読書日和

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NGT48 渡邉歩咲さんと高沢朋花さんが活動辞退を発表

2019-06-30 18:33:37 | ウェブ日記


(山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演「太陽は何度でも」後の写真撮影にて、前列左から長谷川玲奈さん、山口真帆さん、菅原りこさん、後列左から小熊倫実さん、日下部愛菜さん、村雲颯香さん、角ゆりあさん、渡邉歩咲さん、高沢朋花さん、高橋七実さん)

6月22日、アイドルグループNGT48研究生の渡邉歩咲さんと高沢朋花さんから6月30日をもって「活動辞退」となる発表がありました。
二人は運営の株式会社AKSから参加禁止圧力の掛かっていた山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演「太陽は何度でも」に駆け付けた勇気ある七人のうちの二人です。
正規メンバーが「卒業」なのに対し、研究生の場合は「活動辞退」となるようです。
下記写真のようにオフィシャルサイトに活動辞退の言葉が載りました。




(渡邉歩咲さんの言葉)




(高沢朋花さんの言葉1)




(高沢朋花さんの言葉2)




(高沢朋花さんの言葉3)



渡邉歩咲さんは「フォトログ(NGT48各メンバーの公式な写真付きブログ)」のほうに長文で気持ちが綴られていました。



(渡邉歩咲さんフォトログの言葉1)




(渡邉歩咲さんフォトログの言葉2)




(渡邉歩咲さんフォトログの言葉3)




(渡邉歩咲さんフォトログの言葉4)





(卒業公演「太陽は何度でも」にて、山口真帆さんと高沢朋花さん)

高沢朋花さんはまだ高校一年生の16歳ですが、文章が凄かったです。
よくこの年齢でこれほどの文章が書けるなと思いました。

「アイドルとしてというよりも人としてその時に感じた自分の気持ちに正直に、ちゃんとこれからの人生を歩んでいきたい」

「人としてその時に感じた自分の気持ちに正直に、ちゃんとこれからの人生を歩んでいきたい」は、明らかに山口真帆さん暴行事件と、事件への運営の酷過ぎる対応を目の当たりにしての思いだと分かります。
アイドルである前に、「人として」この事件から目を逸らしてはいけないのをまず考えたのだと思います。
「目を逸らしてはいけない」は山口真帆さんが4月21日の卒業発表時に語った言葉の中にもあります。
「ちゃんとこれからの人生を歩んでいきたい」とあるのは、この事件から目を逸らして見て見ぬふりをしてアイドル活動をするのは、まっとうな人生の歩み方ではないと考えたのだと思います。
そして高沢朋花さんは事件を見て、犯人とプライベートで繋がっているメンバー達の行いは人として駄目だと思ったのだと思います(山口真帆さんのツイッターでの告発からは、少なくとも三人のメンバーが犯人の男二人による襲撃に関与していたことが分かり、そのうちの二人は西潟茉莉奈さんと太野彩香さんだと言われています)。
そのメンバー達が処分も受けず居座っているのを見て、そんな人達と一緒には活動できないので自らが出ていくしかないと思ったのだと思います。

「自分を好きでいるために自分自身が正しいと思う事を信じて強い意志をもって、これからの人生を生きていきます」

「自分を好きでいるために」という言葉が凄く印象的でした。
もし犯人とプライベートで繋がっているメンバー達を何の処分もせず居座らせたまま再出発するという運営の方針に従うと、自分を好きではいられなくなるということだと思います。
何の処分もなく居座っているのは許せるものではないのだと思います。





(卒業公演「太陽は何度でも」にて、山口真帆さんと渡邉歩咲さん)

渡邉歩咲さんのフォトログはツイッターで「涙なしには読めない」と語っている人を見かけました。
ファンの方への「また会いたかった。笑顔を見たかった。」という言葉には、無念の気持ちを物凄く感じました。
さらに「私は公演に4回しか本出演したことがない」や「家族にもお披露目やイベントを含め、1度も見せることができませんでした」といった言葉にも悲しさを感じました。
「自分の意見や気持ちを全てはっきりと伝えることができなくてごめんなさい」という言葉からは、運営の検閲を受けていて書けないことがあるのが分かりました。
加藤美南さんがインスタグラムでうっかり複数人で山口真帆さんをいじめていたのを自白する形の投稿をした問題で、メンバー全員がツイッターやインスタグラムの更新をしばらく禁止にされたため、検閲のあるフォトログしか使用できずやりきれない思いがあるのだと思います。

