老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

ジャカランダ開花

2018年06月25日 21時05分44秒 | 自宅の様子(ベランダ/室内園芸)
先日お知らせしたベランダのジャカランダが漸く昨日開花しました。
我が家にとっては一番大事な花なので、今年も無事に咲いてくれてヤレヤレです。
今年は他の花が例年より少し早目に開花する中で、このジャカランダだけは昨年と比べて10日程遅いようです。(まさ)


ジャカランダの花

同上

外国の地名のついた植物  後篇 ~ターワ行~

2018年06月24日 19時30分19秒 | 園芸福祉・植物とのつながり
 前篇に引き続いてタ行以下の植物を紹介します。

タイワンギリ(ノウゼンカズラ科)
タカサゴユリ(或いはタイワンユリ)(ユリ科)
タスマニア・ビオラ(スミレ科)
ダッチ・アイリス(アヤメ科)
チシマザサ(イネ科)
チョウセンニンジン(ウコギ科)
チリアヤメ(アヤメ科)
チロリアン・ランプ(アオイ科)
テンジクアオイ(或いはダリア、フウロソウ科)
ドイツトウヒ(マツ科)
トウカエデ(カエデ科)
トルコギキョウ(リンドウ科)
ナンキンハゼ(トウダイグサ科)
ナンバンギセル(ハマウツボ科)
ナンヨウスギ(ナンヨウスギ科)
ニューギニア・インパチェンス(ツリフネソウ科)
ニューヨーク・アスター(キク科)
パラグアイ・オニバス(スイレン科)
バレンシア・オレンジ(ミカン科)
ヒマラヤ・ユキノシタ(ユキノシタ科)
ブーゲンビレア(オシロイバナ科)
ブータン・ルリマツリ(イソマツ科)
ブラジルヤシ(ヤシ科)
フランスギク(キク科)
フレンチ・ラベンダー(シソ科)
フロリダ・ビューティー(ソテツ科)
ベイスギ(ヒノキ科)
ベンガル・ボダイジュ(クワ科)
ホウライアオキ(キョウチクトウ科)
ボストンタマシダ(ウラボシ科)
ボルネオクロモ(トチカガミ科)
ホンコンヤマボウシ(ミズキ科)
マサイノヤジリ(キク科)
マダガスカル・ジャスミン(ガガイモ科)
マニラヤシ(ヤシ科)
マンシュウボダイジュ(シナノキ科)
ヨウシュヤマゴボウ(ヤマゴボウ科)
ヨーロッパトウヒ(マツ科)
ロシアン・セージ(シソ科)
ワシントンヤシ(ヤシ科)

 抜けている地名があると思いますが、とりあえず目についたものを列記しました。
これを見ると、植物を通じて日本と世界の各地域/国/都市などの繋がりの深さが判ります。(まさ)

外国の地名のついた植物  前篇 ~ア-サ行~

2018年06月23日 19時58分31秒 | 園芸福祉・植物とのつながり
 このブログでは、気になった植物を紹介していますが、最近は淀川河川敷などで見られように、外来種が非常に目立っていますが、「外来種」という事になると、昔から中国や朝鮮半島、更に西欧各国などから渡来したものが数多くあります。

 そんな中で、植物の名前(日本名、並びに一般名)からはっきりと外国の地名がついたものをピックアップしてみました。

・地名については、地域/国/都市名などをピックアップしました。(中に現在では殆ど使用されていない古い呼び方や、現在では差別語に属する呼び方も含まれますが、ご容赦下さい)

・但し、そこが必ずしも原産地を意味するものではなく、経由地であったり、イメージだったりするものもあります。

・一つの地名がついた数多くの植物がありますが(「カラ」とか「トウ」など)、今回は1地名で、一つだけを記しました

・この項は「植物園へようこそ」 (http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/BotanicalGarden-F.html)を参照させていただきました。下記した植物がどのような植物かを知りたい人は、このホームページで検索して見て下さい。


アイスランド・ポピー(ケシ科)
アフリカ・キンセンカ(別名:ディモールホセカ、キク科)
アメリカンブルー(ヒルガオ科)
アメリカ・ヤマボウシ(別名:ハナミズキ、ミズキ科)
アラスカ・イエローシーダー(ヒノキ科)
アンデスノオトメ(マメ科)
イタリアン・パセリ(セリ科)
イランイランノキ(バンレイシ科)
イングリィシュ・ラベンダー(シソ科)
インド・ボダイジュ(クワ科)
ウンナン・サクラソウ(サクラソウ科)
エルサレム・セージ(シソ科)
オーストラリアン・チェスナッツ(別名:ジャックトマメノキ、マメ科)
オランダ・アヤメ(別名:ダッチアイリス、アヤメ科)
オリエンタル・ポピー(ケシ科)
カサブランカ(ユリ科)
カラタネオガタマ(モクレン科)
カラフトミセバヤ(ベンケイソウ科)
カリフォルニア・ポピー(ケシ科)
ゴウシュウアオギリ(アオギリ科)
コンロンソウ(アブラナ科)
シコタンソウ(ユキノシタ科)
シナレンギョウ(モクセイ科)
ジャーマン・アイリス(アヤメ科)
ジャガイモ(元はジャガタラ芋、ナス科)
ジャワギリ(クマツヅラ科)
スパニッシュ・セージ(シソ科)
スマトラ・オオコンニャク(サトイモ科)
スリナム・チェリー(フトモモ科)
セイヨウヒキヨモギ(ハマウツボ科)
セイロン・ライティア(キョウチクトウ科)
ソング・オブ・ジャマイカ(或いはインディア)(リュウゼツラン科)

