老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

今日のあれやこれや

2019年10月31日 22時28分28秒 | 自宅の様子(ベランダ/室内園芸)
(今日2本目の書き込みです)
 昨日は、私の整形外科通いとツレアイの歯医者への付き添いと2回もの医者通いでしたが、多くの楽しみもありましたのでお知らせしましょう。

 先ずは、クコの花です。
団地内には小さなクコ(ナス科)の木があり、毎年可愛らしい花と赤い実を楽しみにしています。
例年この時期に花を咲かせるのですが、つい先日に団地内の樹木の剪定があり、クコも強剪定されていたので、今年は花を見るのはダメかなあと思っていたのですが、昨日花が咲いているのに気付きました。
薄いピンクの小さな花で目立たないためか、気付くのが遅くなりましたが、今年も無事に咲いてくれたと一安心でした。

 また、帰宅前に空を見上げると薄暮の空に綺麗な三日月が見え、帰宅後慌ててカメラを向けました。

 ツレアイに付き添った通院の後、天満市場に立ち寄ると魚屋の店先に珍しくオコゼがあったので、思わずゲット。
オコゼとくれば唐揚げですが、折角油を使うのならと急遽天ぷらも作ることにし、サツマイモ/エリンギ/ピーマンと共に、我が家の天ぷらの定番であるチリメンジャコとミツバのかき揚げと盛り沢山。
しかし、年寄り二人で何とか完食。特に久しぶりのオコゼは絶品でした。(まさ)


クコの花

同上アップ。紛れもなくナス科の花です

三日月

我が家の夕食の食卓<手前左より湯豆腐・チリメンジャコとミツバのかき揚げ・天ぷら(サツマイモ/ピーマン/エリンギ)・オコゼの唐揚げ>

オコゼの唐揚げアップ

京街道を行く⑥   第3回  守口~枚方(出口町)

2019年10月31日 20時40分48秒 | 旅行/色々な風景
 第2回目が守口の中心部で終ってしまいました。

 今後もツレアイの状況ではいつ何時調子が悪くなり途中で引き返さざるを得ないかも知れませんし、11月の後半はあちこちの紅葉も見に行きたいしという事で、今後の進め方を悩んでいました。

 その結果、
・この「京街道を行く」には終了期限など設けずに、他のスケジュールを優先する。
・途中で引き返しが出来るように、京阪電車などの乗り物の路線を充分に調べて、ツレアイの体調次第では引き返せる準備をしておく。
ということにしました。

 しかし、問題は次のコースである守口市から枚方市までの間(約10Km)の京街道は淀川左岸の堤防に沿ったどちらかと言えば単調で退屈な経路になり、しかも並行する京阪電車と離れて簡単に引き返せないので、一気に行く以外にありません。
 現在のツレアイの状況では難しいと思い、結局守口市から枚方市の光善寺駅までは私が単独で歩き、その先は再びツレアイと一緒に歩くという事にしました。

 ということで、好天の予想だった10月28日(月)の朝早くに私一人で守口市まで電車で行き、そこから守口市内の残っている部分や、淀川左岸の堤防を一気に歩くことにしました。

 守口市内では、難宗寺(※1)や一里塚跡を回った後、八雲地区から淀川堤防に上り、後は一路上流へ。佐太地区(※2)では堤防を降りて佐太天満宮や来迎寺(※3)に足を伸ばしました。

 その後、寝屋川市に入ってから、太間(おおま)地区では茨田(まった)の樋の跡や堤の碑を見ながら枚方市へ。
 堤防を降りて京阪電車の光善寺駅を目指したものの、昔の曲がりくねった道が多い出口地区で迷ってしまい、地元の人に何度も訪ねながら何とか光善寺駅まで辿りついてホッと一息。

 あちこち立寄ったり、迷ったりしたので、この日は何と3万歩越え。流石に太ももが少し重くなっており、ツレアイを置いてきて良かったと思いました。
 またこれからは、いざとなれば電車で引き返せるチャンスが多いので、ツレアイの調子を見ながら一緒に挑戦してみます。(まさ)

※1 難宗寺
浄土真宗本願寺派の寺院。
越前の吉崎を退出した浄土真宗の僧・蓮如上人が、文明9年(1477)に創立した守口御坊がはじまりと伝えられ、慶長16年(1611)には本願寺掛所に昇格し、「西御坊」と呼ばれるようになっていました。
その後、元和元年(1615)の兵火などを経て、文化7年(1810)に再建されたのが現在の本堂です。
大いちょうは、樹齢約500年。高さ約25m、直径約1.5m、枝張は約15mもあり、昭和50年(1975)に大阪府の天然記念物に指定されています。

※2 佐太地区
佐太は佐太天神宮、来迎寺、菅相寺の門前町で京街道には茶屋や旅籠屋などが並び、枚方・守口両宿の中間の間宿(あいのしゅく)として栄え、神宮前の天神浜は佐太馬渡場となっていました。

※3 来迎寺
近代以降は浄土宗に属するが、もとは融通念仏宗(大念仏宗)佐太派の本山
正平2年(1347年)、大念仏寺7世法明上人の弟子、実尊誠阿上人西願が河内国茨田郡下仁和寺庄守口村(現・守口市来迎町)に天筆如来を本尊として一宇を建立したのが始まりとされる
来迎寺は後に南朝後村上天皇の勅願寺となり、釈迦如来立像の寄進を受け、本堂に放光殿の号を賜った。
その後延宝6年(1678年)、現在地に落ち着くまでの332年間、茨田郡内で26回の移転を繰り返しているが、これは同寺の独特の相続法により、住職が変わるたびに所在地を移したということに拠るようです。
また、「幽霊の足跡」がある寺院として知られている様ですが、残念ながら今回は拝観しませんでした。