また、襲撃事件の後や運営の酷すぎる対応の後、親御さんとの話し合いで「こんな最悪なグループに居てはいけない」という説得を受けたのではないかと思います。
高沢朋花さんも同様の説得は受けたのではと思います。
私は最近初めて渡邉歩咲さんの動画を見ましたが、非常に声が小さく雰囲気も儚く、話し方からは優しい子なのがよく分かり、戦いには全く向いていないです。
こんな子が山口真帆さんのようにメンバーからいじめられたりメンバーと繋がっている男達から襲撃されたりしたらひとたまりもないです。
親御さんは当然心配すると思います。

ただしこんなひ弱な雰囲気の子でも卒業公演に駆け付けたのを見ると、内に自身の意思をしっかりと持っている子なのが分かります。
さすがにこれらのことをそのままストレートにフォトログには書けないので「自分の意見や気持ちを全てはっきりと伝えることができなくてごめんなさい」になっているように見えます(オブラートに包みながらも極悪メンバーと鬼畜の運営は人として駄目だと書いた高沢朋花さんの文才はかなりのものだと思います)。




卒業公演後の、この時の雰囲気はとても楽しそうです。
研究生のため卒業公演が開催できない二人にとっては、これが最後の公演となりました。
二人とも自身の心に正直に、この公演に駆け付けており、最後の公演がこの公演になったのは凄く良かったのではないかと思います。


私は二人にお手紙を書こうと思います。
未だかつてアイドルにお手紙など書いたことのない私ですが、今回は思うところがあります。
何も悪いことをしていないのに、真面目に活動していたのに、極悪メンバー達と鬼畜の運営によってNGT48への世間からの信用が地に落ち、二人がアイドルの夢を断たれるのは酷過ぎると思います。
私のような普段はアイドルを見ていない人でも、運営の圧力や犯人とプライベートで繋がっているメンバー達の脅威に屈せず卒業公演に駆け付けたお二人の勇気には胸を打たれたのと、お二人のことを知ることができて良かったというのを伝えられればと思います。


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久しぶりのブログ

2019-06-22 22:19:07 | ウェブ日記
先日、久しぶりにブログを更新し「NGT48 山口真帆さん暴行事件 ~告発、強制謝罪、ネット大炎上、そして卒業~」という記事を書きました。
前回のブログ記事から1ヶ月と半月も間隔が空いてしまいました。
更新できなかった日々は燃え尽き症候群のような空虚な心持ちで、ブログを書く気力が出ませんでした。

読書もほとんど手につかなくなっていました。
そんな中で唯一読み終わった作品もまだ感想記事を書けていないです。
ブログも読書も私の趣味ですが、趣味が手につかなくなったことで思ったより気持ちが疲れているなと思いました。
そして疲れた気持ちを回復させるのはやはり簡単ではないと思います。

そんな中で空虚な心持ちの時期に唯一立ち止まらずに続いた趣味は音楽鑑賞でした。
様々な演奏会に出掛けて良い音楽を聴かせてもらいました
音楽は小説の文章を読んだり、ブログの文章を書いたりといったことをしなくても、何もしなくても自然と耳に入ってくるので疲れている時でも聴けました。

久しぶりに書いた記事はアイドルグループNGT48の元メンバー、山口真帆さんの暴行事件についての記事でした。
久しぶりなのにまさかの大規模記事になるのが私らしいのかなと思います。
この事件は山口真帆さんが暴行の被害者なのにファンの前で無理矢理謝罪させられたり、事実上追い出される形でグループを卒業したりと憤ることがいくつもあり、ずっと気になっていました。
ブログを書く気力が出ない中でも、特に4月下旬頃からはツイッターでよく事件の情報を見ていました。

大規模記事になり、さらにまだブログを書く気力も完全に戻ってはいなかったので時間は掛かりましたが、書くことができました。
ずっと気になっていたことを書くことができて良かったです。
そしてたくさんの文章を書いているうちに少し調子を取り戻した気がするので、またマイペースにブログを書いていこうと思います

