ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

「自閉症の君がおしえてくれたこと」~私の反省

2016-12-21 | 自閉症の作家・東田直樹さん

昨日の続きです。

NHKのドキュメンタリー「自閉症の君がおしえてくれたこと」を観ていて、身につまされる場面がありました。

それは、直樹さんの本を英語に翻訳したアイルランド在住の作家、デイビッド・ミッチェルさんとの会話です。

ミッチェルさんには、直樹さんと同じ、自閉症の息子さんがいるのです。

ミッチェルさんは、直樹さんに、友だちの居ない息子さんのことを相談します。

すると、直樹さんは、

「僕に友だちは居ない。  僕のことは不幸に見えますか?」と問いかけます。

「結構、幸せそうみたいです。」と、ミッチェルさんが答えると

「僕たちが感じているのは、友だちが居ないと、可哀想で気の毒だ、と思っている人達の勘違いです。」
と、直樹さんは言うのです。

そこで、ミッチェルさんは、息子の幸せを自分の尺度で考えていたことに気づかせられます。

 

親や教師は、どうしても、自分の尺度で子どものことを考えがちです。

長男が幼稚園に入る前のことです。
長男は、外遊びが嫌いで、家の中ばかりで過ごしていました。

“外で元気に遊ぶ健康な子”をイメージしながら子育てをしていた私は、毎日、毎日、
嫌がる長男を外に連れ出していました。

まさに、自分の尺度で、子育てをしていたのです。

今思うと、長男には、かなり辛い思いをさせたのではないでしょうか。

家の中で、思う存分、彼の好きなことを熱中させてあげていたら、
長男には、もっと違った才能が芽生えていたのかもしれません。

本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

そして今でも、私は息子達に、自分の尺度で物事を捕らえ、口出しをしてしまっています。

今回は、本当に反省しました。

もう、自分の尺度で、息子達を眺めることは、キッパリと止めようと思います。

コメント

メッセージ

メッセージを送る