なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

今日は日直ー肺胞低換気

2014年05月04日 | Weblog

 今日は日直で病院に出ている。小児科医もいるので、内科(成人)のみの診察になる。受診数は小児科の方が多い。施設に入所している65歳男性が誤嚥性肺炎で受診した。約20年前に脳出血(橋出血)で倒れて、何か所かの病院を経て施設に入所していた。胃瘻による経管栄養を受けていて寝たきり状態だった。うなるくらいで発語はない。血液ガスをみるとPaO2が60mmHg・PaCO2が90mmHg・pH7.35(酸素0.5L/分)だった。COPDらしさなはない。体格は肥満があり、肺胞低換気のようだ。舌根沈下があって、経鼻エアウェイを挿入するといびき音は軽快した。入院治療としたが、どこまで治療をするかの判断が難しい。

 連休中らしく、首都圏から行楽にきた30歳代後半の女性(ダウン症)が家族と受診した。車で山から下りてくる途中から嘔吐が始まり、受診時も断続的に続いていた。興奮して過換気になっていた。今日屋外で活動するには暑かったのではないか。点滴とプリンペラン静注に、少し迷ったがアタラックスPの点滴静注も入れて経過をみることにした。

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