NGT48 山口真帆さん暴行事件 ~告発、強制謝罪、ネット大炎上、そして卒業~

2019-06-20 22:29:09 | ウェブ日記


(前列左から、長谷川玲奈さん、山口真帆さん、菅原りこさん、後列左から小熊倫実さん、日下部愛菜さん、村雲颯香さん、角ゆりあさん、渡邉歩咲さん、高沢朋花さん、高橋七実さん)

冒頭の写真は5月18日に行われたアイドルグループNGT48の山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業コンサート「太陽は何度でも」終了後のものです。
5月18日をもって、山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんはグループを卒業しました。
昨年の12月、他のメンバーとプライベートで繋がっている男二人によって襲撃され恐ろしい目に遭った山口真帆さんを支え、寄り添った二人のメンバー、菅原りこさんと長谷川玲奈さんも一緒に卒業しました。
しばらくブログを書く力が出なかった私ですが、この事件のことは気になっていて、4月下旬頃からはツイッターなどでよく情報を見ていました。
(写真はいずれもネットより)








山口真帆さんは昨年の12月8日、公演を終えてマンションの部屋に帰宅した時に襲撃されました。
玄関ドアを閉めようとした時に突然外から手が伸びてきてドアを押し開けられ、顔を掴まれて押し倒されそうになり、必死の抵抗をします。
そして何とか犯人を部屋の外に追い出せるかと思ったその時、向かいの部屋からもう一人男が出てきて、最初の男と代わって今度はその男が山口真帆さんの顔を掴み押し倒そうとしてきます。
恐怖でなかなか声が出ない中、1分くらいしてやっと助けを求める声を出すと男に口を塞がれます。
その時エレベーターの音が鳴り(助けを求める声を聞いた上の階の人が様子を見に来たとのことです)、犯人の注意が逸れた隙に自分ごと部屋の外に出ました。

突然襲われて、どんなに怖かっただろうと思います。
もし部屋の外に出ることができなかったら、どんな目に遭わされていたかを考えると恐ろしいです。

警察が来るまでの間に、犯人の口から誰にやれと言われたかが明かされます。
NGT48メンバーの名前が次々と出てきて山口真帆さんは愕然とします。
山口真帆さんが信頼できるメンバーとして電話で助けを求め、この場に駆け付けた一人のメンバーも犯人の自供を聞いて涙を流したとありました(9月冒頭に公開された事件直後の音声データから、駆け付けたのは村雲颯香さんだと分かりました)。
山口真帆さんのツイッターのツイートからは、少なくとも三人のメンバーが襲撃に関与したことが分かりますが、そのうちの二人は西潟茉莉奈さんと太野彩香さんだと言われています。
この二人が事件の後、「警察に取り調べを受けたが私はやれとは言っていない」という旨の弁明をしたことで、少なくとも犯人が二人にやれと言われたと警察に自供し、警察が裏取りをしてみると犯人との繋がりが浮かび上がったため取り調べたのだろうと思いました。
それがなければ間髪入れずに警察が二人をピンポイントで取り調べることはないからです。

山口真帆さんはSHOWROOMという動画配信サービスで事件の告発をしました。
しかし告発の途中で動画が映らなくなり、これは動画に気づいた運営が配信を停止させたのだと思います。
すると山口真帆さんはツイッターで襲撃事件のことをツイートしました。

動画もツイートも衝撃的な内容で、ネットは大炎上し、既存マスコミでは最初にNHKが報道しその他のマスコミも続き、社会に激震が走りました。
運営の株式会社AKSにとってはここまで1ヶ月の間、犯人とプライベートで繋がっていたメンバー達の処分もせず隠蔽していたものが隠蔽できなくなりました。
アイドルグループNGT48のイメージがどす黒いものに変わりました。

事件が明るみになってから、当時の今村悦朗支配人は一度も表に出てこず、事件の説明をしませんでした。
もし運営及び襲撃に関わったとされるメンバーに非がないのならきちんと説明ができるはずで、何日経っても逃げ回っていて表に出てこなかったのは、それだけやましいことがありとてもまともな説明ができないからだと思います。
山口真帆さんのツイートによって、今村支配人は山口真帆さんには事件に関わったメンバーを処分すると約束しておきながら、実際には山口真帆さんの被害妄想にして片付けようとしていることも明らかになりました。
鬼畜のごときやり口だと思います。


