老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

カジノキの果実

2023年07月31日 19時22分47秒 | 散歩中に見かけた風景

 今日で7月も終わり、相変わらずの暑さですが、今日の最高気温予想が35℃と昨日までと比べて少し低いのと、ベランダに出ても雲が多い為か少し温度が低そうなので、思い切って久しぶりに河川敷へ。

 36℃と35℃では科学的に考えれば殆ど同じなのでしょうが、僅か1℃の違いが、心理的には大きく左右して、少し涼しいと感じるのですから不思議なものですね。人間って気分で生きる動物であることを実感しました。

 この時期は、余り花は期待できないので、デジコンと水筒だけを持っての外出でしたが、このような時に限りカメラを向けたくなるものが目につくのですね。


 先ずは、河川敷のいつも休憩している葉の形状が面白いカジノキの木陰で、ふと見上げると何やら赤い花のようなものが…
初めて見るものでしたが、形状からして花に違いないとパチリパチリ。

 帰宅後に調べて見ると、この赤い花のように見える丸いものは、花ではなくて、花披片と言って萼と花びらが区別できないものと子房の柄が肥大したもので、花被片の中の小さな粒が本当の果実で、熟した果実はとろりとした甘みがあって食べられるようです。

 また、カジノキ(クワ科)は雌雄異株で、開花時期は5月ごろらしいですが、花はだ見たことがないです。

 

 このカジノキの下は日陰になっていて、散歩中の人や小鳥たちも小休止していますが、今日は仲の良いハトの番いが非常に仲睦まじく寄り添っていて、独身の身には目の毒でした。


 また、帰り道にある花壇では余り目にしない、ジャイアント・スカビオサ(セファラリア・ギガンフィア、マツムシソウ科)の花を目にしました。

いくら暑くても、元気な生物は頑張っています。思い切って散歩に出かけた甲斐がありました。


 先日受けた検査で大腸のポリープが見つかり、すこし大きそうで明日切除してもらうことになっています。

 内視鏡による手術で、今までに2回経験済みで、心配はしていませんが、念のために明日は病院に一泊することになっていますので、明日のブログはお休みです。(まさ)


カジノキ(クワ科)の赤い果実

同上 横にあるグリーンのものはまだ未熟のようです

同上

同上 まるで花の様です

(参考)カジノキの特徴ある葉

ハト 仲睦まじく

同上

同上

同上 気持ち良さそうにウットリしています


ジャイアント・スカビオサ(セファラリア・ギガンフィア、マツムシソウ科)

同上




言葉の語源など その(110) ~蒲 焼~

2023年07月30日 20時05分39秒 | 面白い言葉や語源など

 今日も余りの暑さ続きに、日曜日恒例のテニスについては、自己防衛のため自粛しました。

 この暑さの中で80過ぎのオジンがテニスをして体調を崩したりしたら、「アホやなぁ!」と言われるだけで、「よく頑張ったなぁ」と褒めてくれるような人はいないでしょう…

 所で、今日は土用の丑の日。最近はウナギは庶民には手が届かない高価なものになっていますが、せめて一夏に一回は食べたいので、私はこの日を外して買っておき冷凍庫に入れていたウナギを頂くようにしています。

 あまりの暑さに体力維持が頭にあり、昨日大きなステーキを食べたばかりで、2日続いての栄養満点の食事に少し躊躇いはありましたが、量を抑えてウナギも食べました。


 夏を乗り切るためのウナギという習慣は随分昔からあったようで、「万葉集」にも「石麻呂に吾れもの申す 夏痩せによしといふものぞむなぎとり召せ」という大伴家持の歌もあるようですし、事実ウナギにはビタミンAやビタミンB群など、疲労回復や食欲増進に効果的な成分が多く含まれているようで、夏バテ防止にはピッタリの食材らしいです。

 ウナギと言えば、蒲焼かこれを御飯の上にのせてタレをかけた鰻丼が定番です。

 ウナギは全国各地で収穫され、どこでも食べられた為か、ウナギの捌き方や焼き方には地方地方で少しずつ異なっているようですが、現在では蒲焼が一般的な食べ方でしょう。

 さて、このブログの主目的はこの「蒲焼」の語源についてですが、<語源由来辞典>などに拠ると、
江戸時代以前には、現在の蒲焼とは異なり、ウナギをぶつ切りにし、串刺しにして焼き、味噌や塩をかけて食べたようで、その形がガマの穂に似ているため、「蒲(ガマ)焼き」と呼ばれるようになり、それが次第に訛り、「蒲焼」と呼ばれるに至ったとされています。

 現在の「蒲焼」は、身の長い魚を開いて中骨を取り除き、串を打った上で、素焼きしてから濃口醤油、みりん、砂糖、酒などを混ぜ合わせた濃厚なたれをつけて焼く魚料理で、照り焼きの1種です。

 一般に「蒲焼」といえば「ウナギの蒲焼」を指すことが多いですが、サンマやイワシ、ニシンの蒲焼きの缶詰も普及しています。一方、高度成長期以前はナマズの蒲焼も多く食されましたし、他の食材としては、ハモ、アナゴ、ドジョウ、ムツゴロウ、カワヤツメなどが使われますし、変わり種としては、ナスやゆば、蛇類などもあるようです。(まさ)


今日の夕食 ウナギ蒲焼/コンニャク/ヒロウス煮物/キュウリ酢の物/干物

ヒロウスとハクサイの煮物

キュウリの酢の物  これはウナギではなく、昨日の残り物のアナゴです

ウナギ蒲焼  3切れだけにしました。

アオサ入り刺身コンニャク 酢味噌で頂きました

干物 和歌山産のバリコ(アイゴ)


