なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

肺結核

2017年02月04日 | Weblog

 日曜日の夜間に70歳代前半の男性が肺炎で入院した。担当の内科の若い先生が抗酸菌塗抹検査を提出して、抗酸菌陽性(ガスキー3号)と出た。隔離して結核菌PCRの結果を待っていたが、3日後に陽性と判明。結核病棟のある病院に連絡して転院していった。しばらくぶりの肺結核だった。せっかくなので画像を記録させてもらう。

 胸部単純X線で両側肺に斑状影・浸潤影があり、空洞を伴っている。一見して結核疑いの画像所見だった。「S1・S2・S6に小葉中心性の粒状影・結節影を呈して、空洞を伴う。気管支壁に炎症が及んで、気管支壁肥厚や狭窄・拡張を認める。」、という肺結核の特徴的な画像。中葉にも陰影があったり、下葉に結核性肺炎の像(空洞を伴う)もあるが。

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