1月10日に行われた公演で、暴行事件被害者の山口真帆さんが運営によってファンの前で謝罪をさせられました。
さらに当の運営は犯人とプライベートで繋がっていたメンバー達について何も話さず、表に出てこず、被害者の山口真帆さんの方に謝罪をさせるというこのやり口には批判が殺到し、ネットは再び大炎上になりました。

やがて運営から第三者委員会を設置して事件のことを調査することが発表されました。
ただし、事件が起きてから1ヶ月以上経っており、事件が隠蔽できなくなったためのしぶしぶの対応であるのは明らかでした。
また、第三者委員会のメンバーも運営の息のかかった弁護士等で構成されていて、露骨に運営寄りのメンバーになっていて「第三者」ではありませんでした。
さらに今村支配人はついに一度も説明をしないまま別の地域に異動になりました。
運営の酷過ぎる対応を見て、スポンサーは次々と離れて行きました。
事件が明るみになる前まではNGT48を応援していた地元メディアの新潟日報も、運営の酷過ぎる対応を見て「この対応は酷過ぎだろう」と批判するようになりました。


3月21日、第三者委員会によって提出された報告書を運営が発表し、それをもとに3月22日、松村匠取締役、早川麻衣子支配人、岡田剛副支配人による記者会見が行われました。
記者会見ではネットが予想したとおり、プライベートで犯人と繋がっていたメンバー達が犯行を教唆した証拠はないとして、メンバー達を処分はせず不問にすると発表がありました。
犯人と繋がっているメンバーが何の処分もされずにグループに居るのは異常なことで、これでは安心して活動などできるわけがないです。
さらに事件が起きた原因を「新潟県の地域性」として、新潟県のせいにして幕引きを図ろうとしました。
新潟という土地の人達に問題があるから、犯人達は山口真帆さんを襲撃したのだ、またメンバーが犯行を教唆した証拠はないのでメンバーを処分するつもりもないという主張です。
NGT48は地域密着を掲げ、新潟県の税金まで投入し協力してもらいながらやってきたのに、都合が悪くなったら新潟県のせいにするのは酷過ぎだと思います。
新潟県の人達も「運営は都合が悪くなったら新潟県に責任を押し付けるような人達だ」と認識したのではないかと思います。

この記者会見の最中、なんと山口真帆さんがツイッターでリアルタイムで運営の主張に反論する劇的な展開になりました。
そこには松村匠取締役が山口真帆さんに1月10日の公演後に無理矢理謝罪をさせたともありました。









「お前が謝罪しないなら他のメンバーに代わりに謝罪させる」と脅されたとあり、他のメンバーを人質に取られては山口真帆さんが謝罪するしかなかったと思います。
人質を取って被害者に無理矢理謝罪させる鬼畜のやり口で、この運営は酷過ぎです。
また松村匠取締役、早川麻衣子支配人、岡田剛副支配人は保護者会(未成年のメンバーも多数在籍しているため)などでは山口真帆さんの被害妄想による思い込みと説明していたことも明らかになり、これも鬼畜のやり口で人間とは思えないような人達です。

「記者会見で言っていることは嘘」とリアルタイムの反論があったことで、ネットはまたしても大炎上になりました。
そして株式会社AKSの記者会見は、会見している人達の言っていることが嘘だとツイッターでリアルタイムの反論があり、そのツイートを見た記者が会見している人達にツイートを見せて追及するという、日本史上初めての歴史に残る記者会見になりました。

4月11日、運営から現在の「チームNⅢ」「チームG」というチーム制(その下に「研究生」がいます)を廃止し、新たに「1期生」「研究生」として新生NGTをスタートさせると発表がありました。
山口真帆さんはチームGで、暴行事件への関与の疑い濃厚な西潟茉莉奈さんと太野彩香さんはチームNⅢです。
恐ろしい人達と一つのチームにされるのは地獄のような環境で、山口真帆さんをNGT48から追い出す方針を固めた措置のようにも見えました。

