読書日和

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HiKaRi Library Concert 2022年6月

2022-06-11 06:07:05 | コンサート、演奏会


(写真左から音楽ユニット「HiKaRi」のピアノKAORIさん、ヴァイオリンRioさん、エレクトーンRIONさん)

6月4日、山口県周南市立徳山駅前図書館の2階広場で行われた、新感覚音楽ユニットHiKaRi(ヒカリ)のHiKaRi Library Concertを聴きました。
HiKaRiはヴァイオリン、ピアノ、エレクトーンという珍しい編成で毎回多彩な音色を奏でている山口県の音楽ユニットで、昨年の6月に初めてコンサートを聴いて以来、聴くのは6回目となります。
聴き始めてちょうど一年が経ち、HiKaRiのヴァイオリン、ピアノ、エレクトーンの編成は最初は珍しさが目を引きましたが、聴いていると非常に洗練されていることも分かりました。
ヴァイオリンのダイナミックさ、ピアノの華やかさ、エレクトーンの変幻自在さ、それぞれの楽器の強味が時には個々に際立ち、時には全体の音色のベースとしてそっと華を添え、次はどんなハーモニー(調和)を奏でるのだろうと毎回楽しみにしています



1. 葉加瀬太郎:モーニングショー(3人で演奏)



朝の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」のオープニングテーマ曲です。
爽やかに、さらには力強く躍動する演奏でした。
ヴァイオリンがメインメロディを演奏した時の迫力や伸びが凄かったです。



2. ジェリーシー:カノンロック(ヴァイオリンとエレクトーンで演奏)



(RIONさん)



(Rioさん)


ドイツの作曲家ヨハン・パッヘルベルによるクラシック曲「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」をロックバージョンにアレンジした曲です。
演奏が始まるとまさにロックの雰囲気が凄く感じられました。
エレクトーンがロックバンドのドラム奏者のような音色になっていました。
そのスピード感が良く、聴いていてどんどん気持ちが盛り上がりました
ヴァイオリンもノリノリで、まるでエレキギターのようでした。
最後はヴァイオリンがうなるような高音でオラアッ!と締めくくっていました。



3. 映画「オズの魔法使い」より:虹の彼方に(ピアノとヴァイオリンで演奏)



(演奏直前の様子。ヴァイオリンを演奏する「弓」の握りが格好良いなと思いました

ピアノが目立つ場面があり、力強くさらに優しさもありました。
手の平でビー玉をコロンと転がしているかのような音でした。
そこにヴァイオリンがピッチカート(指で弦をポロンポロンと鳴らす演奏)を入れ、スパッと切れがあり良いアクセントになっていました。




(3曲目終了後トーク中)



4. ディズニー映画「アラジン」より:A Whole New World(3人で演奏)





一番盛り上がるサビの部分の時にエレクトーン、ヴァイオリンの順で同じメロディが続き、エレクトーンのしなやかでドラマチックな演奏の後のヴァイオリンの入り方がとても力強く印象的で、ハッとなりました。
最後の方のピアノとエレクトーンのゆったりとした掛け合いも良く、ロマンチックでした



5.映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」より:パイレーツ・オブ・カリビアンメドレー(3人で演奏)



メドレーの中で2曲目に登場したバラード調の曲が凄く良かったです。
途中から一気に迫力が出て胸を打たれました。
「彼こそが海賊」という、映画の告知でも何度も流れた有名曲の演奏は、切れの良さが圧倒的でした。
ピアノがかなり良く、ヴァイオリンとエレクトーンのコンビによる演奏を牽引したり、後に続いたりと自在な演奏をしていました。



6. TOTO(トト):Child's Anthem(3人で演奏)



エレクトーンの独奏でゆったりドラマチックに始まりました。
そこから一気に「刻む」激しい演奏になります。
エレクトーンが一定間隔で繰り出すリズムが良く、そのベースとなっている音の上をヴァイオリンが躍動していました。
ピアノの超高音の音色もキラキラしていて良い雰囲気でした



7. 一青窈:ハナミズキ(3人で演奏)



ゆったり安らぐ演奏で、ヴァイオリンの高音がかなり良く、伸びと響きが素晴らしかったです。
またサビに向かうまでの演奏でエレクトーンが「タンタンッ」と、まるで弦楽器のピッチカートのような音色でメインメロディにフシを付ける演奏を続けていて、その雰囲気が幻想的でとても良かったです
やはり一台で数百種類もの音を出せるエレクトーンが居ると演奏の幅が広がると思います。
ハーモニーの「前」に出て目立っている時はもちろん、「後ろ」で音色のベースを作っている時も多彩さが際立っています。




(8曲目演奏前トーク中)



