の山奥から出てきたのか?」ということだった。母の実家と三谷小学校のつながりも全くないし、関係者はみんな亡くなっていて、誰にも分からない。

Hさんは職業軍人だったそうで、家に刀剣もあったらしい。それらしい几帳面さが出ている。背筋のピンと伸びた近寄りがたい感じの方だったとのこと。

それより何より、Hさんの妹さんはわたしの同級生で、Hさんの奥さんも同級生であることが判明した。世の中は狭いのである。だが、返す返すも鳥越の古い家にあったことが不思議だ。

訪ねてこられたHさんは、ちょうど殿くらいの年齢で「おいおい中身を見て調べてみます。」とのこと。この謎は解けるのだろうか。