<守口市>

難宗寺横の道標。一番左が「左 京」と読めます

難宗寺

難宗寺の大いちょう

一里塚跡。守口宿まで(から)1里の塚があったようです。

八雲小学校横にある道標

八雲地区にある道標

淀川の左岸堤防に出る。鳥飼大橋の直ぐ南側です

ここからは淀川の左岸堤防を歩きます

佐太樋跡

佐太渡し跡(「淀川筋佐太渡船跡」と読めました)

佐太天神宮 境内

同上 本殿

同上 入口にある「間の宿(あいのやど)」碑

来迎寺 門

同上境内 大きな松と本堂

<寝屋川市>

茨田(まった)樋遺跡水辺公園

同上 石碑

茨田堤(まんだのつつみ)の碑 文禄堤よりも随分古く、『日本書紀』には仁徳天皇11年に淀川に日本で最初といわれる「茨田堤」が築かれたとの記載があるようです

大間排水機場

淀川左岸の堤防風景

京街道を行く⑤   第2回 千林~守口  おまけ

2019年10月30日 21時15分04秒 | 旅行/色々な風景
 千林~守口間で目についた植物などを記しておきます。(まさ)


大阪市旭区内で見かけたマンホールの蓋

同上。 但しこれは古い物の様で「旭区」の文字が入っていません

太子橋近くの国道沿いの植栽帯で見かけたヤノネボンテンカ(アオイ科)

同上

守口市 土居商店街  元気な果物屋

同上 やはり人通りは少ないようです

同上 酒屋では珍しい量り売り焼酎が入った大きな甕

守口市 旧街道沿いの民家で見かけたヨウシュヤマゴボウ(ヤマゴボウ科)
通常は山野に自生しているのですが、このように和風の塀からのぞいているのも風情がありますね。

同上 熟した実は鮮やかな紫色です。

京街道を行く④   第2回  千林~守口  

2019年10月29日 20時30分54秒 | 旅行/色々な風景
 2回目はもう少し早くにと思っていたのですが、雨模様の天気が続いたので1回目から丁度1週間後の10月26日となりました。

 今回は、出来れば鳥飼仁和寺大橋付近まではと思っていたのですが、これが全くの計画倒れ!
生憎とこの日はツレアイの体調が良くなく、千林から大阪市旭区を過ぎて守口市内に入った当りから歩く速度が遅くなりはじめました。

 これから先に行けば、帰りの電車の便が悪くなるので、とりあえず目当ての文禄堤付近だけは何とか終えて引き返すことにしました。
ということで、今回は千林から守口市の中心部までの短い距離となりました。

 2回掛かって、やっと最初の宿場町に着いたという事です。
題名は竜馬にならって付けたのですが、竜馬の様に“颯爽と”とは行かず、休み休み、ボツボツという感じの“行く”になりそうです。


 千林から守口にかけては、細い旧道や国道一号線を通ったりするのですが、守口市に入ると土居商店街を過ぎると、元の京街道は少し坂道となり市街地より小高い場所になります。
これは文禄堤と呼ばれる古い堤の後で、秀吉が大坂城から伏見城を繋ぐ最短コースとして27kmにも亘り淀川左岸を改修・整備したもので、後にそこに守口宿が造られたようです。

 その後、度重なる淀川改修や市街地化などで、この文禄堤は殆ど姿を消しましたが、この守口市本町の一角は当時の面影を偲ぶことが出来ます。
少し前までは、もう少し石積みなどが残っていたようにも記憶しているのですが、マンションなども建っていて今回は石積み跡は目につきませんでした。(まさ)

<大阪市 旭区>

今回の出発点となった千林の商店街

街道跡

ここの路上で見かけた「京かいどう」の石板

道標 旭区今市のバス停横で

<守口市>

守居神社

文禄堤に掛かる所で見かけた案内板

守居橋。 この下は川ではなく道路です。旧街道は市街地より少し高くなっています。

街道跡

料理屋さんの前で見かけた看板

文禄堤の案内

文禄堤の説明板

本町橋からみた京阪守口市駅。この橋の下も道路です

守口宿の案内板

街道跡

街道沿いの古い建物を生かしたカフェ

街道沿いの古い建物 この建物の窓らしいものは「虫籠窓」と呼ばれているようです

街道跡から市街地に降りるのはこのような坂道や石段となります

秋深まる

2019年10月28日 19時44分25秒 | 散歩中に見かけた風景
 例年にない遅い時期の台風の連続襲来で関東や東北の人々は大変ですが、幸いにも今年の大阪は今の所台風の大きな被害はありませんが、雨が多くて不順な天候の秋です。

 久しぶりに団地内をゆっくり歩いていると、30年以上も住みなれた団地なのに、未だに新しい気付きが色々とあります。

 今日は、鮮やかに色付いたニシキギ(ニシキギ科)、ギンモクセイ(モクセイ科)とクロガネモチ(モチノキ科)をお知らせします。

 ニシキギは漢字では錦木と書きますが、名前通りに見事な紅葉で、スズランノキ、ニッサボクと並んで世界三大紅葉樹の一つとされています。(残念ながら、私はスズランノキ、ニッサボクの紅葉は見たことがありません)
団地内で見かけたのは、いつも余り通らない道で、先日の雨の降る中で見かけたのですが、余りにも見事な紅葉に気付き、思わずカメラを向けました。

 ギンモクセイは先日お伝えしたキンモクセイの祖先とでもいうべき樹木で、真っ白な花が咲きますが、香りはキンモクセイより、少し弱いようです。また、葉のギザギザがかなり深いです。

 クロガネモチは昔から庭木に使われていますが、この時期実が赤く熟し、小鳥たちの好物とあります。(まさ)


ニシキギ

ギンモクセイ

同上アップ

クロガネモチ