8. Shakatak(シャカタク):Night Birds(ピアノとエレクトーンで演奏)





(KAORIさんトーク中)



(RIONさんトーク中)

ピアノの「タタン タッタッタッタタン」という演奏がとてもリズミカルでスキップしているかのようでした。
その後にエレクトーンが続く掛け合いの演奏が3回続き、息も合っていて良い雰囲気だなと思いました。
エレクトーンがエレキギターのようになる場面もあり面白かったです。




(9曲目演奏前トーク中。演奏者の紹介が行われました



9. テレビアニメ「鬼滅の刃 遊郭編」より:残響散歌(3人で演奏)





(Rioさん演奏中。躍動が物凄かったです

とても迫力がありノリノリな演奏でした。
力強さと速さに聴いていてワクワクした気持ちになりました。
ヴァイオリンの躍動が凄く、まるで暴れているかのようで、笑顔を見せていてとても楽しそうな雰囲気なのも良いなと思いました



10. ピアソラ:リベルタンゴ(3人で演奏)



今年の5月3日に「Jチャンやまぐち」というニュース番組で生演奏をした曲です。
前回の4月のコンサートの時にぜひ山口県を代表するユニットになってヴァイオリン、ピアノ、エレクトーンという編成の珍しさを生かした音色で地域を盛り上げていってほしいと書きましたが、かなり現実味を帯びて来たという気がしました。

ヴァイオリンの独奏で始まり、雰囲気の良さに引き込まれました。
そこから3人で情熱のメロディを演奏します。
ヴァイオリンの超高音の伸びが良く、ピアノとエレクトーンで支えていました。
またピアノとエレクトーンの音の演出も良く、流れて行くメインメロディの様々な場所に現れて華を添えていました



HiKaRiのコンサート、今回もとても楽しかったです。
コンサートの合間にふと後ろを見ると、たくさんのお客さんが聴いていたのがとても印象的でした。
コンサート活動を通じて地域に愛されるユニットになっているのが分かり、山口県在住の私は山口県にHiKaRiという素敵な音楽ユニットがあって嬉しいです
前回のコンサートから今回のコンサートまでの間にニュースで紹介されるまでになり、これからもどんどん名が知れ渡って行ってほしいと思います



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演奏者プロフィール

ヴァイオリン【Rio(浦川莉緒)】(ヴァイオリニスト)

ソロからオーケストラ演奏はもちろん、クラシックからポピュラーまで幅広いジャンルを手掛ける実力派ヴァイオリニスト。
音楽大学首席卒業。
フランスへ短期留学、数々のコンクールで入賞し実績を残しながら、国内外の著名なマスタークラス等で研鑚を積み演奏活動を始める。
人柄が現れる音色に魅了されるファンも多い。


ピアノ【KAORI】(ヤマハ音楽教室講師)

乳幼児から大人までの幅広い層への総合音楽指導にあたる。
自身もコンクールなどでは実績を残し、現在は生徒から多くの優秀生を輩出するなど、ピアノ指導を通じて音楽育成を行っている。
イベント等での演奏をはじめ、他楽器の伴奏者としても活動し、関係者から高い支持や信頼を得ている。


エレクトーン【RION】(音大生/シンガーソングライター)

3歳で初めて作詞作曲をし、5歳からエレクトーン曲等の作曲をする。
毎年全国各地のコンサートで自作曲を演奏し高い評価を得る。
また、毎年数々のコンクールでの受賞歴を持つ。
ソロ活動としては様々なプロアーティストと多彩なコラボをし、全国各地の多くのミュージシャン、関係者から評価を得ている。
シンガーソングライターとして2020年春、CDデビュー。
2021年春、セカンドアルバム発売。
FM山口『SING&SMILE』を制作。OA中!!
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-----HiKaRiのコンサート-----
HiKaRi Library Concert Vol.27(2021年6月)
HiKaRi Library Concert Vol.28(2021年8月)
HiKaRi Library Concert 2021年10月
HiKaRi Library Concert 2021年12月
HiKaRi Library Concert 2022年4月


-----rioさん登場のコンサート、演奏会-----
エリザベト音楽大学 Autumn Concert
エリザベト音楽大学 第77回定期演奏会
一楽章f未完成 弦楽四重奏コンサート
エリザベト音楽大学 ザ・シンフォニック・エンターテインメント
威風堂々クラシック in Hiroshima 2019
エリザベト音楽大学 2019年度卒業演奏会


-----徳山ゆかりのフォトギャラリー -----
出光興産徳山事業所 「海賊と呼ばれた男」ゆかりの地
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-----徳山ゆかりの小説-----
「海賊とよばれた男 (上)」百田尚樹
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