老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

睡眠不足と飲み過ぎが続きます! 

2019年05月31日 20時39分33秒 | その他

(今日は2本目の書き込みです)

 ここの所、睡眠不足と飲み過ぎが続いています。
その理由は、テニスと野球です。

 全仏オープンテニスが始まり、大坂なおみが少し出足の悪い内容でハラハラ感を与えながらも最後は地力で勝っていますし、錦織圭は最近にない安定感のある試合を見せてくれていて、共に目が離せません。

 フランスとの時差の関係で、どうしても夜遅くまでのTV観戦になりますし、必然的に横に置いているウィスキーの水割りのお代り回数が増えるという事です。

 それに併せ、最近のタイガースが珍しく頑張りを見せており、最近は宿敵巨人にも連勝という気持の良い展開で、やはりウィスキーの美味しさを倍増させてくれます。(古くからの阪神ファンで、しかもそれ以上にアンチ巨人の私としては、対巨人戦での勝利は2勝以上の価値があるのです)
今日は、目下最好調の広島を相手に苦戦中ですが、5月を終って貯金生活など久しぶりでしょう。

 もう暫く、この美味しいお酒が続くことを祈っています。(まさ)
 

城北公園 菖蒲園

2019年05月31日 19時22分10秒 | 散歩中に見かけた風景
(継続中の能登半島関係は少し休み、今日見てきたショウブ園の様子を先にお知らせします)

 5月もイヨイヨ今日でお終い。
梅雨入り前の少しどんよりした天気でしたが、ショウブの花を見るのにはこれ位の天気の方が良かろうということで、城北公園の菖蒲園に出かけました。

 直ぐ近くなので自転車で行けるし、おまけに大阪市立の公園で市内在住の高齢者は無料ということで、ほぼ例年出かけているのですが、開花時期に早すぎたり遅すぎたりで、丁度見頃という時期に合わすのが難しいのですが、今日はバッチリ!

 公園管理者が咲き終えた花をこまめに撤去管理されていることもあり、色とりどりのショウブが鮮やかに咲いており、沢山の入場者が歓声をあげながらカメラを構えておられました。

 ショウブ以外にも、アジサイが咲き始めたり、この時期ならではの色々な花も楽しめましたので、併せてお知らせします。

 尚、今日は生憎とデジカメを忘れてしまったので、久しぶりのスマホでの撮影となりましたが、最近のスマホの性能は驚くほど良いです。

 普段持ち歩いているデジカメ以上の写真が撮れましたが、最終的にはパソコンに移動して管理することになりますので、やはり私には慣れたデジカメでの撮影がベターとの再認識でした。(まさ)


城北菖蒲園の様子

同上

同上

同上

同上

同上

ショウブのアップ

同上

同上

同上(特設展示場)


サラサウツギ(ユキノシタ科)

シロバナシモツケ(バラ科)

ガクアジサイ(ユキノシタ科)

ヒペリカム・カリシナム(オトギリソウ科)

ハンゲショウ(ドクダミ科)

スイレン

能登半島へ  その④   ~千枚田/塩田/上時国家~

2019年05月30日 19時48分52秒 | 旅行/色々な風景
 輪島の朝市を楽しんだ後、いよいよ能登半島の北東部の海岸沿いの観光に出かけました。

 先ずは、有名な千枚田へ。
立派な展望台が整備され非常に見易くなっていますが、海岸から始まる小さな田の連なりを見ると、これを作り上げて維持されてきた往時の方々の苦労が偲ばれます。
最近は夜のイルミネーションなど色々なイベントも催されているようですが、昼間の水田は丁度田植えが終わった所で、まだ水田の緑色が余り目立たず、少し寂しい感じもしました。