そして4月21日の公演後、山口真帆さんからグループを卒業すると発表がありました。
言葉を聞くと胸が痛くなります。

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私、山口真帆はNGT48を卒業します。
今日はちゃんと紙に書いてきたので、皆さんへ今まで黙っていた思いを言いたいと思います。

私はアイドル、そしてこのグループが大好きでした。
だからこそ、このグループに変わってほしかったし、自分がつらかったからこそ、大切な仲間たちに同じ思いをしてほしくないと、すべてを捨てる覚悟で取った行動でした。

事件のことを発信した際、社長には「不起訴になったことで事件じゃないということだ」と言われ、そして今は会社を攻撃する加害者だとまで言われていますが、ただメンバーを守りたい、真面目に活動したい、健全なアイドル活動ができる場所であってほしかっただけで、何をしても不問なこのグループに、もうここには私がアイドルをできる居場所はなくなってしまいました。

目をそらしてはいけない問題に対して、「そらさないなら辞めろ。新生NGT48を始められない」というのが、このグループの答えでした。
だけど、この環境を変えなければまた同じことが繰り返されると思い、今日までずっと耐えて最善を尽くしましたが、私にできたことはほんのわずかなことでした。

私には人の命より大切なものがなにか分かりません。
大切な仲間たちが安全にアイドルをできる毎日になってほしいと、心から願っています。

そして、私がこうして世間に発信してからも、寄り添ってくれたのは、(長谷川)玲奈と、(菅原)りこと、もふ(村雲颯香)でした。
みんなの今後が決まったらこの発表をすると決めていました。
今の私にNGT48のためにできることは、卒業しかありません。
ファンの皆様には、本当に申し訳ないと思っております。

たくさんの方が応援してくれて、私のもとには同じような被害に遭った方からのメッセージが寄せられ、私を見て勇気や元気が出たという方もいました。
ですが、結果的にこのような形になったこと、そのような方たちの希望も無くしてしまったんではないかと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
正しいことをしている人が報われない世の中でも、正しいことをしている人が損をしてしまう世の中ではあってはいけないと、私は思います。

たくさんの方が私のために自分の時間を削って、私のことを支えてくれました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今後は皆さんのご自身ために、楽しいことに時間を使い、幸せになってほしいです。
みなさんが私に幸せになってほしいと願ってくれたように、私もそう願っています。

そして、私を今まで支えてくださったファンの皆さん、このような形で卒業することになってしまい、本当に申し訳ありません。
以前のように歌って踊って、毎週のように握手会があって、お互いに「またね」と言い合いたいのですが、5月5日と6日で最後の握手会となります。
今までお休みをさせていただいた握手会も、そこで振替をさせていただきます。

そこで「またね」の続きができたらうれしいなと思います。
そこでは一緒に夢の話をしましょう。

最終活動日は、玲奈とりこと一緒に5月18日の卒業公演となります。
ケガで今日の公演に出られていなかったりことリハビリを頑張って、またステージで笑顔で、今度は夢に向かって歩いていく姿を皆さんに見せることができたら、うれしいです。

私がこれからできることは、今の苦しい姿ではなくて、笑顔で幸せな姿を見せて、皆さんに元気を与えることだと思います。
みなさんが私を助けてくれたように、私も困っている人に手を差し伸べられる人でありたいなと思います。

そして、今回のことで私はNGT48にならなきゃよかったんじゃないかって、思うこともありました。
だけどやっぱり、こうやってみんなでステージに立って、みんなで公演をして、ファンの方に声援を頂いて、メンバーのみんなやファンの皆さんと出会えたことが幸せです。
NGT48になってよかったと思います。
メンバーのみんなにも、ファンの皆さんにも、これからの人生を真っ直ぐに生きて、みんなには笑顔で笑っていてほしいなと思います。

残り1ヶ月もありませんが、最後まで一人の人として、NGT48として、みなさんに今度は笑顔でまたお会いできたらうれしいなと思っています。
あと少しの間ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

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私が驚いたのは、山口真帆さんに寄り添ってくれた三人のうち、長谷川玲奈さんと菅原りこさんも一緒に卒業することでした。
山口真帆さんを一人で辛い卒業などさせないという強い気持ちを感じました。
ツイッターのトップの画像が三人とも同じイラストになったのを見た時はイラストの雰囲気に涙が出そうでした。








