(もう、今日で5月もお終い、何時に間にか齢81歳となりましたが、もう少し頑張りましょう! 今日はツレアイの話題です)
先日知人から、近況報告の手紙と共に、身内の絵本作家さんが最近発刊された絵本が届きました。
絵本など見るのは本当に久しぶりで、一応目を通して、絵本の楽しさを感じたものの繰り返して読む気は起らず、どうしようかなあと思っていると、その知人からの文面に『声を出して本を読むのが、ボケ防止に繋がるようだ・・・』とあったのを思い出して、ツレアイに届けることにしました。
ツレアイが大好きな、スイカ(勿論、カット品のパックです)と共に、“声を出して読むように”とのメモをつけて届けました。
その後、施設のスタッフの方から、「良く本を手にして、嬉しそうに声を出して読んでおられますよ」との連絡もあり、ここ数年本はおろか新聞も読むことのなかったツレアイには、絵本なら声出しで読むことで少しは効果があるのだと思い、先日本屋に行って別の絵本を探しました。
どんな絵本が良いのか判らず、店員さんに「認知症の人に勧めたい本がありますか?」と質問するも、そのような客は居ないらしく少し怪訝な顔つきでしたが、経過を話すと嬉しそうな顔で一所懸命に探して3冊ほどを薦めてくれましたので、その内の1冊をゲット。
早速、ツレアイの施設に持って行ってやりましたが、もう一つ併せて持って行ったのは私が散歩の途中やテニスの合間に摘んで、押し花にした四葉のクローバーを額縁に入れたものでした。
私は園芸福祉のボランティア活動などで押し花を作った経験もあり、押し花を作るのには全く抵抗はなかったのですが、いざ額縁に入れてツレアイに届けるとなると少し照れ臭い面はありました。
しかし、これで少しでもツレアイが喜んでくれるならとの期待感もあり、イソイソと持参しました。
まだ面会制限があり、ツレアイの反応は直接には判りませんでしたが、近いうちにスタッフの人に聞いてみましょう。
兎に角、初めての絵本購入とツレアイに贈る押し花の作品作りでしたが、絵本については少し考えさせられることがありました。
(その①)
子供用の絵本については、出版社や本屋の店員さんも色々なノウハウがあると思うのですが、認知症の人を対象とした絵本選びのガイダンスみたいなものがあれば便利。
一口に認知症といっても、個々に症状が違うので、完全なものは難しいでしょうから大まかなものでも結構です。
(その②)
絵本って、結構高いものですね。ビックリしました。
あれだけ絵があり、発行部数が少なければ仕方ないのかも・・・
(その③)
普通、絵本といえば子供の成長に合わせて、漢字交じりとかストーリーの展開など、徐々に知能向上に合わせた選択になるのでしょうが、認知症の人に読ませるのには逆に徐々に文章の少ない絵だけのものになっていくのか? などと考えると少し悲しい思いもよぎりました。
(まさ)
頑張って作りました。四つ葉のクローバー5枚入り
(壊しても怪我がないように、ガラスではなくアクリル板です)