 その後、この地域に多い“揚げ浜式製塩”の一つである輪島製塩に立ち寄りました。
まだ塩田も残っており、現在でも手間のかかる方法で製造の説明を聞きました。

 ここで目にした面白い風景は、一時休憩中の20人程の西欧人のグループで、何とサイクリングが主目的なようで、サポートのワゴン車に荷物などを積み込み、一行は日本人のガイドと共に颯爽と起伏の多い海岸線に出掛けて行かれましたが、色々なツアーがあるものです。

 続いては、上時国家へ。
 壇ノ浦の合戦で敗れた後、能登に配流された大納言・平時忠(平清盛の義弟)を始祖としている時国家は、江戸初期から300石の豪農として天領大庄屋を務めていて、現在で25代目だそうです。

 現在の豪壮巨大な茅葺屋根の建物(重要文化財)は、約180年前に建造され、完成までに28年を要した建坪189坪で、入母茅葺きの大屋根は高さ18メートルあり、所々で見える梁の大きさに驚きますが、その他にも玄関は唐波風総ケヤキ造りで、大納言の間は書院造りで大納言の格式のなごりと思われる豪華な天井が目に着きました。(まさ)

<千枚田>

展望台からの景色。本当に海からセリ上がっている一つ一つは非常に狭い段々畑です。

同上

水田の苗はまだまだ小さいです

同上

<輪島製塩>

塩田と小道具などの展示

塩田

近くの海岸

トイレは間垣の中

サイクリングツアーの一行

<上時国家>

母屋と唐波風玄関

家紋は平家定紋の「丸に揚羽蝶」

大納言の間

同上 天井

庭園

台所のかまど
  
展示されている船箪笥

臼と籾すり機

駕篭と槍/長刀

台所で目にした家の梁の大きさにビックリです

能登半島へ  その③   ~間垣の里・大沢町/輪島市など~

2019年05月29日 20時44分11秒 | 旅行/色々な風景
 今回選んだ宿は、輪島市大沢町にある「田中屋旅館」という、少し古い旅館でしたが、ここに決めた最大の理由は、この大沢町が「間垣の里」として有名で、この旅館も間垣作りになっているという事でした。

 “間垣”とは、長さ約3メートルのニガ竹という細い竹をびっしりと隙間なく並べてつくった垣根のことで、日本海から吹き付ける強い冬の風から家屋を守るためのもので、かっては輪島市内の中心部でも見掛けた記憶がありますが、現在では実際に民家の周りに従来通りに残っているのはこの大沢町だけのようです。

 総持寺祖院から海に出るともう大沢町で、あちこちに間垣に囲まれた家を目にするようになりましたが、少し東に進むと小さな港があり、その港沿いの道に沿って間垣の家が並んでいて、まるで別世界のようでしたが、その内の一軒が目指す旅館でした。

 幸いにもこの日は私達の他に客もいなくて、海側の部屋を利用できましたが、景色は最高でした。
また少人数の場合は、大きなケヤキの株の部分を利用した囲炉裏で食事ができるようで、この珍しい食卓で海の幸を頂きました。

 翌日は少し早目に目が覚め、周囲の間垣の風景などを撮って、朝食を済ませた後で直ぐ近くにある釜滝という滝を訪ねましたが、標識を見落としてしまって随分と山奥まで林道を進んでしまい迷いそうになりましたが、お陰でかなり上から大沢漁港を見降ろすことができました。

 逆戻りして、無事に釜滝に辿りつきましたが、この釜滝は落下する水の勢いで岩に穴があき、その穴を通って水が落下している珍しい滝でした。


 その後、美しい日本海の海岸を楽しみながら輪島市に到着し、朝市へ。
以前に輪島に来たのはまだ国鉄が通っていた時期なので随分前ですが、それなりに市内の様子もすっかり変っていて、朝市もすっかり近代的な様子に変っていましたが、まだ露店のような店もあり、オバサンたちが元気に商いをされていました。

 その内の一軒の鮮魚店でタイを買い求めましたが、目の前でさばいて身は昆布シメに、そしてアラは別途包んでくれましたので、帰阪後はタイの刺身と粗炊きを2日に亘って楽しめました。(まさ)