〆は鰻丼 刻みウナギを載せたミニ丼です




暑さはステーキで乗り切ろう

2023年07月29日 20時24分01秒 | 自宅の様子(ベランダ/室内園芸)

 今日も朝から厳しい暑さ。

 お昼ごろにマッサージの予約をしていたので止むを得ず外出しましたが、都島交差点にある温度表示が39℃なのを見ると余計に暑さが募ってきました。

 マッサージを受けながら、冷蔵庫にステーキ肉があるのを思い出し、今日はステーキと決定。

 帰りにスーパーに立ち寄りましたが、主目的は朝用のパンの購入と、熱帯魚の水槽用の氷を貰う事。

 美味しそうな、細くて柔らかそうなグリーンアスパラが目に付いたので、序にゲット。

 帰宅後は、直ちに水槽に氷を入れてやり水槽温度の低下を目指しました。

 水槽用の小さな扇風機を受けてはいるものの、水循環用のモーターの熱で、水槽温度はかなり上がっていて、如何に熱帯魚とは言え大変そうなので、真夏は買い物のついでに保冷用の氷を貰ってきて水槽に入れてやりますが、直ぐに溶けてしまします。

 水槽のグッピーはまだ何とか生き永らえていますので、氷の効果はあるのだろうと思っています。

 

 夕食は予定通りに、ステーキ。

 と言っても、かってアルゼンチンにいた時の習慣で、ステーキで食べる時には350~450g程度は食べますので、家計との相談もありますが、霜降りの高級国産牛肉ではなく専ら輸入牛の肩ロースです。

 美味しそうな(安い??)のがあれば買っておいて冷凍庫に入れています。

 

 また、ステーキを食べる時には同量程度の野菜を摂るのが習慣になっていますので、今日もたっぷりの野菜も採りました。

これで今年の酷暑を何とか乗り切りましょう。(まさ)


交差点の温度表示  39度


熱帯魚の水槽に入った氷 魚も気持ち良いのか寄ってきています

今日の夕食。 先ず、サラダ/ワカメの酢の物/冷茶碗蒸し

サラダ

冷茶碗蒸し


メイン料理 ステーキと野菜 一つの皿に入りきらず2つとなりました

ステーキ 今日は450g たっぷりのニンニク片を乗せオロシタレで

野菜  ジャガイモとアスパラ

 


ややこしい日本語 その(38)   「魔逃れる」? 

2023年07月28日 19時55分54秒 | 面白い言葉や語源など

(今日も、異常ともいえる厳しい暑さで外出を控えていましたが、食糧品の買い物は欠かすわけにもいかず、昼前にスーパーに行って来ました。

 階段下の植込みの中に、日頃見かけないトンボを発見。余りの暑さに休んでいるようでしたが、オオシオカラトンボでした。

 またスーパーでは旨そうなタイのアラを見つけたので、今日はアラ炊き。他にも海産物沢山の食卓になりましたが、真夏の煮物も良いですね・・・)


 さて、今日の話題は、ややこしい日本語です。

 先日、友人からのメールで、「体調が悪くて検査を受けたが、何とか『入院は魔逃れた』・・・」との文面があり、「魔逃れる」という表現に少し違和感を覚えつつも、「(入院という)魔」から「逃れられた」という意味は十分に通じて腑に落ちたのですが、通常は「免れる」だがこのような表現もあるのかと思って調べてみました。

 しかし、私が調べた限りでは、「魔逃れる」という表現例は見当たりませんでした。

 とすると、この友人の造語力は凄いものだと、改めて感心しました。

 もし、「魔逃れる」という表現方法をご存知の方が居られれば、ご一報ください。(まさ)


団地内で見かけたオオシオカラトンボ

同上


今日の夕食  アラ炊き/焼ナス/オクラ/ワカメ酢の物/メザシ

タイのアラ炊き

焼ナス

オクラ 端の方にメザシも見えています

ワカメとアナゴの酢の物


言葉の語源など その(109)  しこたま/たんまり/たらふく

2023年07月27日 19時38分59秒 | 面白い言葉や語源など

しこたま:
 “たくさん、どっさり”、という意味の言葉で、人や物・仕事などが大量にあることを言います。

 私が主にこの言葉を使うのは、「(二日酔いになった時に)昨夜は、しこたま飲んだなぁ!」ですが・・・

 この語源は未詳のようですが、「どっさりためる」を意味する上方語「しこためる」が、江戸語で母音交代して「しこたま」になったと考えられています。

 また、もともと九州の方言で、「しこ」と「たま」が合成された言葉とする説もあります。

 「しこ」は「これしかない」などと使われる「しか」のことで、相撲の「四股」が当て字として使われていたこともあり、そのイメージから重さなどの量の意味が強まったようです。

 「たま」は「しこたま」と同様の意味で使われる「たんまり」が略されたものか、「貯める」の意味であろうと言われています。


 「たんまり」は同様に“沢山あるさま。非常に多いさま。どっさり”の意味で、「たんまり儲ける」「たんまり(と)貯め込む」のような使われかたをします、

 同じようなニュアンスの言葉に、「たらふく」がありますが、“腹いっぱいのこと”で、「足りる」や「足る」など、「十分になる」意味の動詞「足らふ(たらふ)」に、副詞語尾の「く」が付いたものとされています。

 飲食物を腹いっぱいに摂取する意味の「足らひ脹るる(たらひふくるる)」が転じたとする説もありますが、江戸中期には、たらふくが「飽き足りるほど」の意味で用いられ、飲食物に限定されていない例があるようです。

 漢字で「鱈腹」と書くことから、魚のタラの腹部が膨れていることや、タラが大変な大食漢であることに由来すると言われることが多いですが、「鱈腹」は当て字のようです。(まさ)