ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

自閉症児 N君のこと④

2016-05-18 | 自閉症児 N君のこと

さて、ピアノを弾く~と云うからには、
ノブ君にも、楽譜を理解してもらわなければなりません。

最終的な目標は、
ノブ君に、楽譜を見ながらピアノを弾いてもらうことだからです。


私は、ノブ君を教える際に、音符に色を付けることにしました。

ドは赤 レは黄色 ミは緑~

音符を指差しながら、私は、ドレミ~♪と歌います。

次に、ドレミ~♪と歌いながら、
左手で楽譜を指差しつつ、右手でピアノを弾きます。

「先生の手を見てね。」と声掛けをしつつ、
それを、何度も、何度も、しっかりと見せます。

そして「ノブ君も、歌ってごらん。」と言うと、
発語が難しいノブ君は、オエイ~♪ と、小さな小さな声で一生懸命に歌うのです。

 

ノブ君は、心の中で、大きな声で歌っているのでしょう。

そして、ピアノを学びたい!と云う気持ちが溢れているのがわかりました。

その証拠に、ピアノのレッスンの間、
ノブ君は、一度もパニックを起こさず、集中しているのですから。


そして、それと平行して、音符を書く事も指導しました。

五線紙ノートに、色鉛筆で音符を書かせるのです。

今日は、赤い色鉛筆で、ドの音。

次の週は、ドの復習と、黄色い色鉛筆で、レの音~

何週も、いえ、何ヶ月もかけて、
ト音記号と、ヘ音記号の音階を覚えさせました。

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