<田中屋旅館>

間垣の外観

部屋から見下ろした間垣

玄関横のツクバイをあしらったコーナー

大きなケヤキの根っ子の部分を利用した囲炉裏

この囲炉裏が食卓に変ります

刺身は近くで上がった、トビウオ(アゴ)がメインで非常に美味しかったです

<間垣の里/大沢漁港>

港からの風景。港に沿った道路には間垣の家が並んでいます

朝の散歩で見かけた町の風景

同上

自動販売機も間垣の中にあります

高台から見た漁港と街並み

道に迷って山の中から見下ろした漁港と集落。家の瓦は全て真黒です

<輪島への道中>

釜滝

同上。上の部分が穴が空いた岩から落ちる水です

日本海の風景

同上

<輪島の朝市>

朝市の様子

同上

鮮魚屋

能登半島へ  その②   ~黒島/総持寺/夕陽など~ 

2019年05月28日 22時38分58秒 | 旅行/色々な風景
 能登金剛を終えてからは、総持寺を経由して宿泊地の輪島市大沢町に向いました。

 その道中で、リストアップしていなかったポイントですが、「輪島市黒島地区(重伝建)」という案内が目に入り、思わず車を停止させました。

 黒島地区は江戸時代に幕府の天領となり、北前船の船主、船頭の居住地として江戸時代後期から明治時代中期かけて栄えた地区で、2009年に「船主集落」で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されましたが、代表的な回船問屋旧角海家住宅を中心に、黒い屋根瓦に板壁の伝統的な家屋が特徴的でした。


 その後、総持寺祖院に向いました。
 總持寺祖院(そうじじそいん)は輪島市門前町門前にある曹洞宗の寺院で、山号を諸岳山といい、通称、能山(のうざん)あるいは岳山(がくざん)とも呼ばれます。

 かつての曹洞宗の大本山「總持寺」ですが、1898年に慈雲閣・伝燈院を残して伽藍の多くを焼失してしまい、1911年に本山の機能が横浜市へ移転した際に、移転先が「大本山總持寺」となり、能登の「總持寺」は「總持寺祖院」と改称され別院扱いとなったという歴史があるようです。

 由緒ある総持寺祖院は山門や庭園が改修中でしたが、その他の伽藍などは拝観できましたので、急ぎ足で拝観して宿泊地に向いましたが、途中で男女滝(なめたき)という面白い滝を見ました。

 予約していた旅館がある輪島市大沢地区は「間垣の里」と呼ばれていて、各家の周りに暴風の為に竹の垣を張り巡らした「間垣」が現存している事で有名で、旅館もこの間垣に囲まれている独特の景観でした。

 この様子は、改めて明日のブログで紹介するとして、生憎というか、運良くと言うべきか、この日の宿泊予約は我々夫婦だけだったので、先ず風呂に入った後、食事を少し遅らせて貰って、直ぐ前の海岸まで夕陽を眺めに行きました。

 雲一つない好天気だったので、夕陽は期待通りでしたが、日毎に日没時間が遅くなっており、この日は19時頃というので、海岸でゆっくりと日没を待ちました。
徐々に陽が低くなると共に、真っ赤な夕陽が空と海を染めて行く様は見事でした。(まさ)

<天領黒島地区>

運転中に見掛けた「輪島市黒島地区(重伝建)」の案内

旧角海家

同上

<総持寺祖院>

寺碑

経堂

伝燈院

放光堂の渡り廊下

法堂(大祖堂)

山門(正面側は工事中の為、裏側から)

仏殿。手前にある池を含めて庭園も工事中です

<総持寺⇒大沢町>

男女(なめ)滝。夏には子供たちが滑り降りるようです

段々と間垣の家が目立つようになりました

<大沢町での夕陽>

日没25分前 夕陽が段々と赤くなりました

日没15分前 海も空も真っ赤です

日没4分前 

いよいよ今日最後の眺めです