はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「モダンタイムス」

2009-06-28 18:20:49 | 本・映画・ドラマ
伊坂幸太郎さんの「モダンタイムス」を読みました。

いつものことながら、最初の数ページで、心をがしっとわしづかみにされて
しまったような感じで、夢中になって読みきってしまいました。

現実にはありえない・・・と思いながらも、もしかしたら、
私が知らないだけで、どこかにこういうこともあるのかも?
とも思えるような、ストーリー展開が、わくわくさせてくれるのかもしれない。

今回は、妻“佳代子”が、かっこいい~♪
(最初は、とんでもなく、キテてる奥さんだと思ったけど)
なんて、途中から、惚れ惚れしてました。
私にないものを、いっぱい持ってるから。
強いとこ、まっすぐなとこ(^^ゞ

物語の中で、頻繁に登場する「勇気はあるか?」の問いかけに、
あと、
「人生を楽しむには、勇気と想像力と、ちょっぴりのお金があればいい」
という、何かの映画の中での誰かの台詞。
が印象的だった。

それと、もう1つ。
「あなたにはまだ実感がないだろうけど、人に会えるのは生きている間だけよ」
という台詞が心に残った。


大きなシステムの中で、自分にはどうしようもなく、動いていく全体像~
みたいなものに巻き込まれて生きているものなのかもしれないけれど、
それでも、自分をしっかり持って、生きていけるといいなぁと思った。

かなり読み応えのある、長編だった。満足~。
コメント
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