そしてグループに残る決断をした村雲颯香さんも、ツイッターで自身達のグループの事件への対応の酷さを書いたりしていて凄い人だと思いました。
鬼畜の運営や、犯人と繋がっているメンバー達からどんな目に遭わされるか分からないのに書くのはかなり勇気が要ると思います。







(村雲颯香さんのツイッターより)

山口真帆さんが株式会社AKSの吉成夏子社長に「お前は会社を攻撃する加害者だ」と言われたというのも衝撃的です。
事件の被害者などどうでも良く、会社への批判を無くすために都合の悪いことを闇に葬ることしか考えていないのがこの言葉に表されており、この社長は人間として終わっています。





5月6日、最後の握手会での山口真帆さんはかなり儚い清々しさがありました。
写真は笑顔なのに、見ていると泣きそうになります。

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握手会ありがとうございました。
今回握手会に参加するにあたって、最初は不安もありましたが、久しぶりにファンの皆さんと直接お話できることが嬉しくて、楽しくて、自然と笑顔が溢れていました。



ファンの方一人一人との思い出があって、この時間がもう終わりだと思うと、お顔を見るだけで、今までの思い出が走馬灯のように駆け巡り、涙が溢れることもありました。

凄く苦しい5ヶ月間でしたが、「この日の為に私は生きてたんだ。」と、思いました。それぐらい皆さんと会ってお話できたことが幸せでした。

会いに来てくれる方がいるからこそ、握手会が成り立ちます。

会っている時間だけでなく、会いに来てくれるまでの時間もあります。

お忙しい中時間を割いて来てくれる方、遠いところから時間を掛けて来てくれる方、中には海外から毎回来てくれる方もいます。

1枚10秒の時間の裏には、会いに来てくれるまでの時間が何時間もあり、それも含めての握手会だと思っています。

会えた時間は一瞬でも、会えた思い出は一生です。

1日にこんなにたくさんの方とお会いできる握手会は素敵な場所です。

最後に皆さんと直接お話して「ファンの皆さんと出逢うために私はアイドルになったんだ。」と、思いました。

私のことを見つけてくれて、会いに来てくれてありがとう。

好きになってくれて、ファンになってくれてありがとう。

皆さんに出逢えて、応援してもらえて幸せです。

またお会いできるように、夢に向かって頑張ります。

卒業公演で、またね。
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「この日の為に私は生きてたんだ。」という言葉がとても胸を打ちました。
この言葉からは事件後、生きる希望が見出せなくなっていたことが分かります。
しかし自身にとって最後となる握手会の間、事件からの日々を考えればほんのわずかの間でも、明るい気持ちになれたのは良かったと思います。





(握手会後の山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんのお見送りにて。左から長谷川玲奈さん、菅原りこさん、山口真帆さんと、運営からの参加禁止圧力に屈せず駆け付けた村雲颯香さん)

この握手会は運営によって、卒業する三人へのお見送り(在籍メンバーによって卒業するメンバーに必ず行われる)も禁止されていました。
お見送りをしないメンバーが「犯人と繋がっているメンバー」と世間に知れ渡ってしまうため、それを隠す狙いがあったのではと思います。
しかし運営の圧力に屈せず村雲颯香さんと角ゆりあさんがお見送りをしてくれました。




(長谷川玲奈さんと小熊倫実さん)



さらに小熊倫実さんは山口真帆さんと菅原りこさんには会えなかったものの長谷川玲奈さんとは会うことができました。
この写真も見ていると泣きそうになります。
地獄のようなグループ環境でも、運営の圧力や犯人と繋がっているメンバー達の脅威に屈せず味方になってくれる人はいるのだと思いました。
小熊倫実さんはメンバー最年少の16歳でありながら事件後、運営によって箝口令が敷かれている中にあって一番最初に山口真帆さんを気遣う言葉を発してくれた人でもあります。





そして5月18日の卒業公演を迎えます。
卒業公演も運営から三人だけで行わせると発表がありましたが(通常はグループのメンバー全員で行います)、冒頭の写真の七人のメンバーが駆け付けてくれました。
この七人の勇気は素晴らしく、三人もどんなに嬉しかったことかと思います。