面白い語源の言葉 その⑪  ~水無月・神無月~

2018年06月22日 20時33分40秒 | 面白い言葉や語源など
 先日、毎日新聞の夕刊の“時の過ぎゆくままに”というコラムで、岡田満里子さんが「電網怪々」という題で、「水無月」の言葉の由来調査を例にして、ネット検索への依存の危うさについて書かれていました。

 私もこのブログを書き込むに当たり、ネットで検索することが多く、その場合は一つの情報に頼るのではなく出来るだけ多くの情報に当るように努めていますが、時間の余裕がない時や、ある程度自分の考えに合致する場合などは、ついそのまま取り入れてしまう事が多く、ネット検索の危うさについて改めて認識をせねばと思っています。


 所で、このブログでは先日から、“普段何気なく使っている言葉なのに語源も知らないままに使っている言葉が多い”ということで、気になった言葉の語源を考えてみることにしていますので、今回はこの「水無月」(みなづき)神無月(かんなづき)について、もう少し掘り下げてみたいと思います。

(1)水無月
旧暦の6月(今年は新暦では7月13日~8月10日)を表す言葉で、漢字から判断すると“水の無い月”となるのですが、良く考えるとこの時期は梅雨明けの時期でこの解釈には少し違和感があります。

◆“水の月”説
・私がよく世話になっている「語源由来辞典」などでは、水無月の「無」は「の」という意味の連体助詞「な」であり、陰暦の6月は田植えに多くの水を必要とする「水の月」であるとする説が有力であるとしています。

・しかし、この説明にも何かしっくりしないものを感じます。田植えの時期はもう少し早いのではないかという感じがして、更に調べてみると、田植えの時期が昔と現在では大きく変わっていたのです。

 かつて田植えは、梅雨の季節に集中的に行われており、初夏の風物詩の一つであったが、昭和二十年代以降、冷害に強い保温折衷苗代の発明や品種改良が進む中でイネの早植が可能になり、地域によっては一カ月程繰り上がるようになったということです。

・これで何となく納得。田植え時期や田植え直後の田には水を張る必要があり、水の月で「水無月」となったようですが、同じく旧暦6月は「水張月(みづはりづき)」「水月(みなづき)」とも言うようです。

◆「水の無い月」説など
 WIKIPEDIAや、ニッポニカなどによると上記の「水の月」説だけでなく、言葉通り「水の無い月」説も併記されています。それらを紹介すると、
・この月は暑熱激しく、水泉が滴り尽きるので水無月という説
・田植という大仕事を仕終えた月「皆仕尽(みなしつき)」であるとする説
などですが、WIKIPEDIAではこれらの説を、俗説(語源俗解)であるとしています。


(2)神無月(かんなづき)
旧暦の10月を表す言葉で、今年は新暦では11月8日~12月6日に当ります。

◆私などは、良くマスコミで言われる“出雲大社に全国の神が集まって一年の事を話し合うため、出雲以外には神がいなくなる”という説を頭から信じていましたが、どうやらこの説は俗説(語源俗解)だとする意見が強いようです。
この説の余談としては、出雲地方では10月を「神無月」ではなく「神在月(かみありづき)」と呼ぶという話があります。

◆有力な説としては上記の水無月と同じく、神無月の「無・な」が「の」にあたる連体助詞「な」で「神の月」というもので、「日本国語大辞典」や「語源由来辞典」もこの説を採っていて、“出雲大社に全国の神が集まって一年の事を話し合うため、出雲以外には神がいなくなる”という説は、中世以降の後付けで、出雲大社の御師が全国に広めた語源俗解であるとしているようです。

 本当に漢字からだけの勝手な思い込みは怖いですね。(まさ)


ミズヒキが咲き、ジャカランダの蕾膨らむ

2018年06月21日 19時36分27秒 | 自宅の様子(ベランダ/室内園芸)
 この時期はベランダの花が少なくて、少し寂しいのですが、良く見るとベランダの片隅でミズヒキ(タデ科)が小さな花を開いていますし、ジャカランダ(ノウゼンカズラ科)の蕾もかなり膨らんで紫色が目立つようになっています。

 ミズヒキはどちらかと言えば秋の花なので、今年の開花は随分と早いように思いますし、逆にジャカランダは、例年は6月中旬には開花していますがので今年は少し遅いようです。

 毎年同じ花を見るのに、それぞれ少しずつ開花時期がずれるのが植物と付き合うもう一つの愉しみでしょう。(まさ)


ミズヒキの花

同上アップ 非常に可愛らしい花です

ジャカランダの蕾も、薄っすら紫色になっています