先日のレッスンの時、
テツ君(小5・ADHD児)は、すましたお顔でレッスン室に入って来ました。
テツ君は 最近、すっかりポーカーフェイスになってしまったのです。
つい最近まで、レッスン室に入って来た時のT君のお顔を見れば、
練習の有無がすぐに分かっていたのにね。
「テツ君、今週は、沢山練習出来ましたか?」
「はい、6日練習しました。」
「おおっそれは素晴らしいですね よく、頑張りましたね。」
「はい、頑張りました。」
テツ君のレッスンは2週間振りでしたが、
そのうち6日も練習したとは、画期的な事なのです。
「もしかしたら、この間のお約束を守ってくれたの?」
「。。。。。?」
「ピアノの練習してからじゃないと、
ゲームは出来ないよ~って、お約束したよね?」
「ああ。。。時々守りました。」
「そう、守ってくれてありがとうね。」
「はい。」
そして、その後レッスンをしたのですが、
確かに、練習の跡が見られました。
やはり、やればやるだけの成果があるのです。
「テツ君、さすがですねとても上手になっていますよ。
ららみ先生は、凄く嬉しいです。」
私はそう言って、何度もテツ君を褒めました。
その後、お母様に伺ったのですが、
確かに今回は、ピアノの練習もやったらしく、
ゲームも、以前よりは少し自制出来る様になったとのこと。
お父様が、かなりきつく叱ったので、
その効果もあったのかも~と仰っていました。
何はともあれ、テツ君のゲーム熱が、
少しだけでも冷めてきているようで安心しました。
そして、思春期を迎える前に、
きちんと自制出来る様になったらいいな~と思っています。