卒業コンサートは動画を見るとアンコールの2曲目「太陽は何度でも」という曲で山口真帆さんが堪えきれずに泣いてしまう場面がとても印象的でした。
「太陽は何度でも」は秋元康さんが卒業する三人のために作ってくれた曲で、良い曲なのでこの三人によってまたどこかで歌われてほしいです。



さらに一番最後に歌った「桜の花びらたち」という曲の涙が頬を流れ落ちるのを綴った歌詞が、ステージに立つ三人もコンサートを聴きに来たファンも涙に包まれていたこのコンサートに物凄く合っていて、神のような曲だと思いました。




(卒業コンサート後、三人で手をつなぐ)



三人で抱き締め合っている写真を見て、揺るぎない結束を感じました。
山口真帆さんにとってどれほど救いになっていたか計り知れないです。


卒業の日は劇場にある顔写真の額を取り外すようです。
これは誰しも寂しさを感じるのではないかと思います。



(山口真帆さん)



(長谷川玲奈さん)



(菅原りこさん)



(三人並んで額を持つ)




(卒業コンサート後、花束を持つ山口真帆さん)




(卒業コンサート後、十人での写真)



みなさんとても楽しそうなのが良いです




卒業コンサートに駆け付けた七人で手をつないで三人を取り囲み、かもめかもめのようなこともしていました




かもめかもめの動画。
七人が「太陽は何度でも」を歌いながら三人の周りをスキップしながら回り、明るい雰囲気なのに見ていると泣きそうになります。



5月20日、NGT48元チームNⅢキャプテンの加藤美南さんが、ネイルサロンでテレビに三人の卒業コンサートの様子が映ったのを見て、インスタグラムに「せっかくネイルしてるのに チャンネルかえてほしい」という言葉を添えた投稿をし、またしてもネットが大炎上する事件がありました。
この投稿によって、加藤美南さんをはじめとするメンバー達が山口真帆さんを虐げていたであろうことも隠せなくなりました。
本人が「仲間内にだけ送るつもりが誤送信してしまった」と弁明したことから、仲間内で山口真帆さんを虐げていると自白した形になりました。
わざわざ「せっかくネイルしてるのに」という言葉を付けていることから、テレビに三人が登場するのが不快だという意味で言っているのが決定的であり、何の言い訳もできないです。
仮にもキャプテンの立場にあった人が率先してこのようないじめをしているようでは、そんなグループは壊滅するだろうと思います。
仲間内というのは太野彩香さんや西潟茉莉奈さん、荻野由佳さんらであろうことが疑われます。
これらの人達は事件が明るみになってからも山口真帆さんを気遣う素振りを全く見せなかった人達です。
それどころか、太野彩香さんの「まじめにやっている人ではなく、上手くやっている人が成功する(真面目なアイドル活動をする山口真帆さんへの当て付けの言葉。山口真帆さんは告発時、「真面目に活動するのが悪いことなの?」と憤りを口にしていました。)」発言など、以前から山口真帆さんを馬鹿にするような態度を取っていました。
この人達はイメージが悪過ぎてアイドルとして終わっていると思います。

アイドルが勝ち誇ったように「真面目にやっている人ではなく、上手くやっている人が成功する」などと言っているようでは終わりです。
そしてこんな発言をすればイメージが凄く悪くなるのが想像できず発言してしまうのは、性格のみならず頭も悪いのではと思います。

私が望むのは、こういった黒いメンバー達への厳罰と、鬼畜のような運営の浄化、山口真帆さんに味方してくれた素晴らしいメンバー達が酷い目に遭わされることなく活動できることです。
真面目にやっているアイドルが報われるようになってほしいです。
卒業した山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんと、卒業コンサートに駆け付けた七人のメンバー達にはぜひ幸せになってほしいです。


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その後
NGT48を卒業後、山口真帆さんは「研音」という芸能事務所に移籍し、アイドルから女優に転身します(菅原りこさんは芸能事務所の「エイベックス・マネジメント」、長谷川玲奈さんは声優事務所の「クロコダイル」に移籍しました)。
そして自身の24歳の誕生日でもある9月17日、「山口真帆 1st写真集 present」の発売とともに女優としての活動を本格的に始めていくことになりました。
※「山口真帆 1st写真集 present」の感想記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。
真面目に活動してきた人が報われてくれて凄く良かったです
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